加賀町警察署
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神奈川県加賀町警察署 | |
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都道府県警察 | 神奈川県警察 |
管轄区域 | 横浜市中区北部 |
課数 | 8 |
交番数 | 4 |
駐在所数 | 0 |
所在地 |
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町203番地 |
位置 | 北緯35度26分36.4秒 東経139度38分36.8秒 / 北緯35.443444度 東経139.643556度座標: 北緯35度26分36.4秒 東経139度38分36.8秒 / 北緯35.443444度 東経139.643556度 |
外部リンク | 加賀町警察署 |
加賀町警察署(かがちょうけいさつしょ)は、神奈川県警察が管轄する警察署の一つ。
概要
[編集]横浜市警察部隷下、第一方面に属する神奈川県警察建制序列第一位の筆頭警察署であり、伝統と格式のある、県下で最も歴史の古い警察署の一つである。識別章所属表示はIA。
当署管轄区域内は神奈川県庁をはじめ横浜市役所、中区役所、横浜地方裁判所、横浜地方検察庁や警察本部を含む多くの官公庁舎及び企業ビルディングが建ち並ぶ、日本有数のオフィス街である一方、横浜スタジアムや横浜中華街、山下公園、元町商店街などの遊興、観光スポットの一面もみせる。管轄範囲は狭く、管内居住人口は県下各署に比べて少ないものの、労働人口及び観光客等の来訪により昼間帯の人口過密が著しい、国際都市「横浜」の中心部の治安を担っている(関内地区一帯は警察本部により歓楽街総合対策重点取締地区に指定されている)。中華街・朝陽門(東門)近くにある山下町交番は県下屈指の繁忙交番である。
管轄区域周辺ではしばしば各種デモ行進・パレード、国際マラソンや花火大会等の大規模警備実施事案が発生するため、当署には警備部直轄警察隊(管区機動隊)が配備されている。
他の神奈川県警察施設として、当署向かいに刑事部科学捜査研究所が存在する。
庁舎は横浜中華街の中心に建つ。現庁舎は1926年に横浜生まれの建築家、貝塚良雄によって建設された旧庁舎のデザインを復元し、新築されている。なお、警察署名の「加賀町」は1879年から1899年の間外国人居留地に設けられた町名であり、地名としては現存していない。
所在地
[編集]- 神奈川県横浜市中区山下町203番地
管轄区域
[編集]- 横浜市中区のうち
沿革
[編集]- 1877年1月25日 - 堺町警察署を開設。
- 1878年2月 - 横浜区内6警察署を統合して、横浜堺警察署に改称。
- 1882年7月1日 - 横浜警察署に改称し、同署内に居留地警察署を開設。
- 1893年12月1日 - 居留地警察署を加賀町警察署に改称。
- 1943年5月5日 - 横浜臨港警察署に改称。
- 1945年6月18日 - 加賀町警察署に改称。伊勢佐木警察署を統合。
- 1946年9月 - 伊勢佐木警察署を分離。
- 1948年3月7日 - 警察法の公布に伴い、自治体警察として横浜市警察が発足。横浜市加賀町警察署になる。
- 1955年7月1日 - 神奈川県警察が横浜市警察を統合したことに伴い、神奈川県加賀町警察署となる。
- 1996年3月19日 - 現庁舎が落成。
- 2019年4月1日 - 新山下交番が廃止され、元町交番へ統合される。
組織
[編集](8課体制)
- ※「神奈川県警察の組織に関する規則(昭和44年神奈川県公安委員会規則第2号)」を参考にした。
交番
[編集]廃止・一時廃止された交番
[編集]- 新山下交番 中区新山下一丁目13番13号 - 2019年3月31日元町交番へ統合され廃止
- 尾上町交番 中区尾上町2丁目25番地 - 2024年9月30日閉鎖(関内駅前地区の再開発に伴う一時廃止[1])。
警備派出所
[編集]- 山下公園臨時警備派出所(夏期花火大会時に臨時開設される。)
自動車ナンバー自動読取装置(Nシステム)
[編集]- 中区横浜公園(一般市道)
過去の重大事件・事故
[編集]脚注
[編集]- ^ “加賀町警察署協議会 令和6年4月19日 議事概要” (PDF). 2024年11月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年11月23日閲覧。
関連項目
[編集]- 貝塚良雄 - 神奈川県横浜市出身の建築家。旧庁舎のデザインを手がける。代表作にサハリン(南樺太)にある樺太庁博物館(現:サハリン州郷土博物館)など。
- ドラマ「あぶない刑事」シリーズの舞台となる港警察署の活動範囲は当署管内と一致する。
- 特撮ドラマ「宇宙刑事ギャバン」第23話において、ギャバンが逮捕された友人の大山小次郎を迎えに行くシーンで本署旧庁舎が確認できる。