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勢陽五鈴遺響

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

勢陽五鈴遺響(せいようごれいいきょう)は、江戸時代末期の1833年(天保4年)に完成した伊勢国(現・三重県)に関する地誌。略して五鈴遺響とも称する。

概要

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伊勢国山田古市(現・三重県伊勢市古市町)の郷土史家である安岡親毅1758年 - 1828年)が編纂、没後は妻である安岡八千女が引き継ぎ補修し、門人である増井惟休、中西正稻等の校正を経て完成する。寄稿から完成までに約50年を費やした。

江戸時代以前の伊勢国各地の歴史・地理が詳細に記されており、三重県内の郷土資料に数多く引用されている。

明治以降、活字化されたものが何度か出版されている。

内容

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「首之巻」(総論)から始まり、各郡毎の説明が続く。各巻の副題は以下の通り。

参考文献

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  • 『勢陽五鈴遺響』(全5巻、 著者:安岡親毅、校訂:倉田正邦、発行所:三重県郷土資料刊行会、発行年:昭和50年から昭和53年まで)
  • 『三重先賢傳』(玄玄荘 昭和6年発行の復刻版、昭和56年11月30日発行、著者:浅野松洞、発行者:斎藤勝己、発行所:東洋書院)
  • 『伊勢度会人物誌』(度会郷友会 昭和9年発行『度会人物誌』の校訂版、昭和50年8月31日発行、校訂者:川端義夫、発行所:伊勢印刷工業)