勤式指導所
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勤式指導所 | |
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所在地 | 京都市下京区堀川通花屋町下ル |
位置 | 北緯34度59分35.5秒 東経135度45分7.2秒 / 北緯34.993194度 東経135.752000度 |
公式サイト | 勤式指導所―浄土真宗本願寺派 |
勤式指導所(ごんしきしどうしょ)とは、浄土真宗本願寺派が西本願寺の境内(門徒会館)に設置している勤式(尊前において行う勤行、儀式作法)の練習・研究及び育成指導などを行う施設である。
概要
[編集]浄土真宗本願寺派の勤式の指導及び普及、勤式講習会の開催、研究生及び練習生の育成指導、勤式に関する声明集その他の文章に関する事、勤式指導員に関する業務などを行なっている。
設置課程
[編集]勤式研究生及び練習生の育成指導の為、以下の課程を設置している。
練習生課程
[編集]- 定員 50名程度
- 講義内容 声明・正信偈・礼讃・読物・作法・法式故実・声明講讃・実践運動・法要行事の実習他
- 応募資格 本願寺派僧侶、満20歳以上、当所練習生課程未修了者。
- 練習生課程修了試験合格者は本人の願い出により、法務員資格試験を免除される。
研究生課程
[編集]- 定員 50名程度
- 講義内容 声明・正信偈・礼讃・読物・作法・雅楽・法式故実・声明講讃・法要行事の実習・雅楽実習他
- 応募資格 本願寺派教師を有する者、法務員資格試験合格者、当所研究生課程未修了者。
- 研究生課程修了試験合格者は本人の願い出により、特別法務員資格試験を免除される。
沿革
[編集]- 1880年(明治13年) - 西本願寺第21世法主大谷光尊、大津三井寺山内の光浄院に梵唄練習場を開設
- 1881年(明治14年) - 練習場を本願寺奉仕局内へ移転する事が決定、阿弥陀堂北側の旧学林の建物を永春館跡に移築し、その竣工まで大谷本廟茶所に仮説
- 1887年(明治20年) - 西本願寺内の結衆詰所を勤式練習場とする
- 1922年(大正11年) - 西本願寺に勤式練習所を開設
- 1949年(昭和24年) -「竜谷勤行要集」を発行
- 1949年(昭和24年) -勤式指導所規程が定まり、勤式練習所から勤式指導所に改称
- 1952年(昭和27年) -「新制勤行聖典」を発行
- 1952年(昭和27年) -研究生課程を設置
- 1954年(昭和29年) -「声明集解説」を発行
- 1972年(昭和47年) -「浄土真宗本願寺派檀信徒勤行経典」を発行
- 1978年(昭和53年) -「龍谷勤行要集(改訂第2版)」を発行
- 1986年(昭和61年) -「浄土真宗本願寺派葬儀規範勤式集」を発行
- 1996年(平成 8年) -「表白集(蓮如上人500回遠忌法要記念)」を監修
- 1999年(平成 9年) -「浄土真宗本願寺派 法式規範」を発行
- 2001年(平成11年) -「龍谷勤行要集(改訂第3版)」を発行
- 2003年(平成15年) -「勤式集 : 浄土真宗本願寺派」を発行
- 2005年(平成17年) -「浄土真宗本願寺派法式規範 別冊」を発行
- 2007年(平成19年) -「浄土真宗本願寺派 法式規範(増補版)」を発行
- 2007年(平成19年) -「葬儀勤行集 : 浄土真宗本願寺派」を発行
- 2008年(平成20年) -「西本願寺在家勤行 お経CD」を読誦、発行
- 2009年(平成21年) -「浄土真宗本願寺派葬儀規範」を発行
- 2024年(令和6年) ‐門徒会館の閉所により廃止同年より「中央仏教学院 研究科勤式課程」 が新設
住所
[編集]- 〒615-0091 京都市右京区山ノ内御堂殿町27
参考文献
[編集]- 国立国会図書館「国立国会図書館サーチ」(NDL Search): 2013年6月9日閲