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勾当台通

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1984年度(昭和59年度)撮影の国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
仙台市地下鉄南北線の建設に伴い、既存の勾当台公園を突っ切る形で東二番丁通との間のクランク解消工事が実施された当道南端付近。
クランクが解消され、東二番丁通と直線的に繋がった当道南部(2012年5月)。

勾当台通(こうとうだいどおり)は、宮城県仙台市青葉区勾当台公園前から通町2丁目交差点までを南北に走る道路の通称である。旧国道4号。路線の名称は仙台市の歴史的町名等活用推進事業により制定された。江戸時代に狂歌師の花村勾当が住む高台が勾当台と呼ばれ、その西側にある南北道路が勾当台通と称されたことが路線名の由緒である[1]

江戸時代には「こどのでえどうり」[2]、戦前には「こうとうのだいとうり」[3]と呼ばれていた[4]

概要

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定禅寺通を南端とし、北四番丁通りを北端とする短い道であったが、仙台市電・北仙台線の設置までに北側が北十番丁にまで新規延長された。

2016年3月までは、北四番丁を境に南は国道48号(片側3車線)、北は宮城県道22号仙台泉線(片側2車線)であった。

南端の定禅寺通との交差点は以前は丁字路であり、東二番丁通とはクランクとなっていたが、仙台市地下鉄南北線の新設に合わせ、1986年に勾当台公園を貫く経路に付け替えが行われ、東二番丁通と1本の道で繋がった。このため、仙台市役所付近でゆるやかにカーブして東二番丁通に接続している。

定禅寺通との交点(勾当台公園前)に勾当台通の南端を示す案内標識が掲示されているが、2018年現在、勾当台通の区間であるにもかかわらず「東二番丁通」と誤記される例がしばし見受けられる。

交差する道路

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  • 上側が南側、下側が北側。
交差する道路など 交差する場所 路線番号 起点から
(km)
国道286号東二番丁通福島方面
国道45号定禅寺通 <定禅寺通> 無名交差点[5] 国道48号 0.0
北四番丁通上杉方面 国道48号<北四番丁通>山形方面 二日町 県道22号
県道22号仙台泉線 昭和町方面 木町方面 通町2丁目 -

脚注

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  1. ^ 道路の通称として活用する歴史的町名の由来(《勾当台通》)(仙台市)2023年11月25日閲覧。
  2. ^ 要説 宮城の郷土誌 (続) (PDF)仙台市民図書館 編、1992年6月30日 発行、ISBN 4-8323-0056-3) p.138 『43.「こどのでえどうり」とは』
  3. ^ 仙台風俗志(鈴木省三 著、1937年3月5日 発行 - 国立国会図書館デジタルコレクション) p.49 『勾當臺通』
  4. ^ 現代仮名遣いでは「とうり」は「とおり」と書く。
  5. ^ 勾当台公園前、通称東二番丁定禅寺通交差点

関連項目

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外部リンク

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