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北小島 (沖縄県石垣市久場島付近)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
北小島
外交紛争のある島
久場島の写真。北にある島が北小島。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成(1978年)
地理
所在地東シナ海
座標北緯25度55分44.2秒 東経123度40分53.9秒 / 北緯25.928944度 東経123.681639度 / 25.928944; 123.681639
所属群島尖閣諸島
実効支配
 日本
大字沖縄県石垣市登野城尖閣
領有権主張
 日本
大字沖縄県石垣市登野城尖閣
 中華民国
台湾省宜蘭県頭城鎮大渓里
 中華人民共和国
台湾省宜蘭県[注釈 1]
人口統計
人口0人(無人島)

北小島(きたこじま)は、尖閣諸島久場島の北にある無人島である。日本実効支配し、中華人民共和国及び中華民国も領有権を主張している。日本の行政区分では沖縄県石垣市に属する。

概要

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日本の排他的経済水域(EEZ)の基点となる島である。EEZの基点となるにもかかわらず名称が不明であったが、2012年1月16日、日本政府は本島を含む39のEEZの基点となる無名の無人島について、地元自治体などに呼称を照会した上で、同年3月末までに命名する方針を示した[1]

同年1月30日には、そのうち本島の名称が北小島に内定したと報じられ[2][3]3月2日には内定通りに名称が決定したことが発表された[4]。また、本島と同時に、久場島付近の他の2島も北東小島北西小島と命名され、大正島付近にある無名島のひとつも本島と同名の北小島と命名された[4]電子国土ポータルにおいては決定した名称が記載されており、紙ベースの地図については版の更新に合わせて順次名称を掲載していく予定[4]

なお、尖閣諸島には、すでに他に同諸島の主島である魚釣島付近に北小島という無人島があり、今回の命名により、同諸島内には計3つの北小島が存在することになる。魚釣島から見て、魚釣島付近の北小島は東南東約3キロメートル、久場島付近の北小島(本項の北小島)は北東約30キロメートル、大正島付近の北小島は東北東約110キロメートルにそれぞれ位置する。

さらに、今回の命名では、石川県輪島市舳倉島付近の島、沖縄県久米島町硫黄鳥島付近の島も北小島と命名される予定とされたが[3]、地元自治体への確認の結果、舳倉島付近の島については小瀬と命名された[4]

本島を含む尖閣諸島は、日本領有し実効支配しているが、中華人民共和国及び中華民国も領有権を主張している。中国では、上虎牙岛と呼ばれる。

脚注

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注釈

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  1. ^ ただし中華人民共和国の主張としては、当該地域は中華民国(中華人民共和国に属する台湾省)が実効支配している地域であり、行政権は中華人民共和国の直轄ではなく、中華人民共和国に属する「台湾省」に存在するとしている。詳しくは台湾省 (中華人民共和国)を参照。

出典

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