北村暁夫
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北村 暁夫 (きたむら あけお、1959年 - )は、日本の歴史学者。日本女子大学文学部教授。専門は、イタリア近現代史、移民史。
略歴
[編集]学歴
[編集]- 1982年 東京大学文学部卒業(西洋史学専修課程)
- 1985年 東京大学大学院人文科学研究科西洋史学専門課程修士課程修了
職歴
[編集]受賞歴
[編集]- 1998年 『マフィアの歴史』の翻訳で第7回ピーコ・デッラ・ミランドラ賞
著書
[編集]単著
[編集]- 『ナポリのマラドーナ――イタリアにおける「南」とは何か』<ヒストリア20>(山川出版社、2005年)
- 『亡命と移民の間で――歴史のなかの移動とネットワーク』(桜井書店、2007年)
- 『イタリア史10講』(岩波新書、2019年)
共著・共編著
[編集]- (大津留厚・山田史郎・藤川隆男・柴田英樹・国本伊代)『近代ヨーロッパの探求(1)移民』(ミネルヴァ書房、1998年)
- (小谷眞男)『イタリア国民国家の形成――自由主義期の国家と社会』(日本経済評論社、2010年)
- (伊藤武)『近代イタリアの歴史――16世紀から現代まで』(ミネルヴァ書房、2012年)
- (田中ひかる)『近代ヨーロッパと人の移動――植民地・労働・家族・強制』(山川出版社、2020年)
- (中嶋毅)『近現代ヨーロッパの歴史――人の移動から見る』(放送大学教育振興会、2022年)
論文、解説
[編集]- 「イタリア自由主義期における移民と植民」『歴史学研究』(1990年)
- 「北イタリア・ビエッラからの移民に関する一考察」『クリオ』(1992年)
- 「南イタリア・カラーブリア州における移民と農業」『社会経済史学』(1993年)
- 「移民における家族の戦略」『思想』(1994年)
- 「シチリアにおける移民とマフィア」『ふびと』(1996年)
- 「日常的実践としての移民」『思想』(2000年)
- 「ニューオーリンズのシチリア移民」『史学雑誌』
- 「ヨーロッパ移民史研究の射程」『歴史評論』(2002年)
翻訳
[編集]- サルヴァトーレ・ルーポ(it:Salvatore Lupo)『マフィアの歴史』(白水社、1997年)
- ピエロ・ベヴィラックワ『ヴェネツィアと水――環境と人間の歴史』(岩波書店、2008年)