コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

北陸鉄道山代線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
北陸鉄道 山代線
概要
現況 廃止
起終点 起点:河南駅
終点:新動橋駅
駅数 7駅
運営
開業 1911年3月5日 (1911-03-05)
廃止 1971年7月11日 (1971-7-11)
所有者 山代軌道→温泉電軌北陸鉄道
使用車両 北陸鉄道加南線#車両を参照
路線諸元
路線総延長 6.3 km (3.9 mi)
軌間 1,067 mm (3 ft 6 in)
過去の軌間 914 mm (3 ft
電化 直流600 V 架空電車線方式
テンプレートを表示
停車場・施設・接続路線(廃止当時)
山中線
exBHFq exABZq+r
0.0 河南駅
exBHF
1.3 山代駅
exBHF
2.0 山代東口駅
exBHF
3.0 宇和野駅
exSTRq exABZgr
連絡線 1962廃止
exBHF
4.3 庄学校前駅
exBHF
5.0 庄駅
exSTRr
6.3 新動橋駅
STRq
動橋駅 国鉄北陸本線
exSTR+r
片山津線 1965廃止

山代線(やましろせん)は、石川県河南駅新動橋駅を結んでいた鉄道路線である。地元の温泉旅館経営者達が中心となり馬車鉄道として開業し、温泉電軌をへて北陸鉄道に合併された。当初は当線のうち河南駅 - 宇和野駅間を連絡線、宇和野駅 - 新動橋駅間を動橋線と称していたが、連絡線の宇和野以遠と粟津線が廃止された後、1963年(昭和38年)7月19日に山代線に改称され、1971年(昭和46年)に全線が廃止された。

山中線片山津線とともに加南線と総称されていた。

路線データ

[編集]
  • 路線距離(営業キロ):6.3km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:7駅(起終点駅含む)
  • 複線区間:なし(全線単線
  • 電化区間:全線

歴史

[編集]
  • 1906年(明治39年)3月 山代温泉の旅館経営者の出資で山代軌道設立
  • 1911年(明治44年)3月5日 山代村(後の山代東口駅) - 動橋村(後の新動橋)間が開業(軌間914mm)
  • 1913年(大正2年)12月1日 温泉電軌に譲渡
  • 1914年(大正3年)
    • 10月1日 河南 - 山代東口間が開業(動力 電気)
    • 11月1日 山代東口 - 宇和野 - 粟津温泉間が開業 (動力 電気)
  • 1915年(大正4年)5月1日 宇和野 - 新動橋間(旧山代軌道線)を改軌電化
  • 1943年(昭和18年)10月13日 戦時統合により北陸鉄道
  • 1963年(昭和38年)7月19日 宇和野 - 新動橋間および河南 - 宇和野間を統合して山代線に改称
  • 1971年(昭和46年)7月11日 全線廃止

駅一覧

[編集]

駅名および所在地は廃止時点のもの。全駅石川県に所在。

凡例
列車交換 … ◇:交換可、|:交換不可
駅名 駅間キロ 営業キロ 接続路線 列車交換 所在地
河南駅 - 0.0 北陸鉄道:山中線 加賀市河南町
山代駅 1.3 1.3 加賀市山代温泉
山代東口駅 0.7 2.0 加賀市山代温泉
宇和野駅 1.0 3.0 加賀市上野町
庄学校前駅 1.3 4.3 加賀市庄町
庄駅 0.7 5.0 加賀市庄町
新動橋駅 1.3 6.3 国鉄北陸本線動橋駅
北陸鉄道:片山津線(動橋駅)
加賀市動橋町

参考文献

[編集]
  • 山本宏之「温泉電軌車両史」『鉄道ピクトリアル』No701、2001年、152-165頁
  • 渡辺均「温泉電軌の成立とその性格」『鉄道史学』No5、1987年、35-43頁

関連項目

[編集]