十年 Ten Years Thailand
十年 | |
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เท็นเยียส์ไทยแลนด์ Ten Years Thailand | |
監督 |
アーティット・アッサラット ウィシット・サーサナティアン シュンヤノン・シリポン アピチャートポン・ウィーラセータクン |
脚本 |
アーティット・アッサラット ウィシット・サーサナティアン シュンヤノン・シリポン アピチャートポン・ウィーラセータクン |
製作 |
カッタリーヤ・パオスリージャルーン ソーロット・スクッム アーティット・アッサラット 張 フェリックス 馬 ローレン |
音楽 |
チャッパウィット・テムニティグン アモンポン・メータークンナウット ウィウェガー |
撮影 |
サラン・スリーシンシャイ ピタイ・サミットスット ピシット・タンデシャーヌラック シャットシャイ・スバン |
製作会社 |
ポップピクチャー 185 フィルム コモンムフ テンヤェルスタジオ 吉本興業 フリーストーンプロダクション |
配給 | ゴールデンシーン |
公開 | 2018年12月13日 |
上映時間 | 95分 |
製作国 |
タイ 香港 日本 |
言語 | タイ語 |
『十年 Ten Years Thailand』(じゅうねん、英語: Ten Years Thailand)は、2017年制作、2018年公開のタイ王国のオムニバス映画。2018年の第71回カンヌ国際映画祭出品作品[1]。
概要
[編集]2015年に香港で公開された映画『十年』をもとに日本、タイ、台湾の国の若手映像作家がそれぞれの国の10年後を描く国際共同プロジェクトで、本作はタイ版となる[2]。
アピチャッポン・ウィーラセタクンが統括プロデューサーを勤め、アピチャッポン・ウィーラセタクンを含む4人の監督が、近年のタイの政情を反映した「近未来ディストピア」のエピソードを制作した[1]。香港版や日本版が若手監督によって各作品が作られたのに対し、タイ版は中堅どころの監督たちによって制作されている[3]。
タイでは2014年に軍事クーデターが行われて軍事政権が設立されている状況である。このため、本作の監督たちは香港版や日本版ほどには問題をストレートに表現することができず、メタファーとして観客に伝わるよう脚本に工夫がされている[4]。
2018年に日本で開催された第31回東京国際映画祭においてワールド・フォーカスとして初公開され、同年12月には小規模ではあるがタイでの公開も行われた[4]。
各作品
[編集]この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
Sunset
[編集]- 監督
- アーティット・アッサラット
- あらすじ
- 表現の自由が厳しく規制された世界を舞台に、2人の若者の淡い恋模様を描く[1][3]。
Catopia
[編集]- 監督
- ウィシット・サーサナティアン
- あらすじ
- 猫人間に支配された社会で生活する人間の主人公が体験する物語を描く[1][3]。
上述のように問題点がストレートに表現されているわけではないが、映画評論家の久保田和馬は今後、多様化が進む社会情勢において直面することが良そうされる民族問題の暗喩であろうと推測している[3]。
Planetarium
[編集]上述のように問題点がストレートに表現されているわけではないが、映画評論家の久保田和馬はプラユット・チャンオチャ首相が推し進める軍事政権への批判の暗喩であろうと推測している[3]。
Song of the City
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f “十年 Ten Years Thailand”. 東京国際映画祭. 2019年1月10日閲覧。
- ^ “映画『十年 Ten Years Japan』総合監修に是枝裕和、杉咲花や國村隼ら出演”. ファッションプレス. (2018年8月31日) 2019年1月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g 久保田和馬 (2018年10月31日). “香港、日本、台湾に続く『十年』プロジェクト。タイ編は脳裏に焼きついて離れない、刺激的な問題提起”. Movie Walker. 2019年1月10日閲覧。
- ^ a b 藤えりか (2018年11月9日). “ファン・ビンビン事件後の萎縮を憂う 映画『十年』、中国本土版を目指す理由”. 朝日新聞Globe+. 2019年1月10日閲覧。
関連
[編集]- 十年 (2015年の映画) - 香港版
- 十年 Ten Years Japan - 日本版