千鳥屋総本家
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巣鴨店(現在は『千鳥屋宗家 巣鴨店』) | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒530-0047 大阪府大阪市北区西天満4丁目3番1号 |
設立 |
2016年6月 (創業:1630年) |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 3013301039034 |
代表者 | 原田季和 |
資本金 | 1000万円 |
純利益 |
0円 (2023年2月期)[1] |
純資産 |
994万8705円 (2023年2月期)[1] |
総資産 |
1000万円 (2023年2月期)[1] |
従業員数 | 300名 |
関係する人物 | 原田良康 |
千鳥屋総本家株式会社(ちどりやそうほんけ)は、かつて存在した日本の製菓業者。
歴史
[編集]千鳥屋の系列にある企業の1つで、千鳥屋を創業した原田政雄・ツユ夫妻の長男・原田良康が設立した企業。東京都豊島区駒込に1964年(昭和39年)に開店した「東京千鳥屋」が前身であり、1992年(平成4年)に「千鳥屋総本家」として株式会社化した[2]。
関東圏に店舗を展開していたが、2012年(平成24年)ごろから資金繰りが悪化し始め、2014年(平成26年)ごろに大口取引が打ち切られると一段と悪化し、2016年(平成28年)5月16日に東京地裁に民事再生法の適用を申請した[3]。負債総額は債権者約180名に対して約23億円[3]。同年6月に新旧分離を実施。良康は破産手続きを行なった。2代目社長には良康の娘の原田季和が就いた[2]。
神戸の中古車販売会社ジーライオングループの傘下となり、事業は新たに設立された千鳥屋総本家株式会社へ譲渡され、千鳥屋総本家株式会社は2016年8月24日に(新)千鳥屋総本家株式会社へ商号変更された。(旧)千鳥屋総本家株式会社は2016年8月22日にTB管理株式会社へ商号変更され、本社を東京都千代田区丸の内へ移転した[4]。2022年までに、事業譲渡された中古車販売会社であるジーライオングループはのちに千鳥屋関連事業を廃業し、全店閉鎖した。
良康は総本家の経営から退いた後、妻で元専務の原田万紗子(立花寛治の曾孫)とともにツユの別荘がある糸島市に転居し、「千鳥屋糸島別荘」の屋号で食品販売をしている[5]。
沿革
[編集]これ以前の沿革は、千鳥屋#沿革を参照。
- 1964年(昭和39年) - 千鳥屋が東京都豊島区に「東京千鳥屋」を出店。
- 1992年(平成4年) - 千鳥屋総本家を設立。不動産売買・賃貸業を目的に東京千鳥屋ビル株式会社を設立。
- 2009年(平成21年) - 原田良康が所有していた豊島区駒込の本店ビル及び川口工場、蕨工場の不動産を東京千鳥屋ビルが買取[3]
- 2014年(平成26年) - 東京千鳥屋ビル株式会社が(旧)千鳥屋総本家株式会社を吸収合併し、東京千鳥屋ビルの商号を千鳥屋総本家(2代)へ変更。
- 2016年(平成28年)
- 5月 - 東京地裁に民事再生法の適用を申請。
- 6月 - 新旧分離を実施。事業を新たに設立された千鳥屋総本家株式会社(新社)へ譲渡。
- 8月 - 千鳥屋総本家株式会社(旧社)を千鳥屋総本家株式会社(新社)へ商号変更し、同時に千鳥屋総本家株式会社(旧社)はTB管理株式会社へ商号変更。
- 2019年(令和元年) - 板橋工場閉鎖、廃業。
扱っていた主な商品
[編集]- 和菓子
- 洋菓子
- チロリアン
- フィルデン
- フィナンシェ
- モンドセレクション
閉鎖した工場
[編集]廃業に伴い、すべての工場が閉鎖された。
脚注
[編集]- ^ a b c 千鳥屋総本家株式会社 第26期決算公告
- ^ a b 「東京の千鳥屋」が民事再生へ(1)~発祥は飯塚市ネットアイビーニュース、2016年05月17日
- ^ a b c “千鳥屋総本家(株)”. 東京商工リサーチ (2016年5月16日). 2022年6月11日閲覧。
- ^ TB管理株式会社国税庁法人番号公表サイト
- ^ 糸島人~千鳥屋糸島別荘 原田万紗子さん 自家栽培の甘夏で作ったジャムがマーマレード世界大会で銅賞に!広報いとしま、糸島市、2019年6月1日号