南三陸シーサイドパレス
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南三陸シーサイドパレス | |
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所在地 | 宮城県気仙沼市 |
座標 | 北緯38度46分14.4秒 東経141度30分49.2秒 / 北緯38.770667度 東経141.513667度 |
住所 | 本吉町中島 |
開業 | 1972年(昭和47年) |
閉鎖 | 1980年代 |
面積 | 約3ha |
南三陸シーサイドパレス(みなみさんりくシーサイドパレス)は、かつて宮城県本吉郡本吉町(現在の気仙沼市本吉町中島)の旧小泉村域にあったレジャー施設である。
概要
[編集]1972年(昭和47年)、旧小泉村の三陸海岸沿いに、東京の株式会社東北建設(代表は同村出身者)が3階建てのホテルを備えた遊園地としてオープンした[1]。遊園地のアトラクションは、ボウリング場、メリーゴーランド、ゴーカート、観覧車、スカイジェット、コーヒーカップなどがあった。
1975年(昭和50年)11月に和光建設(東京都)に買収された後[2]、1977年(昭和52年)12月11日には津谷川を挟んで向かい側に気仙沼線・陸前小泉駅が開業してアクセスの改善があったものの、消防法の改正により改修費用が膨大になることがわかり、それを機会に1987年(昭和62年)に閉鎖された。
閉鎖後に遊園地の遊具類は撤去されたが、ホテルの建物は残っていた。また、近くの小泉海水浴場はサーフスポットとして県内及び近郊のサーファーが訪れていた。
2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の際には地盤沈下および20m級の大津波の直撃を受け、周囲の松林と小泉海水浴場は消滅し、建物が新たな海岸線から太平洋(小泉湾)にせり出した形となった。しかし倒壊の危険性が高いことから2015年(平成27年)5月19日に建物の解体決定が報じられ[3]、同年6月下旬に取り壊された[4]。
脚注・出典
[編集]- ^ 海辺の記憶 気仙沼・小泉 サケ、藩制期から特産に(河北新報 2013年11月13日)
- ^ 会社概要 沿革(和光建設株式会社)
- ^ 福岡麻子 (2015年5月19日). “南三陸シーサイドパレス解体へ”. KRA BLOG. 一般社団法人 気仙沼復興協会. 2016年11月18日閲覧。
- ^ “海水につかったホテル、遺構に選定されず解体へ”. 読売新聞 (読売新聞社). (2015年6月8日) 2016年11月18日閲覧。