原泰久
はら やすひさ 原 泰久 | |
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生誕 |
1975年6月9日(49歳) 日本・佐賀県三養基郡基山町 |
国籍 | 日本 |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 1999年 - |
ジャンル |
青年漫画 歴史漫画 |
代表作 | 『キングダム』 |
受賞 | 第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞(『キングダム』) |
原 泰久(はら やすひさ、1975年〈昭和50年〉6月9日 - )は、日本の漫画家。男性。佐賀県三養基郡基山町出身。血液型A型。
現在『週刊ヤングジャンプ』で『キングダム』を連載中。福岡県在住[1]。
経歴
[編集]東明館高等学校[2]を経て九州芸術工科大学(2003年に九州大学に統合)入学[1]。
大学3年生の頃、漫画家を志す[3]。
1997年、第36回ちばてつや賞ヤング部門にて「上田君の退化論」が期待賞を受賞。
1998年、九州芸術工科大学画像設計学科を卒業。同大学大学院に入学。
1999年、第40回ちばてつや賞ヤング部門にて「於兎松」が準大賞を受賞、同作が『別冊ヤングマガジン』に掲載されデビュー。
2000年、九州芸術工科大学大学院修士課程、情報伝達専攻 修了。その後、富士通九州システムエンジニアリングにシステムエンジニアとして入社する(その後、3年間勤めて27歳頃に退社)。
2003年、第23回ヤングジャンプ月例MANGAグランプリにて「覇と仙」が奨励賞を受賞。
2006年、『週刊ヤングジャンプ』9号より「キングダム」の連載を開始。
2012年、NHK BSプレミアムにて「キングダム」がテレビアニメ化される[4]。
2013年、第17回手塚治虫文化賞にて「キングダム」がマンガ大賞を受賞[5]。同年、出身地である基山町にて町内初のふるさと大使に任命される[6]。
2020年、7月にタレントの小島瑠璃子との交際が報じられる。原側は沈黙を貫いたが小島は自身が出演するラジオで交際を認める[7]。9月3日にTwitterで同年3月に離婚していたことを明かした。元妻との間には子供が3人いる[8]。
2023年、キングダムの累計発行部数が1億部を突破。
エピソード
[編集]原は、インタビュー記事[11]で「キングダムは会社員経験そのもの」と自ら語っている。曰く、原は大学院を卒業後にシステムエンジニアとして会社で働いた。そこでは、チームごとにそれぞれ仕事の役割分担があり、有機的に動いて仕事が進められる。ある日、先輩のプログラマーが退職して、原が一人でプログラミングを担当することになった。原はそのために業務過剰に追い込まれてミスを犯し、会社に大きな損失を与えてしまう。しかし、会議の場で上司は原ではなく重役に対して怒り、原を守ってくれた。原もそういった経験によって、作品に厚みが出たと語っている。
作品リスト
[編集]連載
[編集]- キングダム(『週刊ヤングジャンプ』、2006年9号 - )
- キングダム総集編 1 無名の少年(2010年7月27日、再版:2012年6月5日)
- キングダム総集編 2 王都の奪還(2010年8月10日、再版:2012年6月27日)
- 公式ガイドブック 英傑列紀(2012年8月17日)
- キングダム THE ANIMATION 王と剣(原作:原泰久、著:久麻當郎)(2012年9月19日)※小説
- キングダム THE ANIMATION 初陣(原作:原泰久、著:久麻當郎)(2012年11月19日)※小説
- キングダム THE ANIMATION 大将軍(原作:原泰久、著:久麻當郎)(2013年4月4日)※小説
- 公式ガイドブック 覇道列紀(2016年1月19日)
- 『キングダム』で学ぶ乱世のリーダーシップ(原作:原泰久、著:長尾一洋)(2016年3月25日)※ビジネス書
読切
[編集]- 於兎松(『別冊ヤングマガジン』No.1、1999年)※未収録
- 仙子記(『別冊ヤングマガジン』No.22、2001年)※未収録
- 金剛(『ヤングジャンプ増刊 漫革』Vol.36、2003年)※総集編1収録
- 馬酒兵三百(『ヤングジャンプ増刊 漫革』Vol.37、2004年)※総集編1収録
- 李牧(『週刊ヤングジャンプ』2004年18号)※総集編2収録
- 蒙武と楚子(『週刊ヤングジャンプ』2005年1号)※総集編2収録
- キングダム番外編(『週刊少年ジャンプ』2013年24号)※覇道列紀収録
アニメ化作品
[編集]実写化作品
[編集]- キングダム(2019年4月19日公開、監督:佐藤信介、東宝 / ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント共同配給)※黒岩勉、佐藤信介と共同で脚本も担当
- キングダム2 遥かなる大地へ(2022年7月15日公開)※黒岩勉と共同で脚本も担当
関連人物
[編集]師匠
[編集]アシスタント
[編集]テレビ出演
[編集]- SWITCHインタビュー 達人達 「原泰久(漫画家)× シブサワ・コウ(ゲームデザイナー)」(2016年5月28日、NHK Eテレ)
- 情熱大陸(2016年10月30日、MBS)
- 日立 世界・ふしぎ発見! 1500回シリーズキングダムの世界(2019年1月12日、TBS)
脚注
[編集]- ^ a b “松山洋氏、『キングダム』作者・原泰久氏による対談の模様をリポート 人気連載漫画制作の裏側に迫る【KYUSHU CEDEC】”. ファミ通.com (2015年10月18日). 2018年4月3日閲覧。
- ^ “「キングダム」原泰久氏も母校東明館の甲子園初出場に喜び/佐賀”. 日刊スポーツ (2021年7月25日). 2021年7月25日閲覧。
- ^ “原泰久「キングダム」特集・インタビュー (1/5)”. コミックナタリー (ナターシャ) 2018年4月3日閲覧。
- ^ “キングダム”. NHKアニメワールド. NHK. 2024年2月14日閲覧。
- ^ “手塚治虫文化賞:朝日新聞社インフォメーション”. www.asahi.com. 2021年2月2日閲覧。
- ^ “原泰久さん、基山町ふるさと大使へ”. 基山町 (2013年7月18日). 2024年2月14日閲覧。
- ^ “小島瑠璃子 漫画家・原泰久氏との交際報道に「もうその通りです」ラジオで語る”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2020年8月8日) 2023年11月30日閲覧。
- ^ “こじるりと熱愛の「キングダム」作者・原氏、離婚は今年3月だったと認める”. デイリースポーツ online (2020年9月3日). 2021年4月12日閲覧。
- ^ “こじるり 「キングダム」作者原泰久氏と破局 交際1年 遠距離すれ違い コロナで往来難しく”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2021年6月28日) 2023年11月30日閲覧。
- ^ “こじるり 自ら破局明かした 6月上旬収録の関西ローカル番組で「これから仕事頑張ります」”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2021年6月29日) 2023年11月30日閲覧。
- ^ “「キングダムは会社員経験そのもの」作者・原泰久氏 漫画『キングダム』原泰久氏に聞く”. NIKKEI STYLE (2019年3月28日). 2020年8月27日閲覧。
外部リンク
[編集]- HaraYassa(原泰久) (@HaraYassa) - X(旧Twitter)