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去れよ、去れよ、悲しみの調べ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『去れよ、去れよ、悲しみの調べ』
梶芽衣子スタジオ・アルバム
リリース
録音

1974年7月~8月

テイチク会館スタジオ、モウリスタジオ
ジャンル ソフト・ロック
時間
レーベル
プロデュース すゞきまさかつ
梶芽衣子 アルバム 年表
男・女・こころの哀歌
(1974年)
去れよ、去れよ、悲しみの調べ
(1974年)
きょうの我が身は……
(1975年)
『去れよ、去れよ、悲しみの調べ』収録のシングル
  1. 「この新しい朝に / 雨の夜あなたは」
    リリース: 1974年11月25日 (1974-11-25)
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去れよ、去れよ、悲しみの調べ』は、梶芽衣子が1974年11月25日にテイチクレコードから発表したスタジオ・アルバム

概要

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主に自身主演作の主題歌でヒットを飛ばしたが、その中でリリースされたコンセプト・アルバム。

大野克夫、かまやつひろし、松任谷正隆らが作編曲を手がけ、シンガーズ・スリーがコーラス参加した全編ソフト・ロック仕様で、それまでの情念系歌謡とは一線を画す、ソフィストケートされた内容で統一されている。梶のヴォーカルも演歌的な節回しを封印、高めのキーで歌うことで別人のような歌唱法を体得し、女優・梶芽衣子のイメージを離れたシンガーとしての実力を発揮している[1]

エピソード

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松任谷正隆が参加した「不思議ね」「とりとめもない思い」(編曲と演奏で参加)が、自身がイメージするグルーヴが出ずにレコーディングは難航。ギターはまだ高校生だったChar(当時竹中尚人)、ベースとドラムがロックの大先輩だったが、この大先輩らとうまく噛み合わず途方に暮れていたところ、Charが「オレが話してきます」と二人を断ってくれ、別のドラマーとベーシストでレコーディングできた[2]

アートワーク

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アルバムのには以下のキャッチコピーが記載されている。

  • いま新しい朝がはじまる。芽衣子の華麗なる世界

収録曲

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Side A

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  1. 〜新しい日々〜 – (0:46)
  2. 舟にゆられて – (2:58)
  3. 不思議ね – (3:13)
  4. うつろな風のある日 – (4:54)
    • 作詞・作曲:津坂浩、編曲:青木望
  5. 別れ話なんか – (2:39)
  6. 雨の夜あなたは – (5:55)
    • 作詞:なかにし礼、作曲:かまやつひろし、編曲:矢野立美

Side B

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  1. この新しい朝に – (4:27)
    • 作詩:津坂浩、作曲:道夕介、編曲:青木望
  2. 南風 – (3:14)
  3. 〜旅(セリフ)〜 – (0:49)
    • 作詩:津坂浩、作曲・編曲:矢野立美
  4. – (4:32)
    • 作詩:片桐和子、作曲:下田逸郎、編曲:矢野立美
  5. 朝の感情 – (3:55)
    • 作詩:平石暁、作曲:大野克夫、編曲:青木望
  6. 〜七日間(セリフ)〜 – (1:05)
    • 作詩:津坂浩、作曲・編曲:矢野立美
  7. とりとめもない思い – (3:52)
    • 作詩:浅木しゅん、作曲:大野克夫、編曲:松任谷正隆
  8. 〜元気よ(セリフ)〜 – (1:37)
    • 作詩:津坂浩、作曲・編曲:矢野立美

レコーディング・メンバー

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ミュージシャン

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スタッフ

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発売履歴

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発売日 レーベル 規格 規格品番 備考
1974年11月25日 テイチクレコード LP CF-58
2005年6月15日 ヴィヴィド、ウルトラ歌謡探偵団 CD VSCD-3471 オリジナル紙ジャケット仕様

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ きょう3月24日は、女優・梶芽衣子の誕生日。_大人のMusic Calendar_大人のミュージックカレンダー2021年2月16日閲覧。
  2. ^ 『僕の音楽キャリア全部話します』松任谷正隆、新潮社、2016年10月31日、ISBN-10: 4103504811、ISBN-13: 978-4103504818、64頁。