古川裕也
古川 裕也(ふるかわ ゆうや、1956年〈昭和31年〉 - )は、日本のエグゼクティブ・クリエイティブディレクター・クリエイティブディレクター・CMプランナー・コピーライター。
2022年に電通から独立。現在は、株式会社古川裕也事務所代表取締役・クリエーティブ・ディレクター。
人物
[編集]1980年電通入社。クリエーティブ局に配属。2005年度クリエイター・オブ・ザ・イヤーに選ばれる。[1] 同年、エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターに就任。2018年には、シニア・プライム・エグゼクティブ・プロフェッショナルに就任。2005年の味の素スタジアム「ハスキーな女たち」でアドフェスト・グランプリ、2010年にはJR九州「祝!九州」キャンペーンでカンヌライオンズフィルム部門金賞、アウトドア部門金賞、メディア部門銀賞を受賞するなど、ACC グランプリ、広告電通賞、D&AD、One Show、ニューヨークADC、メディア芸術祭など国内外で多数の賞を受賞。 また、D&AD賞[2] はじめカンヌ国際広告祭、N.Y.フェスティバル、AD FEST、ACCなど、国内外で審査員を歴任している。 [3]。2016年には日本人で初めてクリオ・フィルム部門審査委員長をつとめる。著書「すべての仕事はクリエーティブ・ディレクションである」、アドタイ・コラム「脳のなかの金魚」など執筆も多数。宣伝会議「古川裕也のクリエーティブ・ディレクション特別講座」講師、電通社内のクリエーティブ・ディレクター養成講座「New School」学長、日本大学芸術学部非常勤講師なども勤める。2020年には、デザイン、クリエイティブ業界に多大な貢献をした個人を讃える、D&AD賞の特別賞「President’s Award」を受賞した。
主な作品
[編集]広告
[編集]- 大塚製薬 ポカリスエット「Jump!」(2015) 「エール」「サンクス」(2016)「踊る始業式」「踊る修学旅行」(2017)「青ダンス」(2018) 「ガチダンスFES」(2019) 「Neo合唱」(2020) 「でも君が見えた」(2021)「羽はいらない」(2022)
- 九州旅客鉄道 九州新幹線全線開業「祝!九州」(2010)
- GINZA SIX ローンチ・キャンペーン「目抜き通り」(2017)
- 森ビル ブランド・ムービー「DESIGNING TOKYO」(2020)
- 森ビル 虎ノ門麻布台ブランド・ムービー「都市に生きる」(2019)
- リクルート「すべての人生がすばらしい」(2014)
- 宝島社 企業広告「死ぬときぐらい好きにさせてよ」(2016) 「敵は、嘘。」(2019) 「嘘つきは、戦争の始まり」(2019) 「ハンマーを持て。バカがまた壁をつくっている。」(2020) 「最後は勝つ。上がダメでも市民で勝つ。」(2020) 「暴力は、失敗する。」(2021) 「君たちは、腹が立たないのか」(2021) 「男でも、首相になれるの?」(2022)
- 日本経済新聞社:Woman Empowerment/Unstereotype Action「駄言辞典」 「Wellbeing Initiative」
- 国立競技場「Sayonara国立」イベント/「Future Ticket」(2013)
- 新国立競技場「Opening」セレモニー(2019)
- キリン:サッカー日本代表「香川真司:応援されるもの」(2013) 「遠藤保仁:Passer」(2014)
- 江崎グリコ「Smile!Glico」シリーズ
- アシックス2020キャンペーン「ぜんぶからだなんだ」(2019) 「Run for X」(2021)
- 三井住友銀行2020キャンペーン「八村塁:The Power to Believe」(2019) 「幾千ものシュート」(2019)
- 三井住友銀行:ラグビー日本代表「レジェンド」(2019)
- 民放連:リオ・オリンピック「人類はオリンピックを発明した」(2016)
- NHK2020プロジェクト・ムービー「私たちは、超えられる」(2021)
- マツコロイド・プロジェクト(2014)
- 日本スポーツ振興センター:BIG「10億円:真木よう子・堤真一」シリーズ(2013) 「10億円:西島秀俊と5人の証言者」シリーズ(2014)
- JCB「買い物は、世界を救う。」シリーズ(2010)
- Wowow:企業「もうひとつの世界」(2003)
- 味の素スタジアム 「ハスキーな女たち」(2004)
- 中央酪農会議「牛乳に相談だ。」キャンペーン(2005)
- タワーレコード 25周年「音楽には、人生を変える力がある。」(2004)他多数
作詞
[編集]- 大貫妙子「ロボットマーチ」
- Radio Heaven「ピエールとカトリーヌ」
著書
[編集]- 「すべての仕事はクリエーティブ・ディレクションである」
- アドタイ・コラム「脳のなかの金魚」
主な受賞
[編集]- 2005年度クリエイター・オブ・ザ・イヤー
- カンヌライオンズ 金賞・銀賞・銅賞
- ADFEST グランプリ・金賞・銀賞・銅賞
- ACC グランプリ・金賞・銀賞・銅賞
- ニューヨークADC 金賞・銀賞
- ギャラクシー賞 グランプリ
- アド・スターズ グランプリ
- カンヌライオンズ Regional Agency of the Decade Asia受賞(2020)
- D&AD President’s Awardをアジア人で初めて受賞(2020)
他多数