古林邦和
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古林 邦和(ふるばやし くにかず)は、1947年(昭和22年)鳥取県倉吉市生まれの小説家。広島大学文学部英文学科卒業。その後、北海道の公立高校で英語教諭、55歳で日本語教師としてベトナムへ移住。その後小説家として、本腰を入れた。中国短編文学賞[1]、とっとり文学賞など、数多くの文学賞を受賞している。
略歴
[編集]- 1947年、鳥取県倉吉市生まれ。
- 1973年、広島大学文学部英文学科卒業。[2]
- 1973年、北海道の公立高校英語教諭(北海道木古内高校、北海道古平高校、札幌市立開成高校、札幌市立山の手養護学校)
- 2002年、ベトナムへ移住し、サイゴン社会科学人文大学で日本語講師として勤務する傍ら、執筆作業を開始。
- 2005年、ベトナムより帰国、執筆活動に専念。
作品リスト
[編集]単行本
[編集]- 滅びゆくものの伝説ー創世記の人々 戯曲(1978年9月、渓水社 「林原雅史」名で著作)
- おとなの童話 ぼくが小さいのかもしれない(2007年4月、白馬書房)[1]
- 不思議な不思議なベトナムワールド - ベトナム人と日本人の三十の小さな物語 新風舎文庫(2003年4月、新風舎)[2]
- 熱帯に降る雨(2016年7月、新日本海新聞社)[3]
賞歴
[編集]- 2005年、第16回日本海文学大賞[3]佳作(北陸中日新聞主催)(『蛙殺し』)[4]
- 2006年、第3回福永令三児童文学賞金賞(福永令三児童文学賞事務局主催)(『おとなの童話 ぼくが小さいのかもしれない』)[4][5]
- 2007年、第17回東北北海道文学賞奨励賞(文芸東北新社内 東北北海道文学賞会議主催)(『白い夏』)[6]
- 2009年、第19回 東北北海道文学賞奨励賞(文芸東北新社内 東北北海道文学賞会議主催)(『パーボ・スロプタ』)[7]
- 2011年、さきがけ文学賞選奨賞(公益財団法人さきがけ文学賞渡辺喜恵子基金主催)(『和解』)[8]
- 2012年、 第44回中国短編文学賞 - ウェイバックマシン(2017年8月14日アーカイブ分)大賞(中国新聞主催)(『トマト』)[9]
- 2014年、NHK銀の雫文芸賞優秀賞(NHK厚生文化事業団主催)(『雨に打たれて』)[10]
- 2014年、さばえ近松文学賞2014優秀賞(近松の里づくり事業推進会議主催)(『シャル ウィー?』)
- 2016年、 第3回とっとり文学賞(新日本海新聞社主催)(『熱帯に降る雨』)[11][12]
- 2020年、 第42号鳥取文芸賞(一般財団法人 鳥取市社会教育事業団主催)(『蛇と飛ぶ』)[13]
- 2021年、 第15回北九州文学協会文学賞小説部門大賞(一般財団法人 北九州文学協会主催)(『傷痕』)
映画
[編集]- 1968年、「記録なき青春」(スタッフ)ー 広島を舞台に被爆二世の若者たちの青春を描くドラマ。白井更生脚本・監督の「ヒロシマ一九六六」でチーフ助監督をつとめた阿部孝男の第一回作品。出演は田村正和、真理アンヌほか。16ミリ。[14]