古閑の滝
表示
古閑の滝 | |
---|---|
古閑の滝(雌滝) | |
所在地 | 熊本県阿蘇市 |
位置 | 北緯32度55分18.3秒 東経131度8分40.4秒 / 北緯32.921750度 東経131.144556度 |
落差 | 100 m |
滝幅 | 20 m |
水系 | 白川水系古閑川 |
プロジェクト 地形 |
古閑の滝(こがのたき)は、熊本県阿蘇市にある滝。手軽に楽しむことのできる氷瀑として知られている。
概要
[編集]雄滝と雌滝からなり、落差はそれぞれ80m、100m。
ともに水量に乏しく、岩肌が湿る程度の貧弱な流れで目立たない。しかし北西の季節風の吹き付ける冬季(1月〜3月)になるとその姿を一変させ、
豪壮な氷瀑と化す。特に落差100mの全てが凍結する雌滝は圧巻で、その威容は阿蘇カルデラ内の随所から望まれる。
寒気が去り氷が緩むと、やがて落氷の音が麓の集落にまで響き渡るようになる。この音は地元では春の訪れを告げる風物詩として親しまれている。かつては滝氷を氷室に貯蔵し、夏季に病気の治療に利用したという[1]。
また、同じ阿蘇市内の仙酔峡には落差約6mの涸れ滝があるが、こちらも冬季に結氷し、裏見の氷瀑として知られる。
アクセス
[編集]- JR九州豊肥本線宮地駅よりタクシーで20分。
- 九州自動車道熊本インターチェンジから48㎞。国道57号坂梨交差点より駐車場(有料)まで約2km。
- 駐車場から滝下までの遊歩道は舗装され、鉄製の階段等もありよく整備されている。
- 駐車場から滝下まで徒歩約5分。冬季には杖やスパイク付長靴等の貸し出しもある。
脚注
[編集]- ^ 熊本県 地域発 ふるさとの自然と文化~古閑の滝 2011年9月1日閲覧