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台東区立書道博物館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
台東区立書道博物館
台東区立書道博物館の位置(東京都区部内)
台東区立書道博物館
東京都区部内の位置
施設情報
専門分野 書道関係の作品
収蔵作品数 約16000点(重要文化財11件12点、重要美術品5件)
事業主体 台東区
管理運営 公益財団法人台東区芸術文化財団
開館 1936年(2000年再開館)
所在地 110-0003
東京都台東区根岸2-10-4
位置 北緯35度43分28.9秒 東経139度46分35.2秒 / 北緯35.724694度 東経139.776444度 / 35.724694; 139.776444座標: 北緯35度43分28.9秒 東経139度46分35.2秒 / 北緯35.724694度 東経139.776444度 / 35.724694; 139.776444
アクセス JR鶯谷駅(北口)より徒歩または
東西めぐりんバス入谷区民館根岸分館下車
外部リンク 公式サイト
プロジェクト:GLAM
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創設者 中村不折

台東区立書道博物館(たいとうくりつ しょどうはくぶつかん)は、東京都台東区根岸にある中国および日本の書道に関する博物館

概要

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本館および中村不折記念館よりなる。 洋画家中村不折が蒐集した甲骨文青銅器石経墓誌拓本法帖などの書道史研究上重要な資料約16000点を収蔵する。収蔵品には重要文化財11件(12点)、重要美術品5件を含む。収蔵品の大部分には何らかの形で文字が書かれ、または刻まれていることが特色で、紙に書かれた作品以外に、在銘の中国の石仏や銅鏡なども含まれる。

沿革

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  • 1936年(昭和11年) 書道博物館開館。初代館長中村不折。
  • 1943年(昭和18年) 中村不折逝去。第2代館長中村丙午郎。
  • 1952年(昭和27年) 博物館法指定博物館となる。中村不折宅址として東京都史跡指定をうける。
  • 1990年(平成2年) 中村丙午郎逝去。第3代館長中村初子。
  • 1995年(平成7年) 書道博物館閉館し台東区へ寄贈。
  • 1999年(平成11年) 中村不折記念館完成。
  • 2000年(平成12年) 台東区立書道博物館として開館。
  • 2013年(平成25年) 庭園内に明治時代に建てられた不折の蔵を復元[1][2]

主な収蔵品

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王献之『地黄湯帖』(唐時代の搨模本、原本は東晋

重要文化財

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  • 春秋左氏伝残巻 紙背妙法蓮華経馬明菩薩品第三十 1枚 晋[3]
  • 論語鄭注残巻 1巻 唐
  • 三国志 呉志第十二残巻 1巻 晋
  • 三国志 呉志第廿残巻 1巻 唐
  • 抱朴子 内篇巻第一残巻 1巻 六朝
  • 荘子 天運篇第十四、知北遊篇第廿二 2巻 唐
  • 法句譬喩経 巻第三残巻 甘露元年奥書 1巻 姚秦
  • 菩薩蔵経 第一残巻 承平十五年大涼王大且渠安周所供養経 1巻 北魏
  • 摩訶般若波羅蜜経 巻第十四残巻 梁達安王蕭偉願経 1巻 梁
  • 宋版十誦尼律 巻第四十六 開宝七年奉勅雕造の記並びに大観二年の印造記あり 1巻 宋
  • 捜神記 句道興撰 敦煌出土 1巻 唐

重要美術品

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  • 銅製神獣鏡 呉建興二年銘
  • 銅製獣首鏡 魏甘露五年銘
  • 銅製戈 廿九年偸氏云々の銘
  • 銅製戈 廿九年武脩云々の銘
  • 瓦缾(瓦瓶)永寿二年漆書銘

その他

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中村不折作品

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  • 臨顔真卿裴将軍詩軸、春江釣魚、他多数

所在地・アクセス

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開館時間・休館日・料金などの詳細は公式サイトを参照のこと。

参考文献

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  • 『台東区立書道博物館パンフレット』

脚注

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  1. ^ 中村不折が建てた明治時代のお蔵が、書道博物館の庭園に復原されました
  2. ^ 書道博物館に明治時代の蔵が復原されました
  3. ^ 令和4年3月22日文部科学省告示第43号で名称変更・員数訂正。

外部リンク (公式サイト以外)

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