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司馬画塾

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

司馬画塾(しばがじゅく)とは、京都出身の日本画家久保田米僊東京市において開設した画塾である。

概要

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京都に生まれた久保田米僊は1890年徳富蘇峰に誘われ東京へ上京し、国民新聞社に入社して挿絵画家として活躍する傍ら、芝桜田町に「司馬画塾」を開設、多くの後進を育てている。まず、1892年公文菊仙が入門、1894年に米僊の描く日清戦争戦争画を見て福田眉仙が入門、当初は麦僊または麦仙と号していた。続いて1896年飛田周山が入門、翌1897年、米僊は金沢へ赴任した。1900年名取春仙が入門するが、同年、米僊は失明しており、これ以降は久保田金僊が弟子の指導にあたっている。ほかに、小林楳仙、矢沢弦月渡辺秋渓丸山古香田中一華一見連城、源仙涯、松村松仙、永井鳳仙藤島華僊、田南岳璋、仁林聾仙らを輩出している。

参考文献

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  • 東京国立文化財研究所美術部編 『日本美術年鑑』昭和36年版 大蔵省印刷局、1962年 ※134-135頁
  • 原田平作 『幕末明治京洛の画人たち』 京都新聞社、1985年 ※198-208頁
  • 『南アルプス市立美術館開館25周年 生誕130周年 名取春仙展』 南アルプス市立美術館、2016年