同志社前駅
同志社前駅 | |
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駅舎(2008年8月) | |
どうししゃまえ Dōshishamae | |
◄JR-H22 JR三山木 (1.1 km) (1.9 km) 京田辺 JR-H24► | |
右上は興戸駅 | |
所在地 | 京都府京田辺市三山木垣ノ内61 |
駅番号 | JR-H23 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■片町線(学研都市線) |
キロ程 | 10.5 km(木津起点) |
電報略号 | トシ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 -統計年度- |
4,318人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1986年(昭和61年)4月1日 |
乗換 | 興戸駅(近鉄京都線) |
備考 | 業務委託駅 |
同志社前駅(どうししゃまええき)は、京都府京田辺市三山木垣ノ内にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)片町線(学研都市線)の駅である。駅番号はJR-H23。この駅終着、始発の電車も数多く存在する。
概要
[編集]1986年(昭和61年)4月1日に開業した。当時の国鉄としては、新潟大学前駅・自治医大駅に次いで3番目に学校(学園)名を冠した駅となった[1]。駅名の由来となっているように、同志社大学京田辺キャンパスへの最寄駅となっている。この駅終点の電車や、この駅を始発とする列車も数多く存在する。
歴史
[編集]- 1986年(昭和61年)4月1日:日本国有鉄道の駅として、上田辺駅(現在のJR三山木駅) - 田辺駅(現在の京田辺駅)間に新設開業(旅客扱いのみ)[1]。開業当時は1面1線のみの棒線駅でホーム有効長は50m(2両分)であった[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[2]。
- 1988年(昭和63年)3月13日:路線愛称の制定により、「学研都市線」の愛称を使用開始。
- 1989年(平成元年)3月11日:構内を2面2線に拡張し、快速の約半数が当駅折返しとなる。
- 1999年(平成10年)2月23日:自動改札機を設置し、供用開始[3]。
- 2003年(平成15年)11月1日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
- 2005年(平成17年)1月29日:新駅舎の使用を開始[4]。
- 2007年(平成19年)1月26日:みどりの窓口の営業を開始。
- 2010年(平成22年)3月13日:7両編成での運転を開始。これに伴いホームを7両編成対応に延長。2番のりばを閉鎖し、1面1線となる。
- 2011年(平成23年)3月8日:JR宝塚・JR東西・学研都市線運行管理システム導入。接近メロディ導入。
- 2015年(平成27年)
- 3月8日:みどりの窓口の営業を終了。
- 3月9日:みどりの券売機プラスが稼働。
- 2018年(平成30年)3月17日:駅ナンバリングが導入され、使用を開始。
- 2022年(令和4年)
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線を有する地上駅である。列車の折り返しに対応できるように、場内・出発信号機が設置されている。
JR西日本交通サービスによる業務委託駅となっており、四条畷駅が当駅を管理している。ICOCA利用可能駅であり、ICOCAの相互利用対象カードも利用可能で、改札口には簡易改札機が4台設置され、通学時間帯の改札の効率化が図られていたが、2013年11月ごろに通常の改札機へと変更された。一部時間帯は無人となる。そのため改札機・券売機・精算機付近にはインターホンがあり、無人時間帯はコールセンターのオペレーターが対応し各種機器を遠隔制御している。
以前は、京橋方面からの列車は1つ手前の京田辺駅で7両編成から3両切り離して4両編成となり、当駅止まりの列車は京田辺駅 - 当駅の1駅間だけ4両編成となっていたが、2010年(平成22年)3月13日のダイヤ改正で木津駅から当駅間の各駅のホームを7両対応に延長し、学研都市線の全区間で7両編成運転が開始された。これに伴い、折り返し専用の2番のりばはホームの延長をせずに廃止・閉鎖され、現在は1番のりばのみが四条畷・京橋方面と木津方面の両方向に使用されている。
かつて駅舎には寝台特急などとして活躍した583系電車の廃車体が使われ[4]、当初はそのスペースを活用して喫茶店の営業も行われていた。閉店後も待合室として使用され続けたが、利用客が増えホームを拡幅する必要が生じたことから、京田辺市・JR西日本・同志社大学の間で建て替えが決まり、2005年(平成17年)に同志社大学京田辺キャンパスをイメージした外観の新駅舎が完成した。
2010年(平成22年)3月13日のダイヤ改正をもって閉鎖となった旧2番のりばは木津側が行き止まりで、当駅で折り返す列車の専用ホームとなっていた。折り返し列車の大半は1番のりばを使用していたが、ダイヤが乱れた場合のみ2番のりばは日中にも使用されていた。昼間の使用されない時間帯には鎖が張られており2番のりばに渡ることができなかった。なお、2番のりばへの通路の一部は前述のホーム延伸の敷地に転用された。但しホーム自体は残っているが、その箇所にあった踏切はホーム拡張工事により撤去され、現在は旧2番のりばへの乗客の移動・立ち入りは一切禁じられた。また列車が進入する分岐器も撤去されたため、発着も不可能である。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | 学研都市線 | 下り | 四条畷・京橋方面[5] |
上り | 木津方面[5] |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
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右側が1番のりば、左側はかつて使用されていた折り返し専用の2番のりば(2008年8月)
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2010年にホームが延長されるまで、木津駅側に2番のりばへの通路と構内踏切があった(2005年8月)
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構内踏切と1番のりばの通路(敷地をホーム延長に転用)は撤去されたが、2番のりばの通路は残っている(2017年1月)
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国鉄583系電車の廃車両を利用した休憩室(2002年撮影。現在は撤去されている)
ダイヤ
[編集]1時間に下りは4本(3本は当駅始発)、上りは1 - 2本の快速・区間快速が発着する。ただし、平日朝ラッシュ時は本数が多くなる。停車する電車は、半自動扱いとなる。
利用状況
[編集]大半が学生の利用で、時間帯次第では車内の座席が全て埋まることもある。
「京都府統計書」によると、1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1999年 | 3,630 |
2000年 | 3,734 |
2001年 | 3,841 |
2002年 | 3,921 |
2003年 | 4,137 |
2004年 | 4,367 |
2005年 | 4,707 |
2006年 | 4,904 |
2007年 | 5,208 |
2008年 | 5,414 |
2009年 | 5,126 |
2010年 | 5,397 |
2011年 | 5,642 |
2012年 | 5,641 |
2013年 | 4,422 |
2014年 | 4,367 |
2015年 | 4,511 |
2016年 | 4,556 |
2017年 | 4,677 |
2018年 | 4,660 |
2019年 | 4,637 |
2020年 | 2,614 |
2021年 | 3,753 |
2022年 | 4,318 |
駅周辺
[編集]大学や高校等の最寄り駅であるが、学生向けの飲食店は少ない。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c “国鉄3番目の校名駅 来月片町線に同志社前駅が開業”. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1986年3月14日)
- ^ 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、354頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '99年版』ジェー・アール・アール、1999年7月1日、186頁。ISBN 4-88283-120-1。
- ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '05年版』ジェー・アール・アール、2005年7月1日、188頁。ISBN 4-88283-126-0。
- ^ a b “同志社前駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月23日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 同志社前駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道