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君の鼓動は君にしか鳴らせない

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「君の鼓動は君にしか鳴らせない」
平井堅シングル
初出アルバム『THE STILL LIFE
B面 愛にこだわれ
ソレデモシタイ(tofubeats remix)
Ken Hirai 20th Anniversary Mega Mix Vol.1
リリース
ジャンル J-POP
レーベル アリオラジャパン
チャート最高順位
  • 週間18位(オリコン)
平井堅 シングル 年表
ソレデモシタイ/おんなじさみしさ
2014年
君の鼓動は君にしか鳴らせない
(2015年)
Plus One/TIME
2016年
ミュージックビデオ
『君の鼓動は君にしか鳴らせない』MUSIC VIDEO (Short Ver.) - YouTube
コマーシャル・フィルム
「TOYO TIRES 「そのタイヤに、驚きはあるか」企業篇 - ♪ 平井 堅 「愛にこだわれ」(60sec)」 - YouTube
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君の鼓動は君にしか鳴らせない」(きみのこどうはきみにしかならせない)は、平井堅の楽曲である。2015年8月5日に通算38枚目のシングルとしてアリオラジャパンから発売された。規格品番はDVD付の初回生産限定盤はBVCL-660/661、通常盤(フルヴォリューム盤)がBVCL-662。

解説

前作「ソレデモシタイ/おんなじさみしさ」から約8か月を経て発表された、デビュー20周年記念第1弾となるシングル[1][注 1]

唐沢寿明主演のTBS日曜劇場ナポレオンの村』の主題歌に起用された表題曲[2][3]は「桔梗が丘」以来3作ぶりにシングル表題曲の作詞・作曲を平井がともに手がけたミディアムナンバー[注 2]。ドラマサイドから「不屈の精神」「七転び八起き」というドラマのテーマに基づいて「奮起できるような曲」というリクエストを受け、「自分の中の奮起する気持ちや負けん気を引っ張り出して書いた」という。心臓の鼓動や鐘の音など、本人発案による「鳴らす」というコンセプトのアレンジが取り入れられている。[4]

ミュージック・ビデオは、安室奈美恵の「Christmas Wish」等のMVを制作している須藤カンジが初めて担当。平井は「命ある限り人は華やいでいけるんだ」というテーマを表現するために、オーディションで選ばれた74歳の女性とともに社交ダンスやコンテンポラリーダンスの要素を取り入れた独自の踊りを全編にわたって披露している[5][6]

CDパッケージは前作同様、DVDが付属した初回生産限定盤とCDのみの通常盤(フルヴォリューム盤[注 3])の2形態で発売された。ディスクジャケットも同様に初回盤と通常盤それぞれ別カットである。

通常盤のカップリング曲「愛にこだわれ」は、東洋ゴム工業「TOYO TIRES『そのタイヤに、驚きはあるか。』 企業篇」のCMソング[7][8]。「サプライズ(驚き)」というキーワードを元に、自分とかけ離れた理想に憧れるのではなく、今「ここにある愛」にこだわって生きていくというテーマで、CMの絵コンテや映像などを見て書いたという[4]

通常盤の3曲目に収録されている「ソレデモシタイ(tofubeats remix)」は、トラックメイカーtofubeats(河合 佑亮)による前シングル曲「ソレデモシタイ」のリミックスバージョン[9]

通常盤の4曲目に収録されている「Ken Hirai 20th Anniversary Mega Mix Vol.1」は、20年間にリリースされたシングル曲から19曲[注 4]メガミックス[注 5]といわれるメドレー形式でリミックスしたもの。

収録曲

初回生産限定盤

CD
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「君の鼓動は君にしか鳴らせない」平井堅平井堅亀田誠治
2.「君の鼓動は君にしか鳴らせない(Less vocal)」 平井堅亀田誠治
合計時間:
DVD
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「KEN HIRAI TV Vol.3「20th Anniversary Special Long Interview-前篇-」」  

通常盤(フルヴォリューム盤)

CD
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「君の鼓動は君にしか鳴らせない」平井堅平井堅亀田誠治
2.「愛にこだわれ」平井堅平井堅田中直
3.「ソレデモシタイ(tofubeats remix)」平井堅Divine Brown, Aileen De La Cruz, Adam Roycetofubeats(リミックス)
4.「Ken Hirai 20th Anniversary Mega Mix Vol.1」   
合計時間:

脚注

注釈

  1. ^ アニバーサリー期間中はライブツアーが中心で、結局発売されたシングルは本作のみ。他に2015年5月13日に行われたZepp Tokyo公演を収録した映像作品『Ken Hirai Films Vol.13』が発売されたが、アルバムの発売はなかった。
  2. ^ フィジカル・シングルとしては「告白」以来。
  3. ^ 「フルヴォリューム盤」の名称は2012年発売の35thシングル「告白」から2017年発売の41stシングル「僕の心をつくってよ」までの平井堅の通常盤のほとんどに使われている。発売元によると「フルヴォリューム盤」には「シングル規定ギリギリの曲数が収録」とされている。オリコンの規定では、シングルはリミックスなどを除いたオリジナル曲の数が4曲までのもので、5曲以上はアルバムとされている。しかし、規定上限のオリジナル曲を4曲収録しているのは37thシングル「ソレデモシタイ/おんなじさみしさ」のみで、他は2~3曲収録である。実際のところは「初回生産限定盤」より曲数が多いことを宣伝するための名称と思われる。
  4. ^ 演奏順に「LOVE OR LUST」「ソレデモシタイ」「Strawberry Sex」「Stay With Me」「告白」「哀歌(エレジー)」「even if」「LIFE is... 〜another story〜」「桔梗が丘」「キミはともだち」「君の好きなとこ」「Sing Forever」「楽園」「Miracles」「横顔」「Missin'you~It will break my heart~」「POP STAR」「fake star」「Precious Junk」。
  5. ^ 既成の楽曲をサンプリングしてメドレーにする手法。'80年代にヒップ・ホップ・ムーブメントのひとつとしてニューヨークで流行した。

出典