周南市の地名
周南市の地名(しゅうなんしのちめい)では、山口県周南市の地名の一覧を記す。町名の後の()内は発足年ならびに町名設置前の字名。
周南市は2003年に都濃郡徳山市、都濃郡新南陽市、都濃郡鹿野町、熊毛郡熊毛町の2市2町が合併している。
徳山港町を除き、現在の住所には旧自治体名を冠していない。
旧徳山市
[編集]大字
[編集]徳山市は1935年、徳山町の単独市制により発足した。徳山町は前身の徳山村から単独村制だったため、大字が設定されておらず、1942年に加見村・久米村を編入した際に、発足時の市域をもって大字徳山が設定された。その後、新南陽市となった区域を除き9町村および旧富岡村の区域(富田町編入を経て徳山市となった。詳細は新南陽の項を参照)を編入し、28の大字が編成された。これらはすべて現在でも使われている。
- 徳山
- 川曲(旧加見村)
- 上村(旧加見村)
- 中野(旧加見村)
- 川上(旧加見村)
- 久米(旧久米村)
- 譲羽(旧久米村)
- 栗屋(旧櫛浜町)
- 大島(旧櫛浜町)
- 粭島(旧櫛浜町)
- 櫛ケ浜(旧櫛浜町)
- 大津島(旧大津島村。徳山市編入をもって大字新設)
- 夜市(旧夜市村。徳山市編入をもって大字新設)
- 戸田(旧戸田村。徳山市編入をもって大字新設)
- 湯野(旧湯野村。徳山市編入をもって大字新設)
- 四熊(旧富岡村→富田町)
- 下上(旧富岡村→富田町)
- 小畑(旧富岡村→富田町)
- 大向(旧向道村)
- 大道理(旧向道村)
- 須々万奥(旧須々万村→都濃町)
- 須々万本郷(旧須々万村→都濃町)
- 莇地(旧長穂村→都濃町)
- 長穂(旧長穂村→都濃町)
- 須万(旧須金村→都濃町)
- 金峰(旧須金村→都濃町)
- 中須北(旧中須村→都濃町)
- 中須南(旧中須村→都濃町)
町
[編集]1960年より町名設置及び住居表示を実施している。以後、発足年順に町について列挙する。
- 桜馬場通1丁目~3丁目(1960年、徳山)
- 川端町1丁目~2丁目(1960年、徳山)
- 昭和通1丁目~2丁目(1960年、徳山)
- 飯島町1丁目~2丁目(1960年、徳山)
- 平和通1丁目~2丁目(1960年、徳山)
- 若宮町1丁目~2丁目(1960年、徳山)
- 新町1丁目~2丁目(1960年、徳山)
- 柳町1丁目~2丁目(1960年、徳山)
- 橋本町1丁目~2丁目(1960年、徳山)
- 糀町1丁目~2丁目(1960年、徳山)
- 銀南街(1960年、徳山)
- 銀座1丁目~2丁目(1960年、徳山)
- みなみ銀座1丁目~2丁目(1960年、常盤町1丁目~2丁目として発足し、1983年に現名称に改称。徳山)
- 御幸通1丁目~2丁目(1960年、徳山)
- 有楽町(1960年、徳山)
- 本町1丁目~2丁目(1960年、徳山)
- 栄町1丁目~2丁目(1960年、徳山)
- 戎町1丁目~3丁目(1960年、徳山)
- 野上町1丁目~2丁目(1960年、徳山)
- 都町1丁目~3丁目(1960年、徳山)
- 沖見町1丁目~3丁目(1960年、徳山)
- 初音町1丁目~3丁目(1960年、徳山)
- 相生町1丁目~3丁目(1960年、徳山)
- 代々木通1丁目~2丁目(1960年、徳山)
- 今宿町1丁目~4丁目(1960年、徳山)
- 二番町1丁目~3丁目(1962年、徳山)
- 三番町1丁目~3丁目(1962年、徳山)
- 毛利町1丁目~3丁目(1962年、徳山)
- 児玉町1丁目~3丁目(1962年、徳山)
- 新宿通1丁目~4丁目(1962年、徳山)
- 月丘町1丁目~4丁目(1962年、徳山)
- 岐山通1丁目~3丁目(1962年、徳山)
- 弥生町1丁目~3丁目(1962年、徳山)
- 緑町1丁目~3丁目(1962年、徳山)
- 梅園町1丁目~3丁目(1962年、徳山)
以上が徳山市街において早くから町名設置が行われた区域であり、住居表示が導入されていない。以下は住居表示が実施された区域。
- 舞車町(1965年、徳山)
- 慶万町(1965年、徳山)
- 若草町(1965年、徳山)
- 東山町(1965年、徳山)
- 新宮町(1965年、徳山)
- 速玉町(1965年、徳山)
- 河東町(1965年、徳山)
- 松保町(1965年、徳山)
- 五月町(1966年、徳山・久米)
- 横浜町(1966年、徳山・久米)
- 宮前町(1966年、徳山)
- 遠石1丁目~3丁目(1966年、徳山)
- 青山町(1966年、徳山)
- 那智町(1967年、徳山)
- 築港町(1967年、徳山)
- 住崎町(1967年、徳山)
- 千代田町(1967年、徳山)
- 徳山港町(合併前は「港町」。1967年、徳山。周南市発足時に新南陽市港町との同名回避のため改称)
- 権現町(1967年、徳山)
- 入船町(1967年、徳山)
- 御影町(1967年、徳山。住居表示未実施)
- 桜木1丁目~3丁目(1974年、徳山・久米)
- 城ケ丘1丁目~5丁目(1974年、徳山・久米)
- 平原町(1974年、徳山・久米)
- 孝田町(1974年、徳山)
- 周陽1丁目~3丁目(1974年、徳山)
- 大内町(1974年、徳山)
- 秋月1丁目~2丁目(1974年、徳山)
- 江の宮町(1974年、徳山)
- 瀬戸見町(1974年、徳山)
- 楠木1丁目~2丁目(1974年、徳山)
- 扇町(1974年、徳山)
- 泉原町(1974年、徳山)
- 清水町(1974年、徳山)
- 西松原1丁目~4丁目(1977年、徳山・上村・新宿通4丁目・初音町3丁目)
- 新宿通5丁目~6丁目(1981年、徳山・新宿通4丁目。4丁目までと異なり住居表示実施区域である)
- 今住町(1981年、徳山・月丘町4丁目)
- 住吉町(1981年、徳山)
- 原宿町(1981年、徳山・月丘町3丁目)
- 上遠石町(1983年、徳山)
- 辻町(1984年、徳山)
- 花畠町(1984年、徳山・毛利町3丁目・児玉町3丁目・岐山通3丁目)
- 岐南町(1984年、徳山・二番町3丁目・三番町3丁目・毛利町3丁目)
- 鐘楼町(1984年、徳山・岐山通3丁目・月丘町1丁目)
- 岡田町(1984年、徳山・月丘町2丁目)
- 晴海町(年不詳、徳山)
- 由加町(年不詳、徳山あるいは櫛ケ浜)
- 鼓海1丁目~3丁目(年不詳、栗屋。住居表示未実施)
- 花陽1丁目~2丁目(年不詳、徳山)
- 新地1丁目~3丁目(2003年、徳山)
- 江口1丁目~3丁目(2003年、徳山)
- 南浦山町(2003年、徳山)
- 学園台(2006年、久米。住居表示未実施)
- 浦山1丁目~2丁目(2015年、徳山)
- 御山町(2015年、徳山)
- 北山1丁目~2丁目(2015年、徳山)
- 蓮ヶ浴1丁目~2丁目(2015年、徳山)
- 東北山1丁目~2丁目(2015年、徳山)
- 久米中央1丁目~5丁目(2022年、久米)
旧新南陽市
[編集]前身の南陽町として発足した時点での市域は、一時期ではあるが徳山市だった。1944年、富田町と福川町が徳山市となったものの、1949年にこれら2町が分離独立し、2町にもどったのである。ただし、富田町は徳山市合併の3年前の1941年に富岡村を編入していたが、同村域は徳山市から独立せずに残った。これらが1953年に合併し南陽町になったのである。それぞれの旧町域がそのまま大字となり、2つの大字が編成された。1955年、佐波郡和田村を編入し、5つの大字を加えたため、合計7つになった。これらはすべて現在でも使われている。
大字
[編集]- 富田
- 福川
- 高瀬(旧和田村)
- 夏切(旧和田村)
- 垰(旧和田村)
- 米光(旧和田村)
- 馬神(旧和田村)
町
[編集]1982年より町名設置を実施している。以後、設置年順に町名について列挙する。
- 川手1丁目~3丁目(1982年、富田)
- 土井1丁目~2丁目(1982年、富田)
- 政所1丁目~4丁目(1982年、富田)
- 桶川町(1982年、富田)
- 古川町(1982年、富田)
- 清水1丁目~2丁目(1982年、富田)
- 川崎1丁目~3丁目(1丁目は1982年、2丁目以降は1983年。富田)
- 西千代田町(合併前は「千代田町」。1983年、富田。周南市発足時に徳山市千代田町との同名回避のため改称)
- 道源町(1983年、富田)
- 三笹町(1983年、富田)
- 椎木町(1983年、富田)
- 長田町(1983年、福川)
- 野村1丁目~3丁目(3丁目は1983年、2丁目までは1984年。富田)
- 浜田1丁目(1984年、富田)
- 小川屋町(1984年、富田)
- 港町(1984年、富田)
- 平野(1984年、富田)
- 富田1丁目~2丁目(1984年、富田)
- 日地町(1984年、富田)
- 温田1丁目~2丁目(1984年、富田)
- 丸山町(1984年、富田)
- 大神1丁目~5丁目(1985年、富田)
- 坂根町(1985年、富田)
- 河内町(1985年、富田)
- 新堤町(1985年、富田)
- 福川1丁目~3丁目(1986年、福川)
- 社地町(1986年、福川)
- 皿山町(1986年、福川)
- 福川中市町(1986年、福川)
- 本陣町(1986年、福川)
- 若山1丁目~2丁目(1986年、福川)
- 上迫町(1986年、福川)
- 福川南町(1987年、福川)
- 新田1丁目~2丁目(1987年、福川)
- 西桝町(1987年、福川)
- 新地町(1987年、福川)
- 御姫町(1987年、福川)
- 渚町(年不詳、富田)
- 開成町(年不詳、富田)
- 竹島町(年不詳、富田)
- 中央町(年不詳、富田)
- 宮の前1丁目~2丁目(年不詳、富田)
- 臨海町(年不詳、富田)
- 花園町(年不詳、富田)
- 野村南町(年不詳、富田)
- 古泉1丁目~3丁目(年不詳、富田)
- 古市1丁目~2丁目(年不詳、富田)
- 中畷町(年不詳、福川)
- 室尾1丁目~2丁目(年不詳、福川)
- かせ河原町(年不詳、福川)
- 羽島1丁目~3丁目(年不詳、福川)
旧熊毛町
[編集]大字
[編集]10の大字が継承された。
- 呼坂(旧勝間村)
- 大河内(旧勝間村)
- 奥関屋(旧勝間村。1949年、高水村原の一部を編入し発足)
- 中村(旧勝間村。1950年、周防村小周防の一部を編入し発足)
- 原(旧高水村)
- 樋口(旧高水村)
- 清尾(旧高水村)
- 安田(旧三丘村)
- 小松原(旧三丘村)
- 八代(旧八代村。熊毛町合併時に大字新設)
町
[編集]周南市発足当時は全域が大字であったが、周南市合併後に一部で住居表示が実施されている。
- 新清光台1丁目~4丁目(2006年、大河内・中村)
- 清光台町(2006年、大河内・中村)
- 勝間ヶ丘1丁目~3丁目(2008年、呼坂)
- 藤ヶ台1丁目~2丁目(2008年、呼坂)
- 呼坂本町(2009年、呼坂・安田)
- 高水原1丁目~3丁目(2009年、原)
- 熊毛中央町(2009年、呼坂・安田)
- 鶴見台1丁目~6丁目(2010年、原・安田・清尾)
旧鹿野町
[編集]鹿野町は単独町制ののち、周囲の村の各一部のみを編入し、7の大字を編成した。このうち、旧須金村の2区域の各一部を編入し、残余は都濃町を経て徳山市となり、2市町に分断されることになったが、周南市発足により同じ市に属することになった。これらを徳山地区と鹿野地区で区別することはせず、再統合されたため、鹿野地区単独としては5つの大字が残る状態となっている。
- 大潮
- 鹿野上
- 鹿野中
- 鹿野下
- 巣山(徳地町より編入。旧串村)
- (須万・金峰:旧須金村。周南市合併に伴い、旧徳山市の地区と統合)
参考文献
[編集]- 角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典 35 山口県』1988年 ISBN 9784040013503