コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

周永暉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
周永暉
財団法人中華顧問工程司董事長
就任
2021年3月16日 -
前任者林陵三
個人情報
生誕1960年(63 - 64歳)
中華民国の旗 台湾
国籍中華民国の旗 中華民国
出身校逢甲大学国立交通大学大学院
職業台湾鉄路管理局交通部観光局財団法人中華顧問工程司
周永暉
各種表記
繁体字 周永暉
簡体字 周永晖
拼音 Zhōu Yǒng huī
和名表記: しゅう えいき
発音転記: ヂョウ ヨンフイ
英語名 Zhou Yong-Hei
テンプレートを表示

周 永暉(しゅう えいき、1960年 - )は国立交通大学博士、台湾の交通官僚中華民国交通部台湾鉄路管理局局長を経て2016年より同観光局長に就任した。

学歴

[編集]

経歴

[編集]

中華民国交通部

[編集]

鉄道関係部局

[編集]

観光局

[編集]

台鉄出身者が観光局長に就任するのは初のケースとなった[2][3]

財団法人中華顧問工程司

[編集]
  • 2021年3月16日に 財団法人中華顧問工程司 董事長に就任する。(2021年3月16日- 現職) [10]
  • 2021年10月に中華顧問は政府と協力し、国民の「交通移動における安全」を守るべく、台湾鉄道の安全改革を推進している。活動の一環として、台鉄とのMOU締結が挙げられる。これは、台鉄の安全管理システム(SMS)に対する第三者評価体制の確立、国際的な専門家による第三者評価(DNV)導入など、交通部がSMSの掲げる施策目標の実現を通じて、台鉄の安全性の確保及びサービス品質の向上を図ったものである。
  • 2021年11月11日に 台湾科技大学 と財団法人中華顧問工程司はパラグアイ科技大学との連携を強化し、未来のパラグアイを背負う技術者育成に踏み出す。国立台湾科技大学学長の 顏家鈺 氏と、中華顧問工程司 董事長の周永暉が協働体制を締結しました。パラグアイにおける産業界の人材育成を目的としたMOUを締結し、将来にわたり双方が産学連携協同研究を深め、パラグアイにおける専門家の人材育成の推進を目指しています。[11]

海外との関係

[編集]

訪日歴

[編集]

香港韓国中国イギリスフランスドイツへの公務出張歴があるが、頻度としては日本への渡航回数が多い。

台鉄時代

[編集]

観光局時代

[編集]

総領事に相当する台北駐日経済文化代表処駐日代表謝長廷とともに日台相互送客拡大に注力している。

姉妹提携

[編集]

周はその歴史的経緯から双方の鉄道を「日台の共通言語[27]」と表現している。従来から団体バス旅行者の多かった中国からの旅行者と比べて、個人での鉄道利用者が比較的多い日本人旅行者への注目度を高めることが台鉄の活性化にも繋がると感じており、また観光局長就任後も蔡英文政権下で中台関係が停滞し、特に大陸観光客数の落ち込みが顕著となっていたことから日本を含む諸外国の観光客取り込みは急務だった。台鉄および技術協力中の阿里山森林鉄路が日欧の鉄道事業者との間で締結した友好・姉妹提携は大部分が周の台鉄局長、観光局長の任期内になされている。特に件数が多い対日では話題性喚起と台湾から日本への送客には貢献しているが、日本から台湾への送客という点では台湾側が満足する実績には至っていない[28]

また提携に伴う日台双方での各種ラッピング車両運行、駅弁の相互販売[29]、乗車券キャンペーンも周の両局長任期中に推進されている。

日本人訪台客数[30] 台湾人訪日客数[30] 中国人訪台客数[31]
2009 1,000,661 1,113,857 972,123
2010 1,080,153 1,377,957 1,630,735
2011 1,294,758 1,136,394 1,784,185
2012 1,432,315 1,560,300 2,586,428
2013 1,421,550 2,346,007 2,874,702
2014 1,634,790 2,971,846 3,987,152
2015 1,627,229 3,797,879 4,184,102
2016 1,895,702 4,295,240 3,511,734
2017

著書・論文

[編集]
交通大学卒業論文
  • 1988年:無線電通訊系統輔助公車營運之可行性研究[32]
  • 1999年:特殊尖峰需求下鐵路列車排程規劃之最佳化模式(英語: An Optimization Model for Railroad Train Dispatching under Extraordinary Peak Demand[33]
交通部関連書籍

== 関連項目 ==

  • 賀陳旦 - 周を観光局長に抜擢する大胆な人事策を敢行した交通部長(日本の国土交通大臣に相当)

出典

[編集]
  1. ^ 台湾訪問の日本人観光客、1年以内に年間200万人へ=観光局長 2016年9月19日,フォーカス台湾
  2. ^ (繁体字中国語)鐵道博士調任觀光局長 業者吃驚 2016年8月11日,聯合報
  3. ^ 台湾の鉄道局長、日本との「鉄道交流」買われて観光事業のトップに「栄転」へ=台湾メディア 2016年8月13日,サーチナ
  4. ^ (繁体字中国語)編制與職掌 台湾海峡両岸観光旅遊協会
  5. ^ 観光局、日本人の台湾旅行を積極誘致へ 航空券の無料化など計画 2016年10月11日,フォーカス台湾
  6. ^ NEWS 2016年11月29日,台湾観光月刊(台湾観光協会
  7. ^ Meet Colors!台湾 (2016台湾観光イメージキャラクター長澤雅美) (60s) 2016年11月15日,交通部観光局
  8. ^ 台湾観光親善大使に渡辺直美さん インスタで多彩な魅力発信 2016年12月8日,フォーカス台湾
  9. ^ <バス横転>観光局長ら辞意/台湾 2017年2月19日,フォーカス台湾
  10. ^ 財團法人中華顧問工程司” (中国語). www.ceci.org.tw. 2021年9月5日閲覧。
  11. ^ 台科大產學攜手 培育巴拉圭工程技術人才 (圖)” (中国語). tw.news.yahoo.com. 2021年12月2日閲覧。
  12. ^ (繁体字中国語)考察國營鐵路公司民營化後財務監督事宜 2003年3月16日,国家発展委員会公務出國報告資訊網
  13. ^ (繁体字中国語)考察國外(日本)聯外軌道運輸系統興建營運及管理 2004年8月15日,国家発展委員会公務出國報告資訊網
  14. ^ (繁体字中国語)考察都市輕軌系統對交通環境之影響及其相關管理法令制度 2005年11月28日,国家発展委員会公務出國報告資訊網
  15. ^ (繁体字中国語)交通部會同內政部赴日考察交通運輸危安事件應變處理計畫暨考察日本江之島電鐵、夷隅鐵道與由利高原鐵道等支線經營暨參訪JR西日本金澤車站站區開發 2014年11月26日,国家発展委員会公務出國報告資訊網
  16. ^ 台湾国鉄 周永暉 局長様 ご来訪 2014年8月28日,いすみ鉄道社長ブログ
  17. ^ (繁体字中国語)考察日本山陽電鐵公司締結姊妹事宜暨其車站站區開發成功案例 2015年3月5日,国家発展委員会公務出國報告資訊網
  18. ^ (繁体字中国語)執行查察新購城際列車實體設施暨參訪日本鐵道觀光發展 2015年6月11日,国家発展委員会公務出國報告資訊網
  19. ^ 台北駅とJR西日本大阪駅が姉妹駅に” (中国語). Rti 台湾国際放送. 2023年5月1日閲覧。
  20. ^ (繁体字中国語)參訪日本Railway Technical Research Institute 簽署「Agreement for Technical Cooperation」及研討會並參訪日本西武鐵道公司 2016年4月8日,国家発展委員会公務出國報告資訊網
  21. ^ (繁体字中国語)參加三重縣安濃津Yosakoi街舞及觀光推廣活動 2016年11月9日,国家発展委員会公務出國報告資訊網
  22. ^ 台湾の高校生ダンスチーム、三重の秋祭りに参加 情熱伝える 2016年10月11日,フォーカス台湾
  23. ^ 観光局長、日本で旅行業者やメディアと意見交換 鉄道の旅をPR/台湾 2016年10月7日,フォーカス台湾
  24. ^ 日台観光サミット 2020年に交流人口700万人達成目指す=香川で日台観光サミット会議 2017年6月1日,フォーカス台湾
  25. ^ 駐日代表ら、四国でグルメや文化を体験 交流深める/台湾 2017年6月2日,フォーカス台湾
  26. ^ 2017年6月5日(月)より、「Meet Colors! 台湾」号を運行いたします ~同日、山陽姫路駅で出発式を執り行います~ 2017年5月31日,山陽電鉄公式
  27. ^ INTERVIEWーー 交通部観光局 周永暉局長 インタビュー 2016年11月29日,台湾観光月刊(台湾観光協会
  28. ^ 台湾鉄道との提携が、こんなにも相次ぐ理由 2015年3月23日,東洋経済Online
  29. ^ 台湾で大人気の駅弁「台鉄弁当」を販売!!5月24日(日)京急ファミリー鉄道フェスタ2015 2015年5月14日,京浜急行電鉄ニュースリリース
  30. ^ a b (繁体字中国語)統計查詢網 交通部
  31. ^ (繁体字中国語)來臺旅客人數按居住地分 交通部統計查詢網
  32. ^ (繁体字中国語)國立交通大學博碩士論文系統
  33. ^ (繁体字中国語)國立交通大學機構典藏>學術出版>畢業論文年月日,

外部リンク

[編集]