和佐見勝
和佐見 勝(わさみ まさる、1945年5月23日 - )は、日本の実業家。丸和運輸機関(現AZ-COM丸和HD)創業者・代表取締役社長最高経営責任者(CEO)。
人物・来歴
[編集]埼玉県吉川市出身[1]。実家は地主で農家[2][3][4]。8人兄弟の6人目として生まれた[5]。中学校入学後、吉川市の合同市場の青果市場でアルバイトし、卒業後は父親の反対を振り切り、高等学校に進学せず、日本橋の丸日青果八百正に就職。19歳で独立して、千葉県習志野市で青果仲買業を開業した[2][3][4][5]。
21歳の時に東京進出を果たしたが、連帯保証人となった知人が自動車事故で死亡し、連帯債務返済のため24歳の時に店を失う。3カ月後[2][3][4][6][7]、運送業に転じ[8]、業容を拡大し、物流の業務委託事業も開始[7]。
1973年丸和運輸機関設立。同社代表取締役社長に就任[9]。1990年代初頭に貨物自動車運送事業法、貨物運送取扱事業法、流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律が整備されると、いち早くサード・パーティー・ロジスティクス(3PL)事業に進出し、物流フルライン一括システムを開発[4][7]。
2009年丸和運輸機関代表取締役社長最高経営責任者(CEO)。2014年に東京証券取引所市場第二部に上場し、2015年には東京証券取引所市場第一部(現プライム市場)へ市場変更を果たした。2017年日本3PL協会会長。2019年丸和財団代表理事[9]。
丸和運輸機関という会社名は図形の〇が好きなのと、名字の和をとってつけられたとのこと。やる気と元気をモットーにしており、時代遅れの社風と言われているが気合で頑張っている。
カリスマ経営者として日本全国にその名を轟かせており、著書「成長の輪」を筆頭に数多くの書籍も出版している。桃太郎文化という独自の文化を会社内に浸透させており信者を増やしている。このまま1兆円企業を目指しよっこいしょおおおしていく。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ 計10億円以上、全従業員にプレゼント 丸和運輸社長 コロナで受注増、個人資産から慰労金 /埼玉 毎日新聞 2020/8/25
- ^ a b c 丸和運輸機関 社長 和佐見 勝 (わさみまさる) 日本経営合理化協会
- ^ a b c 【埼玉から躍進する起業家インタビュー vol.1】株式会社丸和運輸機関 代表取締役社長 和佐見 勝 様 埼玉りそな銀行
- ^ a b c d アマゾン需要と巣ごもり消費で最高益 和佐見勝 丸和運輸機関社長 2021年2月1日週刊エコノミスト Online2021年の経営者
- ^ a b 丸和運輸機関 和佐見勝社長 問屋物流から小売物流へ 物流weekly2015年10月2日
- ^ 丸和運輸機関 社長 和佐見 勝 (わさみまさる) 【日本経営合理化協会】
- ^ a b c 藤野英人『ヤンキーの虎: 新・ジモト経済の支配者たち』東洋経済新報社、2016年4月28日、105-120頁。ISBN 978-4-492-39618-6。
- ^ 丸和運輸機関 和佐見勝社長 問屋物流から小売物流へ『物流ウィークリー』2015年10月2日付。
- ^ a b 2020年06月29日(619KB/108P)有価証券報告書-第47期(平成31年4月1日-令和2年3月31日) 丸和輸送機関