和田堀給水所
表示
和田堀給水所 | |
---|---|
一号配水池外壁 | |
情報 | |
用途 | 給水所 |
設計者 | 中島鋭治 |
事業主体 | 東京都水道局 |
管理運営 | 東京都水道局 |
構造形式 | 鉄筋コンクリート造 |
敷地面積 | 54,500 m² |
着工 | 1913年 |
竣工 |
1934年3月(1号配水池) 1924年8月(2号配水池) |
開館開所 | 1924年 |
改築 | 2014年より改築中 |
所在地 |
〒154-0041 東京都世田谷区大原二丁目30番43号 |
座標 | 北緯35度40分11.8秒 東経139度39分25.4秒 / 北緯35.669944度 東経139.657056度座標: 北緯35度40分11.8秒 東経139度39分25.4秒 / 北緯35.669944度 東経139.657056度 |
和田堀給水所(わだぼりきゅうすいじょ、英称 Wadabori Water Station)は、東京都世田谷区大原にある東京都水道局の給水所。
概要
[編集]和田堀の名称は、1889年(明治22年)に成立したこの地の和田堀内村に因む。
東京市の最初期の水道事業で、この地に玉川上水から淀橋浄水場への送水路が通されていた(淀橋浄水場の通水は1898年(明治31年)12月1日。)。
1912年(大正元年)9月に、東京市の水道拡張事業(後に一次水道拡張事業と呼ばれる)が認可され、翌大正2年から事業が着工。1924年(大正13年)3月30日に、羽村村山線導水路、村山上貯水池、村山下貯水池堰堤の下半分(ともに現・村山貯水池、多摩湖)、境浄水場、境和田堀線送水管および導水路の一部とともに、和田堀浄水池として完成した。このとき境浄水場とつなぐ直線の導水路を、後に補強し車両の通行ができるようにしたものが現在の井ノ頭通りである。
その後の水道拡張事業により、現在は東村山浄水場、境浄水場、三郷浄水場からの送水を世田谷区、渋谷区、目黒区、港区に配水している。所内には2つの配水池が置かれている。
2つの配水池の有効容量は合計60,000m3である。
所内には貯水池保護のため盛土と植樹がされており、年に2回、サクラとツツジが咲く頃に一般公開されている。見られる種類は、オオムラサキツツジ、ベニギリツツジ、ヒラドツツジ、サツキ、クルメツツジなどがある。
2014年で公開を中止し、老朽化した設備の解体と、現在都心と結ぶために給水所北側を迂回するように延伸されている井ノ頭通りの直線化工事が行われることとなった。