和田町 (千葉県)
表示
(和田村 (千葉県安房郡)から転送)
わだまち 和田町 | |||||
---|---|---|---|---|---|
花嫁街道見晴台 | |||||
| |||||
廃止日 | 2006年(平成18年)3月20日[1] | ||||
廃止理由 |
新設合併 富浦町・富山町・三芳村・白浜町・千倉町・丸山町・和田町 → 南房総市[1] | ||||
現在の自治体 | 南房総市 | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 関東地方 | ||||
都道府県 | 千葉県 | ||||
郡 | 安房郡 | ||||
市町村コード | 12468-1 | ||||
面積 | 32.45 km2 | ||||
総人口 |
5,717人 (2005年4月1日) | ||||
隣接自治体 | 鴨川市、安房郡丸山町 | ||||
町の木 | ツバキ | ||||
町の花 | 菜の花 | ||||
町の鳥 | ハマチドリ | ||||
和田町役場 | |||||
所在地 |
〒299-2703 千葉県安房郡和田町仁我浦243 | ||||
外部リンク | [2] | ||||
座標 | 北緯35度02分34秒 東経140度01分14秒 / 北緯35.04281度 東経140.02069度座標: 北緯35度02分34秒 東経140度01分14秒 / 北緯35.04281度 東経140.02069度 | ||||
ウィキプロジェクト |
和田町(わだまち)は、かつて千葉県安房郡に存在していた町。旧朝夷郡。館山都市圏に属していた。
平成の大合併に伴い、2006年(平成18年)3月20日に同じ安房郡内の富浦町、富山町、三芳村、丸山町、千倉町、白浜町と新設合併し、南房総市となったため消滅した[1]。
地理
[編集]房総半島の南部に位置する。
花卉栽培の先駆者で千葉県特産功労者の間宮七郎平がいたことも関係し[3]、温暖な気候を生かした斜面のビニールハウス内での温室栽培などが盛んに行われている[4]。また国内4カ所の一つで[5]関東では唯一の捕鯨基地が町内にあり[6]、沿岸捕鯨でツチクジラとゴンドウクジラの漁を行っており[7]、取れた鯨を利用して出す、料理屋が多く存在する。
また、和田浦海岸は1998年(平成10年)に「日本の水浴場55選」[8]、2001年(平成13年)に「日本の水浴場88選」に選出された[9]。 波乗りには最適であり通年サーファーが多く訪れる。
合併前隣接していた自治体
[編集]- 鴨川市
- 安房郡:丸山町
「朝夷地区」(あさいちく)は、和田町・丸山町・千倉町・白浜町の計4町一帯の通称名である。
歴史
[編集]- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により和田村、真浦村、花園村、柴村、仁我浦村の大部分(外堀地区以外)が合併して朝夷郡和田村が発足。
- 1897年(明治30年)4月1日 - 朝夷郡が安房郡に編入。
- 1899年(明治32年)3月13日 - 町制を施行し和田町(初代)となる。
- 1955年(昭和30年)3月31日 - 北三原村と合併し、改めて和田町(2代目)が発足。
- 1956年(昭和31年)9月1日 - 南三原村の一部(海発の一部、松田、白渚、御原)を分割編入。
- 1981年(昭和56年)7月20日 - 町章を制定する[10]。
- 2006年(平成18年)3月20日 - 富浦町、富山町、白浜町、千倉町、丸山町、三芳村と合併し南房総市を新設[1]。同日和田町廃止。
産業
[編集]農業
漁業
交通
[編集]鉄道
[編集]道路
[編集]学校
[編集]小学校
[編集]中学校
[編集]- 和田町立和田中学校
高等学校
[編集]観光
[編集]- 花嫁街道 - マテバシイの純林も広がる烏場山を通り[13]、南房総地区の山地や海が一望出来る風光明媚な道で[14]、「エコウオーク100選」の一つに選ばれている[15]。
- くすのき(体験型宿泊施設)
- 浜千鳥の歌碑 - 和田浦付近の防風林の一角にある[16]。
出身有名人
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d “南房総市が誕生 「一体感ある組織に」 県内最多の7自治体合併 市長、市議選は来月23日投開票 暫定予算を専決処分”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 17. (2006年3月21日)
- ^ 和田町(2006年1月21日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ a b “ご存じですか 間宮七郎平”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 16. (1995年1月12日)
- ^ “カメラぶらり旅 歴史上の人物ゆかりの地 ”花の南房総”をつくり上げた間宮七郎平”. ニューライフちば (千葉県広報協会) (429): 15-19. (1999-02).
- ^ “活気を見せる捕鯨基地の町”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 25. (1993年8月5日)
- ^ “ツチクジラ漁 規制数の27頭捕り切る 捕鯨の町・和田の夏行く”. 読売新聞 (読売新聞社): p. 30. (1995年7月8日)
- ^ “房総沖の捕鯨 今が最盛期 基地の和田町に活気”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 23. (1994年7月30日)
- ^ “和田浦海岸を選出 日本の水浴場55選 和田町「きれいな海」PR”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 15. (1998年8月5日)
- ^ “和田浦海岸 きれいな水 豊かな自然 「日本の水浴場88選」に”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 15. (2001年6月13日)
- ^ “安房8町村合併協議会の調整方針 慣行の取り扱い”. 2013年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月11日閲覧。
- ^ 南房総市立和田小学校. ([2002?]). 文部科学省研究開発学校平成 13年度研究開発実施報告書 (第 1年次) : いつでもどこでもだれでも学習できる小・中・高等学校の実現 : 生涯学習の町づくりをめざした自由乗降のできる学校へ.. Wada Chōritsu Wada Shōgakkō .... OCLC 123913293
- ^ 田, 玉胜 (2020-11-19). “农村中小学生文明礼仪缺失的原因分析与应对措施——以海南农村学校为例”. 国际教育论坛 2 (10): 115. doi:10.32629/jief.v2i10.2317. ISSN 2705-120X .[出典無効]
- ^ “行ってきました 「花嫁街道」烏場山 マテバシイの純林も”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 17. (2007年1月29日)
- ^ “自然 花嫁街道 南房総の山々と海一望”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 26. (1994年2月4日)
- ^ “館山・南房総の7コース認定 平砂浦、富山、大房、花嫁街道… 日本の「エコウオーク100選」”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 17. (2007年11月25日)
- ^ “散歩道 文学 和田浦付近 防風林に「浜千鳥の碑」”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 26. (1993年3月26日)