和田繁二郎
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和田 繁二郎(わだ しげじろう、1913年(大正2年)2月26日 - 1999年(平成11年)7月16日[1])は、日本近代文学研究者、歌人。
経歴
[編集]京都府京都市生まれ。立命館大学法文学部国文学科卒。立命館中学校教諭、立命館大学予科教授、1949年(昭和24年)立命館大学助教授、1956年(昭和31年)同大学教授[2]。1976年「近代文学創成期の研究 リアリズムの生成」で立命館大文学博士。1979年退任、名誉教授、大谷女子大学教授。1983年退職。1985年、勲三等瑞宝章受章[1]。1999年、肝臓癌のため死去[1]。
歌誌『ポトナム』同人。筆名・周三。小泉苳三に師事。門下に上田博など。
著書
[編集]- 『徒然草評解』白揚社、1948
- 『近代日本文学史』法律文化社、1954
- 『芥川竜之介』創元社、日本文学新書、1956
- 『微粒 歌集』和田周三 ポトナム叢書 1956
- 『日本文学史・近代と現代』法律文化社、1963
- 『近代文学創成期の研究 リアリズムの生成』桜楓社、1973
- 『案外堂小室信介の文学』和泉書院、1985
- 『近代文学の知識人像』編著、ミネルヴァ書房、1985
- 『明治前期女流作品論 樋口一葉とその前後』桜楓社、1989
記念論集
[編集]- 『日本文学 伝統と近代 和田繁二郎博士古稀記念』和泉書院、1983
脚注
[編集]参考
[編集]- 和田繁二郎教授略歴 著書・論文目録 (和田繁二郎教授退職記念論集) 立命館文學、1979
- 『文藝年鑑1992』