コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

品川女子学院中等部・高等部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
品川高等女学校から転送)
品川女子学院中等部・高等部
品川女子学院
地図北緯35度37分14.6秒 東経139度44分20.5秒 / 北緯35.620722度 東経139.739028度 / 35.620722; 139.739028座標: 北緯35度37分14.6秒 東経139度44分20.5秒 / 北緯35.620722度 東経139.739028度 / 35.620722; 139.739028
過去の名称 荏原女学校
品川高等女学校
品川中学校・高等学校
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人品川女子学院
設立年月日 1926年
創立者 漆雅子
共学・別学 女子校
中高一貫教育 完全一貫制
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学期 3学期制
学校コード D113310900037 ウィキデータを編集(高等学校)
C113310900048 ウィキデータを編集(中学校)
高校コード 13612D
所在地 140-8707 
東京都品川区北品川三丁目3番12号
外部リンク 品川女子学院
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
テンプレートを表示

品川女子学院中等部・高等部(しながわじょしがくいんちゅうとうぶ・こうとうぶ)とは、東京都品川区北品川三丁目にある私立女子中学校高等学校完全中高一貫校

概要

[編集]

1925年(大正14年)、衆議院議員で全国町村長会会長を務めた漆昌巌の娘の漆雅子により創立。

1991年(平成3年)校名を「品川女子学院」に変更し[1]中高一貫教育を開始する。

廃校の危機が取り沙汰されるほどの状態から「世の中に貢献できる女性を育てる」[2] という理想の下、偏差値、進学率を高めた学校として、学校再生の観点でも注目されている[1][3]

ミッションとして「私たちは世界をこころに、能動的に人生を創る日本女性の教養を高め、才能を伸ばし、夢を育てます」[4] を打ち立て、このミッションから生まれた、卒業後の人生を見据え、社会で働き続けるための力を身につけることを意図した教育方針である「28 project」を行っている[3]

また、ミッション達成のためには生徒を育てる時間が3年間では不十分として、2004年から高校での募集を取り止め[1][4]完全中高一貫校となった。

教育の特色

[編集]

28project

[編集]

品川女子学院の教育方針。上記の通り、同校のミッションから生まれたものである。「大学進学をする18歳の時ではなく、28歳の時に社会で生き生きと活躍できる女性を育てることを目指し、未来から逆算してその土台づくりをしていく」ことを目的としている[1][3]。28歳を目安としているが、これは女性が28歳の頃が「仕事、結婚、出産といった自身の将来を考える上でのターニングポイントとなる」という考え方による[3]。この様子はNHKプレミアムにより2023年、「10年後の同窓会」として放送された。

「ライフデザイン教育」

[編集]

カリキュラムでは、英語へのTOEIC導入や実社会を経験させることにより、職業観や学校授業と将来の仕事に結びつける授業(同校では、これをキャリア教育とは呼ばず、ライフデザイン教育と呼んでいる)を行っている[4]

企業とのコラボレーション

[編集]

2004年からライフデザイン教育の一環として、企業とのコラボレーションによる授業を行っている[1]眠眠打破のグミ、桃恋茶(桃の香りがする烏龍茶)、品女キティなど、実際に商品が開発された例もある[4]

沿革

[編集]
  • 1926年4月 - 権現山公園(現在品川区立城南中学校校庭)に荏原女学校として開校[1][5]
  • 1929年 - 現在地に品川高等女学校開校[5]
  • 1947年 - 品川中学校設置[5]
  • 1948年 - 品川高等学校設置[5]
  • 1951年 - 学校法人品川高等学校に組織変更[5]
  • 1991年 - 校名を「品川女子学院」に変更。中高一貫教育を開始[1][5]
  • 2004年 - 高校からの募集を停止し、中高完全一貫制スタート[1][5]

部活動

[編集]

水泳部がインターハイで総合優勝を達成している。ダンス部も全国大会出場の実績がある。

交通アクセス

[編集]
品川女子学院中等部・高等部の位置(東京都内)
品川女子学院中等部・高等部

著名な出身者

[編集]

テレビ番組

[編集]
  • 日経スペシャル カンブリア宮殿 (テレビ東京)- 出演:品川女子学院校長 漆紫穂子
    • 「やる気のスイッチを入れる極意!教えます」(2008年11月24日)[8]
    • カンブリア宮殿 大忘年会 もう貧乏はイヤだ! 狙うぞ、一発逆転スペシャル(2010年12月31日)[9]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h 廃校の危機も噂された女子校が都内屈指の人気校に 漆 紫穂子氏 | 人材・組織開発の最新記事(コラム・調査など)”. 人材育成・研修のリクルートマネジメントソリューションズ. リクルート. 2024年2月29日閲覧。
  2. ^ 沿革 品川女子学院
  3. ^ a b c d 女子校を再生! 学校改革で偏差値20ポイントアップ 品川女子学院 6代目校長 漆紫穂子さん(前編)」『日経ビジネスオンライン』日経BP社、2008年6月25日付配信
  4. ^ a b c d 学校改革で受験者数増 品川女子学院が生まれ変わった 品川女子学院 6代目校長 漆紫穂子さん(後編)」『日経ビジネスオンライン』日経BP社、2008年7月9日付配信
  5. ^ a b c d e f g 品川女子学院のあゆみ - 品川女子学院 2024年7月19日閲覧
  6. ^ こんな日が来るとは…”. 魚住咲恵の元気いっぱい日まわりblog. アメーバブログ (2015年5月13日). 2021年10月5日閲覧。
  7. ^ a b c 日本経済新聞社・日経BP社. “芸能人の母校 品川女子、起業家も育てる進学校に|出世ナビ|NIKKEI STYLE”. NIKKEI STYLE. 2019年4月26日閲覧。
  8. ^ 「やる気のスイッチを入れる極意!教えます」 - テレビ東京 2008年11月24日
  9. ^ 衰退産業・地方・中小・民事再生 "四重苦"をぶっ飛ばした、ブレない経営! - テレビ東京 2010年12月31日

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]