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北品川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 東京都 > 品川区 > 北品川
北品川
町丁
北品川六丁目(2013年4月)
地図北緯35度37分15秒 東経139度44分21秒 / 北緯35.620908度 東経139.739122度 / 35.620908; 139.739122
座標位置:品川女子学院中等部付近
日本の旗 日本
都道府県 東京都の旗 東京
特別区 品川区
地域 品川地域
人口情報2023年(令和5年)1月1日現在[1]
 人口 19,603 人
 世帯数 10,692 世帯
面積[2]
  0.994729107 km²
人口密度 19706.87 人/km²
郵便番号 140-0001(1〜4丁目)[3]
141-0001(5〜6丁目)[4]
市外局番 03(東京MA[5]
ナンバープレート 品川
ウィキポータル 日本の町・字
東京都の旗 ウィキポータル 東京都
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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北品川(きたしながわ)は、東京都品川区町名。現行行政地名は北品川一丁目から北品川六丁目。住居表示実施済区域。

かつての品川宿(江戸時代)の北半分に相当する。

地理

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品川区の北部に位置する。町域北部は港区高輪・港区港南に接する。東部は概ね八ツ山通りに接し、これを境に品川区東品川に接する。南部から南西部にかけては目黒川に接し、これを境に品川区南品川・品川区広町・品川区大崎にそれぞれ接する。西部は品川区東五反田に接する。町域内には住宅、オフィス、寺院、商店などが見られる。一丁目・二丁目内には旧東海道があり、かつての品川宿の名残を見ることができる。三丁目・四丁目・五丁目には高級住宅地として知られる御殿山がある。地名に由来する北品川駅品川駅の南に位置する。これは旧来の品川が現在の品川区に当たり、品川駅はそれより北の港区に作られたことに起因する。

北品川一丁目
町域北東部。北端付近は品川インターシティ傍になる。八ツ山通りを境に東側はオフィスビルマンションが見られる。八ツ山通り西側には住宅や北品川本通り(旧東海道)沿いなどに商店が見られる。地域西部には第一京浜が通っており、北品川三丁目と接している。第一京浜と平行して京急本線が通っており、北品川一丁目内には北品川駅がある。東部には天王洲運河が見られる。
北品川二丁目
町域南東部。区域内は北側の一丁目から続く旧東海道沿いに商店や寺院・神社が見られる。他の地域は住宅地。一丁目同様に西部には第一京浜が通っており、北品川三丁目と接している。また、第一京浜と平行して京急本線が通っており、北品川二丁目内には新馬場駅北口がある(新馬場駅は南端の目黒川を跨ぐ形であり、南口は南品川になる)。また、町域内を東西に山手通りが横断している。区域内には品川の南の鎮守である荏原神社がある。
北品川三丁目
北品川三丁目(2013年11月)
町域中部。東部は第一京浜に接しており、東側には北品川一丁目・二丁目がある。西側にはJR山手線東海道本線などの線路に接し、北品川四丁目に接する。また区域南部を山手通りが通っている。三丁目の北部は「御殿山」と呼ばれる城南五山の一つとして知られる高級住宅地の一角がある(御殿山は北品川四丁目・五丁目一帯も該当する)。地域内は住宅のほか、マンションやビル、学校などが見られる。品川の北の鎮守である品川神社も三丁目にある。
北品川四丁目
町域中西部。区域東部はJR線の線路に接し、北品川三丁目になる。西部は御殿山通りなどを境に、北品川五丁目と接する。一帯は「御殿山」と呼ばれる高級住宅地として知られる。邸宅やマンションが見られるほか、JRの線路沿いには御殿山トラストシティ(旧:御殿山ヒルズ→御殿山ガーデン)という高層マンションとオフィスビル・ホテルなどの複合建造物が設置され、付近のランドマークにもなっている。また、区域北東端の新八ツ山橋・八ツ山橋付近は幹線道路が集まっており交通の要所としても知られる。
北品川五丁目
北品川五丁目(2015年4月)
町域西部。東側は北品川四丁目。北側は北品川六丁目になる。当地も「御殿山」と呼ばれる一帯で邸宅や高級マンションが多く見られる。区域北端に八ツ山の坂(通称ソニー通り)、区域内に小関通りが通る。かつては、北部にある六丁目とともにソニーの本社や関連施設があったが、五丁目にソニー御殿山テクノロジーセンターを残し、2007年に港区港南一丁目(品川駅東側)へ移転した。2012年4月に着工した「北品川五丁目第1地区第一種市街地再開発事業」が2015年5月にパークシティ大崎として開業。超高層ビル大崎ブライトタワーや超高層マンションパークシティ大崎 ザ タワーなど7棟からなる複合商業施設が付近の新たなランドマークになっている。
北品川六丁目
町域北西部。かつては五丁目とともにソニーの関連施設があったが、港区港南に移転した。合計面積2万5千平方メートル以上に及ぶその跡地はソニーから積水ハウスに売却され、オフィスビルやマンションとして2011年に再開発された[6]。他にも邸宅やマンションが見られる。また北品川六丁目から北部の港区高輪四丁目・北品川四丁目の北部付近には城南五山の一つ「八ツ山」があった。名の由来は諸説あるが江戸時代に埋め立てなどに八ツ山の土が使われ、切り崩され平地となり、現在は付近の交差点道路などに名前が残されている。

地価

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住宅地の地価は、2024年令和6年)1月1日公示地価によれば、北品川1-8-14の地点で146万円/m2、北品川5-14-12の地点で102万円/m2となっている[7]

世帯数と人口

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2023年(令和5年)1月1日現在(東京都発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
北品川一丁目 2,213世帯 3,327人
北品川二丁目 1,975世帯 3,191人
北品川三丁目 1,951世帯 3,653人
北品川四丁目 767世帯 1,617人
北品川五丁目 3,364世帯 6,961人
北品川六丁目 422世帯 854人
10,692世帯 19,603人

人口の変遷

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国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[8]
13,846
2000年(平成12年)[9]
14,108
2005年(平成17年)[10]
15,093
2010年(平成22年)[11]
16,579
2015年(平成27年)[12]
19,031
2020年(令和2年)[13]
20,987

世帯数の変遷

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国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[8]
6,232
2000年(平成12年)[9]
6,820
2005年(平成17年)[10]
7,777
2010年(平成22年)[11]
8,995
2015年(平成27年)[12]
10,340
2020年(令和2年)[13]
11,615

学区

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区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2020年4月時点)[14]

2019年度入転学
丁目 番地 小学校 中学校
北品川一丁目 全域 品川区立台場小学校 品川区立品川学園
北品川二丁目 1〜19番
20番1〜4号、6号
20番8〜9号、19〜22号
20番24〜25号
その他 品川区立城南第二小学校 品川区立東海中学校
北品川三丁目 全域 品川区立品川学園 品川区立品川学園
北品川四丁目 全域 品川区立御殿山小学校
北品川五丁目 全域
北品川六丁目 全域
2020年度入転学
丁目 番地 小学校 中学校
北品川一丁目 全域 品川区立台場小学校 品川区立品川学園
北品川二丁目 1〜19番
20番1〜11号、18〜25号
21〜29番、30番10〜28号
34番3〜5号
その他 品川区立城南第二小学校 品川区立東海中学校
北品川三丁目 全域 品川区立品川学園 品川区立品川学園
北品川四丁目 全域 品川区立御殿山小学校
北品川五丁目 全域
北品川六丁目 全域

交通

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一丁目から三丁目は主に北品川駅新馬場駅が利用される。四丁目・五丁目は大崎駅が、六丁目は品川駅が主に利用されることが多い。他に、品川駅からの路線バスの便もある。

鉄道

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バス

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事業所

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2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[18]

丁目 事業所数 従業員数
北品川一丁目 275事業所 4,162人
北品川二丁目 178事業所 1,391人
北品川三丁目 117事業所 4,150人
北品川四丁目 107事業所 3,478人
北品川五丁目 270事業所 15,445人
北品川六丁目 48事業所 5,169人
995事業所 33,795人

事業者数の変遷

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経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[19]
853
2021年(令和3年)[18]
995

従業員数の変遷

[編集]

経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[19]
21,703
2021年(令和3年)[18]
33,795

施設

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北品川一丁目
北品川二丁目
北品川三丁目
北品川四丁目
北品川五丁目
北品川六丁目
かつて存在した施設
  • ソニー本社(北品川五丁目・六丁目)
  • ソニー歴史資料館(北品川六丁目)
  • 原美術館(北品川四丁目)

出身・ゆかりのある人物

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その他

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日本郵便

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  • 集配担当する郵便局と郵便番号は以下の通りである[20]
丁目 郵便番号 郵便局
北品川一丁目〜四丁目 140-0001[3] 品川郵便局
北品川五丁目〜六丁目 141-0001[4] 大崎郵便局

関連項目

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脚注

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  1. ^ a b 住民基本台帳による東京都の世帯と人口(町丁別・年齢別)  令和5年1月” (CSV). 東京都 (2023年4月6日). 2023年12月17日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  2. ^ 『国勢調査町丁・字等別境界データセット』(CODH作成)”. CODH. 2024年1月11日閲覧。(CC-BY-4.0)
  3. ^ a b 北品川(1〜4丁目)の郵便番号”. 日本郵便. 2023年11月17日閲覧。
  4. ^ a b 北品川(5〜6丁目)の郵便番号”. 日本郵便. 2023年11月17日閲覧。
  5. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  6. ^ 【プロジェクト】ソニーのビル跡地2万5100m2に事務所や住宅を建設、積水ハウス”. 日経不動産マーケット情報 (2008年1月9日). 2021年4月14日閲覧。
  7. ^ 国土交通省 不動産情報ライブラリ”. 国土交通省. 2024年11月2日閲覧。
  8. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  9. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  10. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  11. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  12. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  13. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  14. ^ 通学区域”. 品川区 (2020年4月1日). 2021年4月14日閲覧。
  15. ^ 2011年4月1日名称変更。
  16. ^ 2022年11月1日運行開始。区間は渋谷駅 - 中目黒駅 - 大鳥神社前 - 不動前駅入口 - 大崎広小路 - 大崎駅 - 新馬場駅前 - 品川駅 - 高輪ゲートウェイ駅
  17. ^ 2023年3月1日運行開始。区間は武蔵小山駅 - 平塚橋(開業当初は上りのみだったが、2023年11月10日からは下りも使用) - 下神明駅入口 - 品川区役所入口 - 東急大井町駅 - 青物横丁 - 新馬場駅前 - 品川駅 - 高輪ゲートウェイ駅。
  18. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  19. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  20. ^ 郵便番号簿 2022年度版” (PDF). 日本郵便. 2023年10月28日閲覧。

外部リンク

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