喜劇 泥棒大家族 天下を盗る
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喜劇 泥棒大家族 天下を盗る | |
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監督 | 坪島孝 |
脚本 | 田波靖男、中西隆三 |
製作 | 渡辺晋、大木舜二 |
音楽 | 佐藤勝 |
撮影 | 岡崎宏三 |
編集 | 武田うめ |
配給 | 東宝 |
公開 | 1972年10月28日 |
上映時間 | 96分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『喜劇 泥棒大家族 天下を盗る』(きげき どろぼうだいかぞく てんかをとる)は、1972年に制作された植木等主演作品。クレージーキャッツのメンバーからは、谷啓と犬塚弘、安田伸、桜井センリが出演している。併映作品は『にっぽん三銃士 おさらば東京の巻』(監督:岡本喜八、主演:小林桂樹)。
概要
[編集]東宝創立40周年を記念して製作された作品のひとつで、『ニッポン無責任時代』から『日本一のショック男』まで、足かけ10年にわたり全30作が作られた東宝クレージー映画の+α的な作品である[1]。
本作は未ソフト化であるが、2017年1月には、CS・日本映画専門チャンネルにて『新春特選・日本の初笑い特集』の1つとしてTV初放送された。
ストーリー
[編集]過疎村になっていた筑豊炭田。ところがその中に、電化製品をズラリと並べた住宅街があった。猪狩時之助を総親分に戴き、一族深い絆で結ばれた大万引き一家の住処である。ある日、時之助の号令で門次郎以下が東京に大進撃を開始。盗品は次々と鉄道便で集落へ発送した。その後全員が集落へ戻って来たが、仕事の割には稼ぎが少ない昇作、恒夫たちは、時之助、タツノ、千吉たちが温泉へ行っている間に、時之助に無断で東京へ・・・。
スタッフ
[編集]- 製作:渡辺晋、大木舜二
- 監督:坪島孝
- 原作:加藤延之『こちら特報部・泥棒村潜入記』(東京新聞、1971年1月3日 - 1月15日連載の記事[2])
- 脚本:田波靖男、中西隆三
- 音楽:佐藤勝
- 撮影:岡崎宏三
- 美術:竹中和雄
- 録音:磯崎倉之助
- 照明:下村一夫
- 整音:西尾昇
- 編集:武田うめ
- スチール:岩井隆志
- 監督助手:今村一平
- 製作担当者:内山甲子郎
- 現像:東洋現像所
- 協力:東武百貨店
キャスト
[編集]- 猪狩時之助:植木等
- 門次郎:谷啓
- 長一:犬塚弘
- 山田:安田伸
- 桜田:桜井センリ
- アケミ:八並映子
- 馬上千吉:藤田まこと
- 大鹿タツノ:ミヤコ蝶々
- 大鹿秋子:紀比呂子
- 大鹿夏子:江夏夕子
- 横川春子:太地喜和子
- 猪狩冬子:山東昭子
- 谷川昇作:なべおさみ
- 谷川ノボル:石井聖孝
- 大岡明男:阿藤海(阿藤快)
- 小西恒夫:小松政夫
- 草田進:岸部シロー(岸部四郎)
- 三吉:小沢直平
- ヨシ子:本田みちこ
- 猪の吉:二瓶正也
- 鹿三:鈴木和夫
- 白川譲二:峰岸徹
- 正夫:井上順之(井上順)
- 大門米太郎:藤村有弘
- 山森松蔵:三木のり平
- 梅吉:石立和男
- 藤山巡査:米倉斉加年
- 森川巡査:伴淳三郎
- 署長:太宰久雄
- 運転手:松崎真
同じ集団をモデルとした作品
[編集]本映画は、北九州に実在した、実際の窃盗集団をモデルとしたものだが、同じ集団をモデルを元にした作品に以下がある。
- 結城昌治『白昼堂々』1966年刊行の小説
- 映画『女 咲かせます』 - 上記小説を原作とした、1987年公開の松竹映画