四友王
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四友王(よともおう、生没年不詳)は、平安時代前期の皇族。嵯峨天皇から仁明天皇までのいずれかの天皇の孫か。官位は従四位上・兵部大輔。
二世王の蔭位により従四位下に直叙されたのち、清和朝末の貞観18年(876年)次侍従に任官する。翌貞観19年(877年)陽成天皇の即位に伴う叙位にて従四位上に昇叙される(この時の官職は美作守)。
光孝朝の仁和2年(886年)兵部大輔の官職にあったが、弾正大弼・雅望王らとともに斎宮・繁子内親王が伊勢大神宮に入る際の前駆を務めている[1]。
『日本三代実録』による。