香港マイル
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(国泰航空香港一哩錦標から転送)
香港マイル Hong Kong Mile | |
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2023年香港マイル優勝馬:ゴールデンシックスティ | |
競馬場 | 沙田競馬場 |
創設 | 1991年12月15日 |
距離 | 芝1600m |
格付け | G1 |
賞金 |
1着賞金1792万香港ドル 賞金総額3200万香港ドル |
出走条件 | サラブレッド3歳以上 |
負担重量 |
3歳125ポンド (約56.7 kg) 4歳以上126ポンド (約57.2 kg)、牝馬4ポンド (約2 kg) 減 |
香港マイル(ホンコンマイル; 中: 香港一哩錦標/英: Hong Kong Mile)とは毎年12月中旬に香港沙田競馬場の芝1600メートル (m)で行われる3歳以上の競馬の競走である。
香港国際賽事(香港国際競走)として、香港カップ (芝2000 m)・香港スプリント (芝1200 m)・香港ヴァーズ (芝2400 m)といった国際G1(グループワン)と同日に開催されている。
香港競馬年度シーズンの最初のマイル路線のG1競走でヨーロッパや日本の一線級の競走馬が多く出走している。2006年から2014年まで地元香港勢が9連勝していたが、2015年に日本の競走馬であるモーリスが優勝した。
歴史
[編集]- 1991年 「香港招待ボウル」として創設、施行距離は芝1400メートル (m)
- アイルランドのアディショナルリスクが最年少3歳で優勝。
- 1993年 「香港国際ボウル」に改称
- 1994年 国際G3に昇格
- 1995年 国際G2に昇格
- オーストラリアのモノポライズが1400 m当時のレコード1分21秒5を記録。
- 1996年 モノポライズが初の連覇
- 1999年 「香港マイル」に改称、施行距離は1ハロン延長して芝1600 mに変更
- 2000年 国際G1に昇格
- 2006年 地元香港のザデュークが当時最高齢7歳で初優勝と同時に1分33秒4は1600 mになって初のレコードを樹立(2000年のサンラインの1分34秒2を0.8秒更新)。
- 2008年 グッドババが史上2頭目、G1施行後以降初の連覇で1分32秒71は現在も同レースのレコードになっている。計時が10ミリ秒 (ms)単位となる。
- 2009年 グッドババが史上初の3連覇でザデュークと並んで7歳で最高齢タイでの優勝を記録。
- 2011年 エイブルワンが同レースを含めて香港の国際G1レースで最高齢9歳で優勝。
歴代優勝馬
[編集]回数 | 施行日 | 調教国・優勝馬 (欧文名) | 日本語読み (カタカナ名) |
性齢 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 |
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第1回 | 1991年12月15日 | 更險 (Additional Risk) | アディショナルリスク | 牡3 | 1:21.9 | M.キネーン | D.ウェルド |
第2回 | 1993年4月18日 | 幽谷之姬 (Glen Kate) | グレンケイト | 牝6 | 1:22.2 | C.ブラック | W.シューメイカー |
第3回 | 1993年12月12日 | 勝利拍擋 (Winning Partners) | ウイニングパートナーズ | 騸5 | 1:22.6 | M.キネーン | N.ベッグ |
第4回 | 1994年12月11日 | 蘇式路線 (Soviet Line) | ソヴィエトライン | 騸4 | 1:22.0 | W.スウィンバーン | M.スタウト |
第5回 | 1995年12月10日 | 壟斷 (Monopolize) | モノポライズ | 騸5 | 1:21.5 | W.ハリス | G.ベッグ |
第6回 | 1996年12月8日 | 壟斷 (Monopolize) | モノポライズ | 騸6 | 1:22.0 | D.ビードマン | G.ベッグ |
第7回 | 1997年12月14日 | 加泰隆尼 (Catalan Opening) | カタランオープニング | 騸5 | 1:22.0 | D.ビードマン | J.カミングス |
第8回 | 1998年12月13日 | 雞尾酒 (Jim and Tonic) | ジムアントトニック | 騸4 | 1:21.7 | G.モッセ | F.ドゥーメン |
第9回 | 1999年12月12日 | 海景客棧 (Docksider) | ドックサイダー | 牡4 | 1:34.7 | O.ペリエ | J.ヒルズ |
第10回 | 2000年12月17日 | 日平線 (Sunline) | サンライン | 牝5 | 1:34.2 | G.チャイルズ | T.マッキー |
第11回 | 2001年12月16日 | 榮進寶蹄 (Eishin Preston) | エイシンプレストン | 牡4 | 1:34.8 | 福永祐一 | 北橋修二 |
第12回 | 2002年12月15日 | 奧運精神 (Olympic Express) | オリンピックエクスプレス | 騸4 | 1:34.9 | W.マーウィング | I.アラン |
第13回 | 2003年12月14日 | 幸運馬主 (Lucky Owners) | ラッキーオーナーズ | 牡4 | 1:34.3 | F.コーツィー | A.クルーズ |
第14回 | 2004年12月12日 | 防火線 (Firebreak) | ファイアーブレイク | 牡5 | 1:34.6 | L.デットーリ | S.ビン・スルール |
第15回 | 2005年12月11日 | 三連冠 (Hat Trick) | ハットトリック | 牡4 | 1:34.8 | O.ペリエ | 角居勝彦 |
第16回 | 2006年12月10日 | 星運爵士 (The Duke) | ザデューク | 騸7 | 1.33.4 | O.ドルーズ | C.ファウンズ |
第17回 | 2007年12月9日 | 好爸爸 (Good Ba Ba) | グッドババ | 騸5 | 1:34.5 | O.ドルーズ | A.シュッツ |
第18回 | 2008年12月14日 | 好爸爸 (Good Ba Ba) | グッドババ | 騸6 | 1:32.71 | C.スミヨン | A.シュッツ |
第19回 | 2009年12月13日 | 好爸爸 (Good Ba Ba) | グッドババ | 騸7 | 1:34.60 | O.ドルーズ | A.シュッツ |
第20回 | 2010年12月12日 | 締造美麗 (Beauty Flash) | ビューティーフラッシュ | 騸5 | 1:34.79 | G.モッセ | A.クルーズ |
第21回 | 2011年12月11日 | 步步穩 (Able One) | エイブルワン | 騸9 | 1:33.98 | J.ロイド | J・ムーア |
第22回 | 2012年12月9日 | 雄心威龍 (Ambitious Dragon) | アンビシャスドラゴン | 騸6 | 1:34.12 | Z.パートン | A.ミラード |
第23回 | 2013年12月8日 | 精彩日子 (Glorious Days) | グロリアスデイズ | 騸6 | 1:33.60 | D.ホワイト | J.サイズ |
第24回 | 2014年12月14日 | 步步友 (Able Friend) | エイブルフレンド | 騸5 | 1:33.49 | J.モレイラ | J.ムーア |
第25回 | 2015年12月13日 | 滿樂時 (Maurice) | モーリス | 牡4 | 1:33.92 | R.ムーア | 堀宣行 |
第26回 | 2016年12月11日 | 美麗大師 (Beauty Only) | ビューティーオンリー | 騸5 | 1:33.48 | Z.パートン | A.クルーズ |
第27回[1] | 2017年12月10日 | 美麗傳承 (Beauty Generation) | ビューティージェネレーション | 騸5 | 1:33.72 | K.リョン | J.ムーア |
第28回[2] | 2018年12月9日 | 美麗傳承 (Beauty Generation) | ビューティージェネレーション | 騸6 | 1:33.52 | Z.パートン | J.ムーア |
第29回[3] | 2019年12月8日 | 頌讚火星 (Admire Mars) | アドマイヤマーズ | 牡3 | 1:33.25 | C.スミヨン | 友道康夫 |
第30回[4] | 2020年12月13日 | 金鎗六十 (Golden Sixty) | ゴールデンシックスティ | 騸5 | 1:33.45 | C.ホー | K.ルイ |
第31回[5] | 2021年12月12日 | 金鎗六十 (Golden Sixty) | ゴールデンシックスティ | 騸6 | 1:33.86 | C.ホー | K.ルイ |
第32回[6] | 2022年12月11日 | 加州星球 (California Spangle) | カリフォルニアスパングル | 騸4 | 1:33.41 | Z.パートン | A.クルーズ |
第33回[7] | 2023年12月10日 | 金鎗六十 (Golden Sixty) | ゴールデンシックスティ | 騸8 | 1:34.10 | C.ホー | K.ルイ |
第34回[8] | 2024年12月8日 | 遨遊氣泡 (Voyage Bubble) | ヴォイッジバブル | 騸6 | 1:33.34 | J.マクドナルド | P.イウ |
日本調教馬の成績
[編集]→詳細は「日本調教馬の日本国外への遠征 § 香港マイル」を参照
脚注
[編集]- ^ 2017年香港マイルの結果日本中央競馬会、2017年12月10日閲覧
- ^ “2018年香港マイルの結果”. 日本中央競馬会 (2018年12月9日). 2018年12月9日閲覧。
- ^ “2019年香港マイルの結果”. 日本中央競馬会 (2019年12月8日). 2019年12月8日閲覧。
- ^ “2020年香港マイルの結果”. 日本中央競馬会 (2020年12月13日). 2023年12月10日閲覧。
- ^ “2021年香港マイルの結果”. 日本中央競馬会 (2021年12月12日). 2021年12月12日閲覧。
- ^ “2022年香港マイルの結果”. 日本中央競馬会 (2022年12月11日). 2023年12月10日閲覧。
- ^ “2023年香港マイルの結果”. 日本中央競馬会 (2023年12月10日). 2023年12月10日閲覧。
- ^ “2024年香港マイルの結果”. 日本中央競馬会 (2024年12月8日). 2024年12月8日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- The Hong Kong Jockey Club - 主催者である香港賽馬會の英語ページ