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国鉄ケDB11形ガソリン機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ケDB11形は、宮崎県営軌道[1]から鉄道省が引き継いだガソリン機関車である。

詳細

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本形式は、宮崎県営軌道が、1932年(昭和7年)の開業の際に購入した車軸配置 B、機械式のガソリン機関車で、県営軌道時代の形式称号は2号である。国鉄側の記録によると製造メーカーは浅野物産株式会社と記録されているが、宮崎県営軌道の公文書にはアメリカホイットコム製と明記されている。一種のマスプロ機で、ホイットコムのカタログ形式ではMO-ADR型と呼ばれる機関車である。 1号ガソリン機関車とは異なりガス発生炉の取り付けの記録はない。

1935年(昭和10年)の宮崎県営軌道買収により国有鉄道籍を得て、鉄道省形式を与えられケDB11形ケDB11)となった[2]

1942年(昭和17年)5月除籍[3]。その後の処遇(譲渡の有無等)については不明である。

主要諸元

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  • 搭載エンジン
    • ウォーケシャ製DR型4サイクル4気筒ガソリン機関1基(ボア×ストローク=114×157)
    • 出力:53HP/1400rpm
  • 燃料積載量:7572ℓ
  • 最大運転速度:

脚注

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  1. ^ 宮崎県営軌道=宮崎県営鉄道とは別に宮崎県が建設した軌道法の適用をうけた路線、名称は参考文献に従った。接続していた宮崎県営鉄道飫肥線とともに、1935年(昭和10年)に買収され鉄道省油津線(現在の日南線の一部区間に相当)の一部となった。
  2. ^ 「ケ」は「狭軌軽便線の車両」を意味する記号である。
  3. ^ 実際の使用は、使用線区が1067mmへの改軌を完了した1941年(昭和16年)10月までと考えられる。

関連項目

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参考文献

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  • 臼井茂信 「軽便機関車誌 国鉄狭軌軽便線 17」 (『鉄道ファン』 1984年11月号〔283号〕掲載)