国鉄チラ1形貨車 (初代)
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国鉄チラ1形貨車 (初代) | |
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基本情報 | |
車種 | 長物車 |
運用者 |
鉄道省 運輸通信省 運輸省 日本国有鉄道 |
所有者 |
鉄道省 運輸通信省 運輸省 日本国有鉄道 |
旧形式名 | ホチ20000形 |
改造年 | 1928年(昭和3年)* |
改造数 | 24両 |
消滅 | 1950年(昭和25年) |
主要諸元 | |
車体色 | 黒 |
軌間 | 1,067 mm |
全長 | 8,687 mm |
全幅 | 2,680 mm |
全高 | 2,612 mm |
荷重 | 18 t |
自重 | 8.5 t - 10.5 t |
換算両数 積車 | 2.5 |
換算両数 空車 | 1.0 |
台車中心間距離 | 4,877 mm |
備考 | *称号規程改正年 |
国鉄チラ1形貨車(こくてつチラ1がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)およびその前身である鉄道省等に在籍した18 t 積みの二軸ボギー長物車である。
概要
[編集]1928年(昭和3年)5月の車両称号規程改正によりホチ20000形 24両はチラ1形(チラ1 - チラ24)に形式名変更された。
ホチ20000形は、139両(ホチ20000 - ホチ20138)が在籍し、この内1913年(大正2年)に旭川工場にて製作されたホチ20000 - ホチ20024が本形式となった。残りのホチ20025 - ホチ20138はチラ30形、チラ85形となった
車体塗色は黒一色、寸法関係は、全長は8,687 mm、全幅は2,680 mm、全高は2,612 mm、自重は7.7 t - 9.5 tである。
戦後の1950年(昭和25年)に「第二次貨車特別廃車」の対象形式に指定され、5月20日通達「車工第376号」により告示され(当時の在籍車数は10両であった)同年に形式消滅した。
譲渡
[編集]1943年(昭和18年)9月27日に廃車となった1両(チラ15)が寿都鉄道(すっつてつどう)に譲渡され、チラ15形(チラ15)となった[1]。
1951年(昭和24年)4月2日に廃車となった3両(チラ13,チラ18,チラ22)が天塩鉄道に譲渡され、チラ301形(チラ301 - チラ303)となった[2]。
1951年(昭和26年)10月25日に廃車となった2両(チラ10,チラ20)が北海道拓殖鉄道に譲渡され、チラ401形(チラ404,チラ403)となった[3]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 「貨車略図 明治四十四年 鉄道院」1990年、復刻 鉄道史資料保存会
- 貨車技術発達史編纂委員会『日本の貨車-技術発達史-』(初版)日本鉄道車輌工業会、2008年3月1日。
- JAPAN RAIL CLUB 『RAIL FAN No.661』 2007年11月
- JAPAN RAIL CLUB 『RAIL FAN No.677』 2009年1月
- JAPAN RAIL CLUB 『RAIL FAN No.683』 2009年7月