国鉄ED37形電気機関車
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国鉄ED37形電気機関車 | |
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基本情報 | |
運用者 | (奥多摩電気鉄道)、鉄道省→日本国有鉄道 |
製造所 | 東京芝浦電気 |
製造年 | 1944年 |
製造数 | 1両 |
廃車 | 1963年 |
主要諸元 | |
軸配置 | Bo - Bo |
軌間 | 1,067 mm (狭軌) |
電気方式 | 直流1,500V(架空電車線方式) |
全長 | 11,050 mm |
全幅 | 2,800 mm |
全高 | 3,840 mm |
機関車重量 | 42.0 t |
台車 | 板台枠式2軸ボギー台車 |
動力伝達方式 | 1段歯車減速吊り掛け式 |
主電動機 | 直流直巻電動機 SE-150 × 4基 |
主電動機出力 | 110 kW (電圧750V・1時間定格) |
歯車比 | 4.65 (79:17) |
制御方式 | 抵抗制御、直並列2段組合せ制御 |
制御装置 | 電空単位スイッチ式 |
制動装置 | EL-14B自動空気ブレーキ・手ブレーキ |
定格速度 | 21.0 km/h |
定格出力 | 440 kW |
定格引張力 | 6,875 kgf |
国鉄ED37形電気機関車(こくてつED37がたでんききかんしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍した直流用電気機関車である。
概要
[編集]もとは、奥多摩電気鉄道(現在のJR東日本青梅線の一部)が新線開業用に1943年(昭和18年)に東京芝浦電気に1両を発注した電気機関車(1020形1021)であるが、1944年(昭和19年)の落成時には、奥多摩電気鉄道が戦時買収のため国有化されており、直接国有鉄道に納入された。
本形式は、東芝標準型と称される凸型車体の電気機関車であり、数多くの同系機が各地の私鉄に納入されている。国鉄籍を得たものでは、宮城電気鉄道引継ぎのED35形がある。
運用
[編集]落成後も国鉄形式を付与されることなく西国立機関区(後の立川機関区)に配置され、青梅線、南武線で貨物列車の牽引用に使用された。一時、作並機関区(仙山線)に転属したが、1952年(昭和27年)1月に小野田線に移り、旧宇部電気鉄道区間の石炭列車牽引用となった。
また、同年、他の私鉄買収電気機関車とともに国鉄形式を付与され、ED37形ED37 1と改称された。さらに1961年(昭和36年)には、ED29形(2代)ED29 11に改称されている。
1962年(昭和37年)に浜松機関区に転属し、構内入換用機関車として運用されたのち、1963年(昭和38年)11月に廃車・解体処分された。
関連項目
[編集]東芝製戦時標準型電気機関車に関する項目