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国鉄ED37形電気機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国鉄ED37形電気機関車
基本情報
運用者奥多摩電気鉄道)、鉄道省日本国有鉄道
製造所 東京芝浦電気
製造年 1944年
製造数 1両
廃車 1963年
主要諸元
軸配置 Bo - Bo
軌間 1,067 mm (狭軌
電気方式 直流1,500V架空電車線方式
全長 11,050 mm
全幅 2,800 mm
全高 3,840 mm
機関車重量 42.0 t
台車 板台枠式2軸ボギー台車
動力伝達方式 1段歯車減速吊り掛け式
主電動機 直流直巻電動機 SE-150 × 4基
主電動機出力 110 kW (電圧750V・1時間定格)
歯車比 4.65 (79:17)
制御方式 抵抗制御直並列2段組合せ制御
制御装置 電空単位スイッチ式
制動装置 EL-14B自動空気ブレーキ手ブレーキ
定格速度 21.0 km/h
定格出力 440 kW
定格引張力 6,875 kgf
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国鉄ED37形電気機関車(こくてつED37がたでんききかんしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)に在籍した直流電気機関車である。

概要

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もとは、奥多摩電気鉄道(現在のJR東日本青梅線の一部)が新線開業用に1943年(昭和18年)に東京芝浦電気に1両を発注した電気機関車(1020形1021)であるが、1944年(昭和19年)の落成時には、奥多摩電気鉄道が戦時買収のため国有化されており、直接国有鉄道に納入された。

本形式は、東芝標準型と称される凸型車体の電気機関車であり、数多くの同系機が各地の私鉄に納入されている。国鉄籍を得たものでは、宮城電気鉄道引継ぎのED35形がある。

運用

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落成後も国鉄形式を付与されることなく西国立機関区(後の立川機関区)に配置され、青梅線、南武線貨物列車の牽引用に使用された。一時、作並機関区(仙山線)に転属したが、1952年(昭和27年)1月に小野田線に移り、旧宇部電気鉄道区間の石炭列車牽引用となった。

また、同年、他の私鉄買収電気機関車とともに国鉄形式を付与され、ED37形ED37 1と改称された。さらに1961年(昭和36年)には、ED29形(2代)ED29 11に改称されている。

1962年(昭和37年)に浜松機関区に転属し、構内入換用機関車として運用されたのち、1963年(昭和38年)11月に廃車・解体処分された。

関連項目

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東芝製戦時標準型電気機関車に関する項目