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國場翼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
國場 翼
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 沖縄県具志川市(現・うるま市
生年月日 (1993-12-05) 1993年12月5日(30歳)
身長
体重
181 cm
81 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 投手
プロ入り 2015年 ドラフト8位
初出場 2016年8月21日
最終出場 2020年10月29日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

國場 翼(こくば つばさ、1993年12月5日 - )は、沖縄県具志川市(現・うるま市)出身[1]の元プロ野球選手投手)。右投左打。

」の字は旧字体であるため、メディアではしばしば「国場 翼」と表記される。

経歴

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プロ入り前

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小学生時代は学童野球チーム・天願フェニックスに所属していた[2]

沖縄県立具志川高等学校では甲子園出場はなかった[3]

第一工業大学では1年生時からリーグ戦に出場[4]。3年生時、第92回九州地区大学野球選手権大会・鹿児島地区の最優秀投手賞を受賞し、ベストナイン(投手)に選ばれた[5]

2015年10月12日に行われたプロ野球ドラフト会議埼玉西武ライオンズから8巡目で指名を受け[6]、契約金1500万円、年俸600万円(金額は推定)で仮契約を結んだ[7]。背番号は「57」に決まった[8]

西武時代

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2016年8月14日に初めて出場選手登録され[9][10]、8月21日の対千葉ロッテマリーンズ戦において4点ビハインドの8回表に4番手でプロ初登板し、2回を投げ被安打1、奪三振2、与四球3、無失点の成績だった[11][12]。この年は2試合に登板し、3回2安打無失点だった。二軍では22試合に登板し、3勝4敗2セーブ、防御率4.15だった[13]

2017年、一軍公式戦の出場機会はなく、二軍公式戦において19試合に登板し、1勝2敗、防御率3.80の成績を残す[14]。11月25日から台湾で開催される2017アジアウインターベースボールリーグにおいて、NPBウエスタン選抜に選出される[15]

2018年、2年連続で一軍での登板はなかった。

2019年、9月14日の対ロッテ戦で延長10回を無失点に抑え、その裏にエルネスト・メヒアがサヨナラ打を放ったことでプロ初勝利を手にしたため、[16]お立ち台に上がった[17]。中継ぎで15試合に登板し、防御率3.68だった。

2020年、9月25日に一軍登録され[18]、中継ぎとして7試合に登板したが防御率7.36と戦力になれなかった。シーズン後、みやざきフェニックス・リーグの参加メンバーだったが[19]、開催3日目に離脱させられ[20]、11月13日に球団から戦力外通告を受けた[21]。11月20日任意引退選手として公示され、打撃投手兼スコアラーに転身した[22]

引退後

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打撃投手として参加した2021年の春季キャンプでは続出した怪我人により一軍野手の頭数が足らなくなったことを受けて守備のみながら左翼手として紅白戦に出場、打球の処理も無難にこなした[23][24]

選手としての特徴・人物

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大学生時で直球の最速は148km/h。変化球はフォークを投げる[25]

野球以外に、ルービックキューブを揃えられる特技がある[26]

2020年1月22日に、一般女性と結婚した[27][28]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2016 西武 2 0 0 0 0 0 0 0 0 .000 12 3.0 2 0 3 0 0 4 1 0 0 0 0.00 1.67
2019 15 0 0 0 0 1 0 0 2 1.000 62 14.2 13 3 7 0 0 2 0 0 6 6 3.68 1.36
2020 7 0 0 0 0 0 0 0 1 ---- 55 11.0 14 2 8 0 0 8 2 0 11 9 7.36 2.00
NPB:3年 24 0 0 0 0 1 0 0 3 1.000 129 28.2 29 5 18 0 0 14 3 0 17 15 4.71 1.64

年度別守備成績

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投手












2016 西武 2 1 0 0 0 1.000
2019 15 1 6 0 0 1.000
2020 7 1 2 0 0 1.000
通算 24 3 8 0 0 1.000

記録

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背番号

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  • 57(2016年 - 2020年)
  • 08(2021年 - )

代表歴

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脚注

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  1. ^ 2016プロ野球12球団全選手カラー百科名鑑 廣済堂出版発行(ISBN 978-4-331-80325-7) 81頁
  2. ^ 上原、國場選手を激励 プロ野球入り300人超祝う 琉球新報 2016年1月11日掲載
  3. ^ 別冊宝島 プロ野球選手データ名鑑2016 宝島社発行(ISBN 978-4-8002-5039-1) 65頁
  4. ^ 09/02(日) 第88回九州地区大学野球選手権大会(2012秋季長崎大会) - 鹿児島地区予選 第一工業大学 vs 鹿児島大学 九州地区大学野球連盟
  5. ^ 第92回九州地区大学野球選手権大会(2014秋季大分大会) - 鹿児島地区予選 九州地区大学野球連盟
  6. ^ 2015年ドラフト会議 全指名選手 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト 2015年10月22日配信
  7. ^ 西武、指名3選手と合意 7位呉、8位国場、10位松本 スポニチ Sponichi Annex 2015年11月13日配信
  8. ^ 本日12/11「2015ドラフト新入団選手発表会」を実施! 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト 2015年12月11日配信
  9. ^ 西武 ドラ8ルーキー国場、初の1軍昇格「思い切り腕を振りたい」 スポニチ Sponichi Annex 2016年8月14日掲載
  10. ^ 公示(出場選手登録・抹消) 2016年8月 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト
  11. ^ 西武 ルーキー国場がプロ初登板、2回無失点 最速148キロ スポニチ Sponichi Annex 2016年8月21日掲載
  12. ^ 2016年8月21日 埼玉西武 対 千葉ロッテ 成績詳細 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト
  13. ^ 2016年度 埼玉西武ライオンズ 個人投手成績(イースタン・リーグ)”. 埼玉西武ライオンズ. November 13, 2016閲覧。
  14. ^ 2017年度 埼玉西武ライオンズ 個人投手成績(イースタン・リーグ)”. 日本野球機構. 2017年11月20日閲覧。
  15. ^ a b 2017アジアウインターベースボールリーグ(AWB)NPBメンバー一覧”. 日本野球機構 (2017年11月17日). 2017年11月20日閲覧。
  16. ^ 西武4年目の国場が初勝利 同郷の恩人東浜も祝福”. 日刊スポーツ (2019年9月14日). 2017年11月20日閲覧。
  17. ^ 「仕事してるなあって感じ」…西武國場が初勝利、同期が先に活躍も「自分は自分」”. Full-Count (2019年9月14日). 2021年12月22日閲覧。
  18. ^ 【西武】中継ぎの国場翼が今季初昇格「自分らしいピッチングで仕事を全うできれば」”. スポーツ報知 (2020年9月25日). 2021年12月22日閲覧。
  19. ^ “西武内海、岸、榎田ら フェニックスリーグ参加選手”. 日刊スポーツ. (2020年11月6日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202011060000620.html 2020年11月13日閲覧。 
  20. ^ “西武がフェニックスリーグのメンバーを入れ替え”. BASEBALL KING. (2020年11月10日). https://baseballking.jp/ns/254814 2020年11月13日閲覧。 
  21. ^ 埼玉西武ライオンズ選手来季契約について”. 埼玉西武ライオンズ (2020年11月13日). 2020年11月13日閲覧。
  22. ^ 西武戦力外の国場翼が打撃投手兼スコアラーに転身”. 日刊スポーツ (2020年11月20日). 2020年11月20日閲覧。
  23. ^ 西武紅白戦で珍事 レフト守った打撃投手がキャッチ”. 日刊スポーツ (2021年2月16日). 2021年2月16日閲覧。
  24. ^ “西武 初紅白戦も野手足りず…「レフトは国場翼」にざわざわ”. Sponichi Annex. (2021年2月16日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2021/02/16/kiji/20210216s00001173496000c.html 2021年2月17日閲覧。 
  25. ^ プロ入り続々鹿児島の無名私立大 おおらか育成で才能開花 スポニチ Sponichi Annex 2015年10月21日掲載
  26. ^ 卓球、料理、ルービックキューブ…プロ野球選手の特技に迫る
  27. ^ 國場投手結婚のお知らせ”. 西武ライオンズ オフィシャルサイト (2020年1月31日). 2020年2月1日閲覧。
  28. ^ 西武国場が結婚「妻支える」誓った直後にプロ初勝利” (2020年1月31日). 2020年2月1日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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