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國松淳和

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
くにまつ じゅんわ

國松 淳和
生誕 (1977-08-26) 1977年8月26日(47歳)
日本の旗 日本愛知県
職業 医師
肩書き 内科医、医書書き
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國松 淳和(くにまつ じゅんわ、1977年 - )は、日本の内科医、医書書き。医療法人社団永生会南多摩病院総合内科膠原病内科部長。日本リウマチ学会リウマチ専門医、日本内科学会総合内科専門医の資格を持つ。得意分野は、一般内科不明熱・不明炎症の診療、自己炎症性疾患の臨床[1]。 不定、不明、難治性な病態の診断・治療が専門といえば専門[2]。著書に、『仮病の見抜きかた』(金原出版)、『ブラック・ジャックの解釈学 内科医の視点』(金芳堂)、『医者は患者の何をみているか プロ診断医の思考』(筑摩書房)などがある。

略歴

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論文

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  • Nakajima N; Kunimatsu J; Kashiwagi T; Asakawa M (2002). “A rare case of the lumbar ectopic kidney in Japanese adult”. J Nippon Med Sch 69 (6): 577-82. doi:10.1272/jnms.69.577. PMID 12646991. https://doi.org/10.1272/jnms.69.577 20231022閲覧。. 

書籍

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  • 『レジデントのための呼吸器内科ポケットブック』(共著)中山書店。2012年。ISBN 978-4521734569
  • 『呼吸器内科 薬のルール73! (レジデントのための薬物療法)』(共著)中山書店。2013年。ISBN 978-4521737737
  • 『内科で診る不定愁訴 Dr. Kの診断マトリックスでよくわかる不定愁訴のミカタ もう苦手じゃない!』(加藤温が監修)中山書店。2014年。ISBN 978-4-521-73996-0
  • 『Fever 発熱について我々が語るべき幾つかの事柄』(大曲貴夫、狩野俊和、忽那賢志、佐田竜一と共著)金原出版。2015年。ISBN 978-4-307-10170-7
  • 『はじめての学会発表症例報告 レジデントがはじめて学会で症例報告をするための8scene』中山書店。2016

年。ISBN 978-4-521-74368-4

新聞

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連載

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  • 「病気と医者と患者と私」(連載) 河北新報、山形新聞、静岡新聞、北日本新聞、京都新聞、神戸新聞、陸奥新報、岩手日日新聞、東愛知新聞など30紙.
  • 「多重服薬の副作用防げ 八王子市が動画公開 医師と薬剤師が解説」東京新聞.

雑誌

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企画

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  • 「特集 実地医家が楽しく学ぶ「熱」「炎症」、そして「免疫」――街場の免疫学・炎症学」(Overview 國松淳和)『総合診療』32巻1号, 2022年1月.
  • 「特集 全身疾患としての乾癬」(企画 國松淳和)『臨床雑誌内科』129巻1号, 2022年1月.
  • 「特集 “思春期内科”―大人でも子どもでもない患者を診る」(企画 國松淳和)『臨床雑誌内科』131巻3号, 2023年3月.
  • 「特集 総合内科医としてのインプレッシブ・ケース集―総合内科医はいるのか?」(企画 國松淳和)『臨床雑誌内科』133巻1号, 2024年1月.

連載

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  • 「[臨床小説]後悔しない医者」(連載)『総合診療』30巻4号, 2020年4月 - 33巻3号, 2023年3月.
  • 「患者をみる技術」(連載)『エキスパートナース』37巻4号, 2021年4月 - 39巻3号, 2023年3月.
  • 「内科医が精神科のくすりを処方する。」(連載)『臨床雑誌内科』131巻1号, 2023年1月 -
  • 「症候学:症状から察する技術」(連載)『エキスパートナース』39巻4号, 2023年4月 -

記事

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  • 「精神症状に低血圧・低血糖をともなった一例--国立国際医療センター国府台病院 精神科カンファレンスから」『国立医療学会誌』64巻3号, 2010年3月, pp.224~229.
  • 「症例報告 幻覚妄想状態を呈し甲状腺腫大のある26歳女性」『日本未病システム学会雑誌』18巻3号, 2012年, pp.25-30.
  • 「ドイツっぽくない麻疹」『JIM』24巻8号, 2014年8月, pp.719-723.
  • 「高齢者の感染症診療のコツとピットフォール」『臨床雑誌内科』114巻5号, 2014年11月, pp.825-833.
  • 「『何でもみれるスーパーDr』という虚像にさようなら : 知的好奇心に忠実な内科医を目指す」『日本病院総合診療医学会雑誌』8巻2号, 2015年6月, pp.30-32.
  • 「成人風疹の臨床像」『血液内科』71巻3号, 2015年9月, pp.367-370.
  • 「本当にCrohn病なのか?」『総合診療』25巻10号, 2015年9月, pp.858-862.
  • 「不定愁訴とCRP」『治療』97巻11号, 2015年11月, pp.1533-1537.
  • 「成人の麻疹・風疹にどう対応するか」『臨床雑誌内科』116巻6号, 2015年12月, pp.1097-1101.
  • 「結節性紅斑」『Medical Practice』33巻3号, 2016年3月, pp.336-337.
  • 「身体診察から不明熱を切る」『Modern Physician』36巻4号, 2016年4月, pp.303-307.
  • 「不明熱の解明に利用できる最新の検査とその限界─FDG-PET/CTを中心に─」『Medical Practice』33巻7号, 2016年7月.
  • 「感染症と間違いやすい非感染性疾患のとらえ方」『月刊薬事』58巻12号, 2016年9月, pp.2681-2684.
  • 「感染症以外の疾患の見抜き方(2)」『総合診療』27巻4号, 2017年4月, pp. 463-466.
  • 「コルヒチン for FMF」『Modern Physician』37巻4号, 2017年4月.
  • 「私と推論─不明熱・不定愁訴のような診断の難しい症状・疾患をどう診断しているか」『総合診療』27巻8号, 2017年8月, pp.1124-1128.
  • 「不定愁訴と骨関節」『medicina』54巻13号, 2017年12月, pp.2280-2284.
  • 「日本の筋骨格疾患診療のあり方について」『臨床雑誌内科』121巻3号, 2018年3月, pp.511-519.
  • 「菊池病の臨床診断」『Modern Physician』38巻5号, 2018年5月.
  • 「多彩な訴え」『臨床雑誌内科』122巻3号, 2018年9月.
  • 「ベンゾジアゼピン依存症、どう対応する?」『総合診療』29巻2号, 2019年2月, pp.169-173.
  • 「長い長い経過のなかでくり返す症状・症候を切りとる」『Gノート』6巻7号, 2019年10月, pp.1083-1088.
  • 「不明熱についてのちょっとだけマニアな話」「不明熱となりうる自己炎症性疾患」「コルヒチンで治療中の家族性地中海熱の患者(33歳女性)に生じた遷延性の発熱と腹痛」『medicina』56巻11号, 2019年10月, pp.1714-1720, 1805-1809, 1817-1819.
  • 「膠原病|「診たことのない疾患を診断する」ということの知的興奮を感じられる偉大な文献を訪ねる」『総合診療』30巻5号, 2020年5月, pp.543-545.
  • 「膠原病・慢性炎症性疾患 「除外とは何か」も考えよう! 疲労・倦怠感の鑑別の難しさ」『総合診療』30巻7号, 2020年7月, pp.848-851.
  • 「コロナと人 全部、コロナのせいにしてみよう」『エキスパートナース』36巻11号, 2020年9月, pp.54-57.
  • 「聞いてみよう 薬剤師の知りたいこと 知っておきたいシャムズの話」『調剤と情報』26巻13号, 2020年10月, pp.2293-2298.
  • 「機能性高体温症の臨床」『心身医学』60巻3号, 2020年, pp.227-233.
  • 「日常生活に活かすための症例報告の読み方」『検査と技術』49巻1号, 2021年1月, pp.16-19.
  • 「感染症ミミック③ 繰り返された熱の結末?/?長くて疑えない?/?見えなかった病歴」『medicina』58巻5号, 2021年4月.
  • 「自己炎症性疾患 〜これだけは押さえておきたい自己炎症性疾患のイロハ」『シリーズGノート』1号, 2021年10月.
  • 「日本の医療のゆくえを占う」『臨床雑誌内科』128巻6号, 2021年12月, pp.1120-1253.
  • 「乾癬の内科疾患という側面」『臨床雑誌内科』129巻1号, 2022年1月, pp.125-131.
  • 「MUSと器質的疾患-自分との戦い:自分を制御する技法」『総合診療』32巻11号, 2022年11月, pp.1307-1310.
  • 「家族性地中海熱」『臨床雑誌内科』131巻1号, 2023年1月, pp.58-62.
  • 「マニュアルを置いて“臨床小説”を読もう?論文では表せない「臨床医」の思考や姿勢」『総合診療』33巻4号, 2023年4月, pp.387-397.
  • 「ミミッカーに騙されないための方略とは」『medicina』60巻10号, 2023年9月, pp.1576-1583.
  • 「Challenger-挑戦者-」『DOCTOR'S MAGAZINE』, 2024年3月.
  • 「❺ラベンダーサイン」『総合診療』34巻9号, 2024年9月, pp.1019-1021.

Web

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連載

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行政

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記事

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出演

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TV

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  • 「『風疹を止めよう』 緊急セミナーを開催 東京」NHKニュース7。2013年3月30日。
  • 「名医とつながる!たけしの家庭の医学」テレビ朝日。2019年8月6日。
  • 「【「#コロナ、お前すげーわ」ナゼ?現役医師が発信】」news zero。2021年1月13日。
  • 「首都圏情報 ネタドリ! 『コロナ自粛をがんばる ひとりひとりにエールを』」NHK総合。2021年2月19日。
  • 「ミスから始まるミステリー~ドラマで学ぶ危機回避術~」(ショートドラマの医療監修)朝日放送テレビ。2022年4月23日。

一般誌

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音声

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トークイベント

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  • 「金原出版創業140周年 特別記念講演『プロフェッショナルが贈る 明日から役立つ内科診療ベストライブ』」紀伊国屋書店新宿南店(紀伊國屋サザンシアター)。2015年4月30日。
  • 「仮病の見抜きかた ~医師は患者のどこを見ているのか~」豊橋市民センター(カリオンビル)。2019年7月7日。
  • 「仮病の見抜きかた ~医師は患者のどこを見ているのか~」ジュンク堂書店池袋本店。2019年9月28日。
  • 「臨床医クニマツと病理医ヤンデルの『診断ってなんですか?』」三省堂書店神保町本店。2020年1月16日。
  • 「『オニマツにきいてみよう!』ラヂオ公開収録!」紀伊国屋書店新宿本店。2023年11月1日。
  • 「『オニマツにきいてみよう!』ラヂオ公開収録!第2弾」紀伊国屋書店新宿本店。2024年2月7日。
  • 「『オニマツにきいてみよう!』ラヂオ公開収録!第3弾」紀伊国屋書店新宿本店。2024年5月8日。
  • 「『病気であって病気じゃない』(金原出版)刊行記念 著者・尾久守侑さん×ゲスト・國松淳和さんトークイベント」紀伊国屋書店新宿本店。2024年7月14日。
  • 「『オニマツにきいてみよう!』ラヂオ公開収録!第4弾」紀伊国屋書店新宿本店。2024年8月7日。

配信

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講演

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  • 「どうも感染症じゃないんだよな、のその後で:現代版pseudosepsisと非感染性炎症性疾患について~総合内科医からの不快な指摘~」(第4回東京感染症サミット)2019年8月24日
  • 「オニマツ処方箋セミナー」(適々斎塾)2021年7月17日
  • 「第7回合水塾 医学のススメ ブラック・ジャックの解釈学」(適々斎塾)2021年10月2日
  • 「症候学セミナー Kunimatsu's Listの楽しみ方」(適々斎塾)2022年1月22日
  • 「症例から学ぶGeneral Medicine」(適々斎塾)2022年6月19日
  • 「本のトリセツを著者自らが熱く語る!! ステロイドの虎」(適々斎塾)2022年9月3日
  • 「Dr.國松の外来技法2022」(適々斎塾)2022年10月23日
  • 「Fever國松のコロナ禍で浮き彫りになったシン・不明熱『機能性高体温症』」(ケアネットまつり2023)2023年9月24日
  • 「器質?心因?振り返り/膠原病とそのMimics 「器質か心因か」の症例を説き解す ?公開振り返り~」(適々斎塾)2023年11月18日
  • 「実地医家のための外来診療をあと一歩向上させるために」(日本メディカルスキルアップ)2024年1月8日
  • 「不明熱診療Up to date」(日本感染症学会)2024年6月27日

他多数

エピソード

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  • 國祭り2020
2020年春に専門書4冊の新刊刊行と雑誌連載開始を成し遂げたことに対し、医学書院・金原出版・金芳堂・中外医学社中山書店の5社の医学出版社が國松の平穏無事を祈り祭った。[3]
「傑作なのにその割に見すごされ、実用書などには売り上げは及ばずベストセラーとかには縁がなかった医学書、あるいは本来はもっと売れていい医学書」に与えられる賞。2020年より毎年年末開催。
  • ”#朝雑感”を不定期でつぶやいている(Twitter[4]
  • 着道楽。布好き。[6]

脚注

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  1. ^ 医師紹介 國松淳和」医療法人社団永生会南多摩病院。2023年10月13日閲覧。
  2. ^ 内科医 國松淳和」YAHOO!JAPANニュース。2023年10月13日閲覧。
  3. ^ 國祭り2020」2023年10月19日閲覧。
  4. ^ 國松淳和公式Twitter」Twitter。2023年11月12日閲覧。
  5. ^ 私の目指すところは『みうらじゅん×北山修』です」國松淳和公式Twitter。2023年11月12日閲覧。
  6. ^ 國松淳和公式Twitterプロフィール」Twitter。2023年11月12日閲覧。
  7. ^ 國サンタ2021」YouTube。2023年11月12日閲覧。

外部リンク

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