土屋守章
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土屋 守章(つちや もりあき、1934年10月26日[1] - 2010年8月2日[1])は、日本の経営学者。学位は、経済学博士(東京大学・1963年)。東京大学名誉教授。
人物
[編集]1934年10月26日、神奈川県逗子市生まれ[1]。1953年、神奈川県立湘南高等学校卒業[1]。1957年、東京大学経済学部卒業[1]。1963年、東京大学大学院社会科学研究科課程修了[1]。東京大学より経済学博士の学位を取得。
1963年、東京大学経済学部助手[1]。1965年、同経済学部助教授[1]。1978年、同経済学部教授[1]。1993年、日本生産性本部経営アカデミー学長[1]。1995年、東京大学名誉教授[1]、東京経済大学経営学部・経営学研究科教授[1]。1996年、経営研究所所長[1]。2001年、日本経営品質学会初代会長[1]。2005年LEC東京リーガルマインド大学会計大学院(現・LEC会計大学院)教授[1]、2008年東洋学園大学大学院現代経営研究科教授[1]。
この他に、組織学会理事、研究計画学会評議員などを歴任[2]。
2010年8月2日、心筋梗塞のために逝去[3]。叙従四位、瑞宝中綬章追贈[4]。
著書
[編集]単著
[編集]- 『ハーバード・ビジネス・スクールにて』(中央公論社[中公新書], 1974年)
- 『現代企業入門』(日本経済新聞社[日経文庫], 1979年)
- 『企業の社会的責任』(税務経理協会, 1980年)
- 『企業と戦略――事業展開の論理』(日本リクルートセンター出版部, 1984年)
- 『現代企業論』(税務経理協会, 1991年)
- 『現代経営学入門』(新世社, 1994年)
共著
[編集]- (間宏)『われわれにとって企業とは何か』(東洋経済新報社, 1976年)
- (許斐義信)『これからの日本的経営――危機をどう乗り超えるか』(日本放送出版協会, 1995年)
- (岡本久吉)『コーポレート・ガバナンス論――基礎理論と実際』(有斐閣, 2003年)
- (関町肇)『実践VSET経営戦略策定法――ものごとを成し遂げる「勝利の方程式」』(同友館, 2005年)
編著
[編集]- 『現代経営学(2)現代の企業戦略――成長と生き残りのための理論』(有斐閣, 1982年)
- 『技術革新と経営戦略――ハイテク時代の企業行動を探る』(日本経済新聞社, 1986年)
- 『現代経営学(11)経営史――西洋と日本』(有斐閣, 1994年)
共編著
[編集]- (富永健一)『企業行動とコンフリクト』(日本経済新聞社, 1972年)
- (今井賢一)『現代日本の企業と社会』(日本経済新聞社, 1975年)
- (諸井勝之助)『企業と社会』(東京大学出版会, 1979年)
- (森川英正)『企業者活動の史的研究――中川敬一郎先生還暦記念』(日本経済新聞社, 1981年)
- (飯沼光夫・増田祐司)『ハイテクノロジー・マネジメント――高度先端技術時代の企業戦略・日米欧』(日刊工業新聞社, 1983年)
- (小林規威・宮川公男)『現代経営事典』(日本経済新聞社, 1986年)
- (三輪芳朗)『日本の中小企業』(東京大学出版会, 1989年)
- (二村敏子)『現代経営学(4)現代経営学説の系譜――変転する理論の科学性と実践性』(有斐閣, 1989年)
訳書
[編集]- T・A・ペティット『企業モラルの危機――会社は何を問われているか』(ダイヤモンド社, 1969年)
- J・G・マーチ,H・A・サイモン『オーガニゼーションズ』(ダイヤモンド社, 1977年)
- R・E・マイルズ, C・C・スノー『戦略型経営――戦略選択の実践シナリオ』(ダイヤモンド社, 1983年)
- ロレンス・シェイムズ『ザ・ビッグタイム――アメリカ企業の栄光と挫折』(NTT出版, 1989年)
- チャールズ・ワイズマン『戦略的情報システム――競争戦略の武器としての情報技術』(ダイヤモンド社, 1989年)