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地下鉄81-718/719形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
地下鉄81-718/719形電車
81-718/719形(ハルキウ地下鉄

81-718.0/719.0形(タシュケント地下鉄
基本情報
運用者 ハルキウ地下鉄
タシュケント地下鉄
製造所 メトロワゴンマッシュ
製造年 1991年 - 2004年
製造数 25両(5両編成5本)(81-718/719形)
20両(4両編成5本)(81-718.0/719.0形)
15両(5両編成3本)(81-718.2/719.2形)
運用開始 1992年8月
主要諸元
編成 4、5両編成
軌間 1,520 mm
電気方式 直流750 V
第三軌条方式
設計最高速度 90 km/h(DK-117)
100 km/h(DK-119)
起動加速度 1.2 m/s2
減速度 1.0 m/s2
車両定員 308人(着席40人)(81-718形)
330人(着席44人)(81-719形)
車両重量 33.5 t(81-718形)
32.5 t(81-719形)
全長 19,210 mm
車体長 18,810 mm
全幅 2,700 mm
全高 3,662 mm
台車中心間距離 12,600 mm
主電動機 DK-117、DK-119
主電動機出力 110 kw(DK-117)
140 kw(DK-119)
駆動方式 吊り掛け駆動方式
出力 440 kw(DK-117)
560 kw(DK-119)
制御方式 サイリスタチョッパ制御
制動装置 発電ブレーキ空気ブレーキ
備考 主要数値は[1][2][3][4]に基づく。
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81-718/719形は、ムィティシ機械製造工場(現:メトロワゴンマッシュ)が製造した地下鉄電車である。2019年現在はタシュケント地下鉄ハルキウ地下鉄に在籍する[1][2][3][4]

概要・運用

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1976年以降、ムィティシ機械製造工場はモスクワ地下鉄を始めとする旧東側諸国地下鉄へ向けて81-717/714形電車の大量生産を実施していた。だが制御方式は旧来の抵抗制御を用いており、消費電力やメンテナンスの面で難があった。そこで、消費電力削減に加え粘着性能の向上や接点の廃止に伴うメンテナンスの容易化などの利点を持つサイリスタチョッパ制御を採用したのが81-718/719形である。車体についても81-717/714形から改良され、換気扇が車内に設置された他、前面の形状にも変化が生じた。編成は先頭車の81-718形、中間車の81-719形で、81-718形の試作車2両(DK-119形、140 kw)を除く全車両にDK-117形電動機(110 kw)が設置されている[1][2][3][5]

1991年に試作車5両(5両編成1本)が完成しモスクワ地下鉄で試験が行われた後、翌1992年からハルキウ地下鉄で運用を開始し、1993年から1998年まで量産車20両(5両編成4本)が製造された。また新路線開通による車両増備が必要となったタシュケント地下鉄から発注を受け2001年に20両(4両編成5本)の生産が行われ、これらは81-718.0/819.0形という形式名で区別されている。更に2004年にはハルキウ地下鉄の新駅開業に伴い15両(5両編成3本)が製造されたが、これらはメトロワゴンマッシュで製造された車体と新規に購入した主要機器をハルキウ地下鉄の車庫で組み立てる形で作られており、81-718.2/719.2形という形式名が与えられている[2][3][4]

関連形式

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  • Ezh3形 - ハルキウ地下鉄に在籍する車両のうち2両は81-718/719形の予備車として連結可能とする改造を受け、形式名も81-718.1/719.1形に変更されている[2]

脚注

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注釈

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出典

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参考資料

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