コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

阿品東駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
地御前県病院前駅から転送)
阿品東駅*
駅外観(2009年8月)
あじなひがし
Ajina-higashi
M36 地御前 (1.5 km)
(0.7 km) 広電阿品 M38
地図
所在地 広島県廿日市市阿品一丁目10-1[1]
北緯34度19分36.6秒 東経132度19分6.55秒 / 北緯34.326833度 東経132.3184861度 / 34.326833; 132.3184861座標: 北緯34度19分36.6秒 東経132度19分6.55秒 / 北緯34.326833度 東経132.3184861度 / 34.326833; 132.3184861
駅番号 M37
所属事業者 広島電鉄
所属路線 宮島線
キロ程 13.9 km(広電西広島起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
482人/日
-2022年-
開業年月日 1931年昭和6年)2月1日
  • * 改称経歴-
  • 開業時:阿品駅
  • 1954年:地御前県病院前駅
  • 1972年:阿品駅
  • 2001年:阿品東駅
テンプレートを表示

阿品東駅(あじなひがしえき)は、広島県廿日市市阿品一丁目にある広島電鉄宮島線である。駅番号はM37

歴史

[編集]

当駅は1931年昭和6年)2月、宮島線の全通と同日に開業した[2]。当時の駅名は阿品駅(あじなえき)である[3]。宮島線は開業より複線であったが、当駅を含む廿日市から宮島までの区間は太平洋戦争下の1944年(昭和19年)、当時広島市内で建設が進められていた皆実線の資材に充てるために下り線のレールが撤去され、単線に変更された[4][5]。このとき、当駅には列車交換のための待避線が新設されている[5]。同区間が複線へ戻されたのは戦後、1950年(昭和25年)のことであった[4]

駅名は1954年(昭和29年)に地御前県病院前駅(じごぜんけんびょういんまええき)へ改称される[6]。この改称に先立つ1951年(昭和26年)6月には県立地御前病院が地御前村(当時、1956年に合併して廿日市町)に開院している[7]。同院は県立広島病院の地御前分院へと変更されたのち、1972年(昭和47年)3月をもって廃止された[7]。この月のはじめには当駅も再改称し、阿品駅へと戻されている[3]。そこから阿品東駅と称するようになったのは2001年平成13年)[3]。当駅の隣駅で、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線阿品駅に隣接する田尻駅を広電阿品駅へ改称するため、駅名が変更された[8]

年表

[編集]

駅構造

[編集]
ホーム(奥に歩道橋が見える)

阿品東駅はホームが地面に接する地上駅という形態をとる[6]。ホームは2面あり、2本の線路を挟み込むように向かい合わせに配置された相対式ホームである[6][9]。線路の東側にあるのが広電宮島口駅方面へ向かう下りホーム、西側にあるのが広電西広島駅方面へ向かう上りホームで[6]、互いのホームは駅の西側を通る国道2号から伸びた歩道橋によって結ばれる[9]

両ホームの広電宮島口寄りには、かつて宮島線内で運行されていた鉄道車両専用の高床ホームが残されている[6][9]

利用状況

[編集]

「廿日市市統計書」または「移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)」によると、近年の1日平均乗降人員は以下の通りである。

年度 1日平均
乗降人員
1994年(平成06年) 910
1995年(平成07年) 890
1996年(平成08年) 874
1997年(平成09年) 983
1998年(平成10年) 892
1999年(平成11年) 752
2000年(平成12年) 715
2001年(平成13年) 654
2002年(平成14年) 611
2003年(平成15年) 608
2004年(平成16年) 477
2005年(平成17年) 537
2006年(平成18年) 530
2007年(平成19年) 551
2008年(平成20年) 569
2009年(平成21年) 542
2010年(平成22年) 561
2011年(平成23年) 587
2012年(平成24年) 589
2013年(平成25年) 595
2014年(平成26年) 620
2015年(平成27年) 590
2016年(平成28年) 606
2017年(平成29年) 584
2018年(平成30年) 569
2019年(令和 元年) 570
2020年(令和02年) 483
2021年(令和03年) 489
2022年(令和04年) 482

駅周辺

[編集]

駅のすぐ東側には瀬戸内海が迫っている。駅西側すぐを走る国道2号を越えて山側へ行くと阿品台ニュータウンという広大な住宅街が広がる。

隣の駅

[編集]
広島電鉄
宮島線
地御前駅 (M36) - 阿品東駅 (M37) - 広電阿品駅 (M38)

脚注

[編集]
  1. ^ 路線・電停ガイド - 宮島線”. 広島電鉄. 2015年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月26日閲覧。
  2. ^ a b c 『広電が走る街 今昔』150-157頁
  3. ^ a b c 今尾恵介(監修)日本鉄道旅行地図帳』 11 中国四国、新潮社、2009年、39頁。ISBN 978-4-10-790029-6 
  4. ^ a b 『広電が走る街 今昔』130-133頁
  5. ^ a b 『広島電鉄開業100年・創立70年史』広島電鉄、2012年、99頁。 
  6. ^ a b c d e f 川島令三『山陽・山陰ライン 全線・全駅・全配線』 第7巻 広島エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2012年、16,89頁。ISBN 978-4-06-295157-9 
  7. ^ a b 広島県立病院年報』(pdf) 第51号、広島県病院事業局県立病院課、2016年、1頁https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/226977.pdf2017年2月26日閲覧 
  8. ^ a b 河野俊輔「広島電鉄の西広島駅改装とダイヤ改正」『RAIL FAN』第49巻第2号、鉄道友の会、2002年2月1日、10-13頁。 
  9. ^ a b c 川島令三『全国鉄道事情大研究』 中国篇 2、草思社、2009年、120頁。ISBN 978-4-7942-1711-0 

参考文献

[編集]
  • 長船友則『広電が走る街 今昔』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年。ISBN 4-533-05986-4 
  • 廿日市市分権政策部広報統計課編 『廿日市市統計書』各年版

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]