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坂町循環バス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
循環バスのバス停

坂町循環バス(さかちょうじゅんかんバス)は広島県安芸郡坂町で運行するコミュニティバスであり、地元の学生が利用する町の交通機関の要である。
一部の路線は隣接する広島市安芸区にも乗り入れている。

80条バスと呼ばれる、自家用自動車(白ナンバー)による有償運送である。

歴史

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特記のない限り、出典は 坂町地域公共交通網形成計画 である。

  • 2003年平成15年)
    • 1月 - JRバス中国安芸線の廃止に伴う代替事業者決定[1]
    • 3月31日 - 中国JRバス安芸線がこの日をもって廃止。
    • 4月1日
      • 坂町内(一部、広島市安芸区)は、坂町循環バス植田・鯛尾・北新地線として坂町が直営でマイクロバスによって運行開始。
      • バス停を大幅に新設し、中国JRバスから継承された一部のバス停名を改称。坂植田バス停が約4年ぶりに復活。北新地・牛の首バス停は継承せず廃止。
      • 坂町外は、芸陽バス安芸南線として運行され、坂町の北新地地区に乗り入れる[2]
    • 11月1日 - 植田・鯛尾・北新地線に森山北漁業基地前バス停の経由便を運行開始。
    • 11月18日 - 広電バス矢野ニュータウン線の東部流通団地~女子商学園間(当時)廃止に伴い、北新地二丁目・高尾橋・坂町役場前の各バス停に広電バスの乗り入れが無くなる[3]
  • 2004年(平成16年)2月2日 - マイクロバスに代わり、めじろ号を導入。
  • 2005年(平成17年)
    • 1月4日 - めじろ2号を導入し、坂・小屋浦・北新地線および坂循環線の運行を開始。植田・鯛尾・北新地線の運行車両はめじろ1号に改称。水尻・亀石・小屋浦橋(小屋浦一丁目)バス停が約6年ぶりに復活。
    • 1月 - めじろ1号に新型車両を導入。従来車は予備車両となる。
  • 2006年(平成18年)4月5日 - 坂・小屋浦・北新地直通線の運行を開始。めじろ2号で運行。
  • 2007年(平成19年)6月1日 - 水尻バス停に坂駅前方面行が停車開始(従来は小屋浦方面行のみ停車)[4]
  • 2009年(平成21年)
    • 1月4日 - ダイヤ改正により、両ルート朝夕1便ずつ減便となる。
    • 3月 - めじろ2号に新型車両を導入。
  • 2017年(平成29年)
    • 4月1日 - ダイヤ改正により、運行形態およびルートを大幅に変更し試行運行開始[5][6]
      • 植田・鯛尾・北新地線(めじろ1号)を横浜・北新地線に変更。
      • 坂・小屋浦・北新地線(めじろ2号)を坂・北新地線小屋浦・北新地線に分離して車両を小型化。
      • 曜日別運行とし、坂・北新地線、横浜・北新地線は月・水・金曜日に、小屋浦・北新地線は火・木および土曜日午前の運行となる。
      • めじろ1号・2号の呼称を廃止。
    • 11月1日 - 積み残しが発生した場合の臨時便の運行開始。
  • 2018年(平成30年)
    • 4月2日 - ダイヤ改正。本格運行に移行[7]
      • 曜日別運行を廃止し、全路線とも平日のみの毎日運転化。
      • 回数券の販売形態の変更(実質値上げ)。
    • 7月9日平成30年7月豪雨災害により、運休または暫定運行となる[注 1]
    • 9月10日 – 通常運行に復旧。但し、小屋浦・北新地線は小屋浦ふれあいセンターバス停を経由しない暫定ルートで運行。
  • 2019年令和元年)7月1日 - 小屋浦・北新地線の運賃を、全区間中学生以上150円・小学生70円均一に改定[9]
  • 2023年(令和5年)
    • 1月4日 - 6月30日まで、横浜・北新地線、小屋浦・北新地線にて、増便試行運行を実施(午後を1便増便)。
    • 7月1日 - 12月31日午前まで、土曜日の試行運行を実施。
  • 2024年(令和6年)4月1日 - 土曜日の運行を開始(従来は平日のみ)。

運賃

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※2019年7月1日改定

全区間、大人(中学生以上)150円(小学生・幼児・障害者手帳を持参の場合は70円、大人と同伴の幼児は大人1名につき1名まで無料)。
現金支払のみ可能で、PASPYICOCA等の交通系ICカードは利用できない。
  • 回数券 ※2018年4月2日改定
    • 700円券(70円券の11枚綴り)、1,500円券(150円券の11枚綴り)

運行路線

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現在の路線(2017年4月1日から)

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  • 坂 - 坂・北新地線
  • 横 - 横浜・北新地線
  • 小 - 小屋浦・北新地線
  • ◎…起終点、●…停車、|…経由しない
  •   は、3系統が停車するバス停。
  •   は、2系統が停車するバス停。
    [注 2]
  • 安芸南高校前バス停は、広島市安芸区に所在。その他のバス停は、安芸郡坂町に所在。
バス停名 接続路線
上条グラウンド前
坂西四丁目
向井田橋
上条入口
綿打橋
荒神橋
坂西二丁目
坂西一丁目
サンスターホール前
坂東二丁目
鯛尾
横浜西一丁目
坂横浜港
横浜中央三丁目
横浜ふれあいセンター前
横浜東一丁目
天地川公園前
小屋浦四丁目
小屋浦団地前
小屋浦二丁目 JR西日本 Y 呉線小屋浦駅
うらら橋西
亀石
水尻 JR西日本 Y 呉線(水尻駅
坂植田
坂横浜
横浜中央一丁目
坂中学校前
尾鷹公園前
横浜中央二丁目
平成ヶ浜中央公園前
平成ヶ浜二丁目
坂駅前 JR西日本 Y 呉線(坂駅
坂町役場前
平成ヶ浜一丁目
高尾橋
海洋センター
フジグラン安芸 芸陽バス [6-1][6-2][注 3]
(フジグラン安芸)
安芸南高校 芸陽バス [6-1][注 3]
(安芸南高校前)
広電バス [3][41][42][注 4]
(安芸南高校北)
済生会広島病院 芸陽バス [6-1][6-2][注 3]
(済生会広島病院前)
広電バス [3][注 4]
(済生会広島病院前)
北新地二丁目 芸陽バス [6-1][6-2][注 3]
(北新地二丁目)
高尾橋
坂町役場前
坂駅前 JR西日本 Y 呉線(坂駅)
坂東一丁目
坂八幡宮前
坂小学校前
坂公民館前
坂西二丁目
荒神橋
綿打橋
上条入口
向井田橋
坂西四丁目
上条グラウンド前
平成ヶ浜二丁目
平成ヶ浜中央公園前
横浜中央二丁目
尾鷹公園前
坂中学校前
横浜中央一丁目
坂横浜
坂植田
坂南インター
植田団地
コモンタウン坂
坂植田
横浜東一丁目
横浜ふれあいセンター前
横浜中央三丁目
坂横浜港
横浜西一丁目
鯛尾
水尻 JR西日本 Y 呉線(水尻駅)
亀石
小屋浦一丁目 JR西日本 Y 呉線(小屋浦駅)
小屋浦ふれあいセンター前
天地川公園前

過去の路線(2017年3月31日まで)

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  • ◎…起終点、●…停車、|…経由しない
  • 安芸南高校前バス停は、広島市安芸区に所在。その他のバス停は、安芸郡坂町に所在。
バス停名 めじろ1号 めじろ2号 接続路線
植田

鯛尾

北新地線


小屋浦

北新地線


小屋浦

北新地直通線
坂循環線
坂駅前 JR西日本 Y 呉線(坂駅)
平成ヶ浜中央公園前
森山北漁業基地前 [注 5]
横浜中央二丁目
尾鷹公園前
坂中学校前
横浜中央一丁目
坂横浜
坂植田
坂南インター
植田団地
コモンタウン坂
水尻 JR西日本 Y 呉線(水尻駅)
亀石
小屋浦一丁目 JR西日本 Y 呉線(小屋浦駅)
小屋浦二丁目
小屋浦団地前
小屋浦四丁目
天地川公園前
小屋浦二丁目
うらら橋西
亀石
水尻 JR西日本 Y 呉線(水尻駅)
坂植田
横浜東一丁目
横浜中央三丁目
坂横浜港
横浜西一丁目
鯛尾
横浜西一丁目
坂横浜港
横浜中央三丁目
横浜東一丁目
坂横浜
横浜中央一丁目
坂中学校前
尾鷹公園前
横浜中央二丁目
森山北漁業基地前 [注 5]
平成ヶ浜中央公園前
坂駅前 JR西日本 Y 呉線(坂駅)
坂町役場前
坂東一丁目
坂八幡宮前
坂小学校前
坂公民館前
坂東二丁目
平成ヶ浜一丁目
高尾橋
坂海洋センター前
フジグラン安芸前 芸陽バス [6-1][6-2][注 3](フジグラン安芸)
安芸南高校前 芸陽バス [6-1][注 3](安芸南高校前)
広電バス [3][41][42][注 4](安芸南高校北)
済生会広島病院前 芸陽バス [6-1][6-2][注 3](済生会広島病院前)
広電バス [3][注 4](済生会広島病院前)
北新地二丁目 芸陽バス [6-1][6-2][注 3](北新地二丁目)
高尾橋
坂町役場前
坂東一丁目
坂八幡宮前
坂小学校前
坂公民館前
坂東二丁目
坂駅前 JR西日本 Y 呉線(坂駅)

バス停名変更

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中国JRバスから坂町に継承された時、一部の既存のバス停名が変更された。

東部流通団地 済生会広島病院前[注 6]
坂浜条 坂町役場前[注 7]
横須 横浜東一丁目
坂農協前 横浜中央三丁目
田島 横浜西一丁目
小屋浦橋 小屋浦一丁目[注 8]

車両

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関連項目

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脚注

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注釈

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  1. ^ 坂・北新地線は全便運休。横浜・北新地線は植田地区を経由せずに運行を再開し、8月9日に復旧。小屋浦・北新地線は、7月17日から小屋浦・北新地間および水尻・北新地間の臨時バスを運行[8]
  2. ^ 但し、横浜中央一丁目バス停は路線により場所が異なる。横浜・北新地線は「宇佐美ガソリンスタンド」付近のバス停に、小屋浦・北新地線は「河原クリニック」付近のバス停に停車[6]
  3. ^ a b c d e f g h [6-1]安芸南線(矢野大浜経由)、[6-2]安芸南線(海田新開経由)
  4. ^ a b c d [3]矢野~熊野・焼山線、[41]広島~熊野・焼山方面(東雲経由)、[42]広島~熊野方面(高速2号経由)
  5. ^ a b 11月1日から5月31日の間、一部の便が停車。
  6. ^ 但し、広電バスのバス停名は2003年11月18日まで変更されなかった[3]
  7. ^ 但し、広電バスのバス停名は路線廃止で乗り入れが無くなるまで変更されなかった[3]
  8. ^ 1999年4月20日に中国JRバスのバス停として廃止された後、2005年1月4日に坂町循環バスのバス停として復活。

出典

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  1. ^ 広島経済レポート バックナンバー:JRバス廃止路線、広交・芸陽・坂町3者が引継ぐ”. 広島経済研究所 (2003年1月23日). 2020年7月28日閲覧。
  2. ^ 最新情報:4月1日(火)~「安芸南線」運行開始!, 芸陽バス, (2003-03), オリジナルの2003-06-09時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20030609204526/http://www.geiyo.co.jp/Unyu/aki2.htm 
  3. ^ a b c 最新情報:【バス】11/18 熊野線・焼山線ダイヤ改正!, 広島電鉄, (2003-11-14), オリジナルの2003-12-04時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20031204205842/http://www.hiroden.co.jp/what/new/topic.htm 
  4. ^ 坂町循環バス, 広島県安芸郡坂町, (2007-06-01), オリジナルの2007-08-11時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20070811112156/http://www.town.saka.hiroshima.jp/sakacho/toshikeikaku/bus.htm 
  5. ^ 坂町循環バス リニューアル!4月1日から試行運行開始 (PDF) 広報さか平成29年3月号 p.2-3
  6. ^ a b 坂町循環バスがリニューアル!試行運行をしています! (PDF) 広報さか平成29年6月号 p.8-9
  7. ^ 坂町循環バスの運行を4月2日から変更します (PDF) 広報さか平成30年3月号 p.10
  8. ^ 坂町内の防災行政無線による放送内容について 坂町役場ホームページ
  9. ^ 坂町循環バス小屋浦・北新地線 利用料金改定のお知らせ (PDF) 広報さか令和元年7月号 p.11

外部リンク

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