コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

城島明彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
城島 明彦
誕生 (1946-07-10) 1946年7月10日(78歳)
三重県桑名市
職業 作家
ジャーナリスト
国籍 日本の旗 日本
活動期間 1983年 -
ジャンル 小説
ノンフィクション
代表作 『協奏曲(ラバーズ・コンチェルト)』(1989年)
『ソニー燃ゆ』(1998年)
『恐怖がたり42夜』(2007年)
『吉田松陰「留魂録」』(2014年)
主な受賞歴 オール讀物新人賞(1983年)
テンプレートを表示

城島 明彦(じょうじま あきひこ、1946年7月10日 - )は、日本の小説家、ノンフィクション作家ジャーナリスト

経歴

[編集]

三重県[1]桑名市(母親の実家)生まれ。小学3年生の夏、同県員弁郡(現大安町)から四日市市内に転居し、大学入学まで同地に居住[要出典]三重県立四日市高等学校を経て、1970年早稲田大学政経学部卒業[1][2]

東宝助監督を経て[1][2]、1973年ソニー入社[1][2]、ソニーでは宣伝部門・広報部門に籍を置く[要出典]。東宝時代に師事した監督は、入社時の保証人だった森谷司郎小谷承靖堀川弘通石田勝心ほか[要出典]

1983年に「けさらんぱさらん」で文藝春秋「オール讀物新人賞」を受賞し、作家デビュー[1][2]。以後、幅広いテーマで小説ノンフィクションを執筆。

電子書籍への関心は早く、ケータイ小説(怪奇物)をライブドアで2006年、2007年に夏季限定で1日1話発信(翌年、翌々年に扶桑社で文庫化)。

著書

[編集]

主に小説とノンフィクション作品を手掛けている。

小説

[編集]
  • 『サマータイム・ミスティ』(1985年6月/集英社コバルト文庫)
  • 『ときめき発・スリラー行』(1986年2月/集英社コバルト文庫)
  • 『なんじゃもんじゃ物語』(1986年12月15日/集英社コバルト文庫)
  • 『平家教団の陰謀』(1986年12月20日/光風社出版)
  • 『愛はアンチーク・ブルー  花子グラフィティPart2』(1987年1月/集英社コバルト文庫)
  • 『殺しだしたら止まらない』(1987年9月/光風社出版)
  • 『映画みたいにミステリー  花子グラフィティPart1』(1988年9月/集英社コバルト文庫)
  • 『ようこそ、吸血姫』(1989年5月/集英社コバルト文庫)
  • 『協奏曲(ラバーズ・コンチェルト)』(1989年11月/集英社文庫)
  • 『夜想曲(カメリア・ノクターン)』(1990年6月/集英社文庫)
  • 『マドリガル――恋歌』(1992年11月/海越出版社)
  • 『恐怖がたり42夜』(2007年7月/扶桑社文庫)ホラー掌編小説集
  • 『怪奇がたり』(2008年7月/扶桑社文庫)ホラー短編小説集
  • 『横濱幻想奇譚』(2009年8月/ぶんか社文庫)ファンタジー短編小説集

ノンフィクション

[編集]
  • 『ホンダ魂――F1制覇に賭けた2000日』(1989年11月/世界文化社)
  • 『勇躍――トヨタ革命宣言とラグビー部』(1989年12月/海越出版社)
  • 『シャープ開発最前線』(1990年5月/世界文化社)
  • 『不撓の軌跡――昭和20年東大物理学教室の青春』(1992年7月/ダイヤモンド社)
  • 『F1の経済学』(1994年7月/日本評論社)
  • 『ソニー燃ゆ』(1998年12月/産経新聞ニュースサービス)
  • 『ソニーを踏み台にした男たちⅠ』(1999年11月/こう書房)のち韓国版(2000年3月)も。
  • 『技術も資格もないあなたが決断するとき』(2000年1月/KTC中央出版)
  • 『新版 ソニーを踏み台にした男たち』(2001年2月/集英社文庫)
  • 『ソニーを踏み台にした男たちⅡ』(2001年6月/こう書房)
  • 『新版 ソニー燃ゆ』(2001年9月/集英社文庫)
  • 『開眼――コンタクトレンズと歩んだ半世紀」(2002年2月/㈱メニコン/非売品)。のち英語版『KAIGEN』(2004年3月)も
  • 『ソニーの壁』(2004年1月/小学館文庫)
  • 『裏・義経本』(2005年8月/主婦の友社)
  • 『船と船乗りの物語』(2005年12月/生活情報センター)
  • 『ケアマネなら知っておきたい社会知識ナビ』(2012年3月/秀和システム)
  • 『広報がダメだから社長が謝罪会見をする!』(2012年12月/阪急コミュニケーションズ)
  • 『世界の名家と大富豪』(2013年2月/徳間書店Town Mook)
  • 『ケアマネなら知っておきたい社会知識ナビ 第2版』(2013年5月/秀和システム)
  • 『世界の大天才』(2013年6月/徳間書店Town Mook)
  • 『世界の名家・大富豪の経済学』(2014年1月/ダイアプレス)
  • 吉田松陰『留魂録』(2014年9月/致知出版社) ※「留魂録」の現代語訳+吉田松陰論」

現代語訳

[編集]
  • 伊藤左千夫『野菊の墓』(2012年9月/理論社)
  • 宮本武蔵『五輪書』(2012年12月/致知出版社)

共著

[編集]
  • 『日本電気の総合研究』(1984年7月/プレジデント社)[注釈 1]
  • 『ソニー病』(2006年1月/洋泉社)[注釈 2]
  • 『名古屋恋愛物語』(1991年6月/海越出版社)[注釈 3]
  • 『親の介護と入院のしくみと手続きがすぐわかる本』(2014年3月/秀和システム/共著者:大津佳明)

アンソロジー

[編集]
  • 『快食・快眠・快便 文藝春秋編』(1990年12月/文春文庫)
  • 『F1激走読本』(1992年2月/JICC出版 別冊宝島148)
  • 『坂本龍馬スペシャル 英雄待望論』(2012年7月/徳間書店Town Mook/共同執筆者は、監修原口泉、鏡川伊三郎、柳下要司郎)
  • 『吉田松陰の夢 松下村塾の魂』(2012年10月/徳間書店Town Mook/共同執筆者は、監修原口泉、鏡川伊三郎、柳下要司郎)
  • 『日韓 知られざる紛争史の真実』(2012年12月/徳間書店Town Mook/共同執筆者は、監修原口泉、鏡川伊三郎、柳下要司郎)

テレビドラマ化

[編集]
  • 『サマータイム・ミスティ』→2時間ドラマ「あぶない課外授業」。フジテレビ系列「木曜ドラマストリート」(20:02~21:48)で1986年6月26日放送。監督山根成之、脚本奥村俊雄、出演者は福永恵規(おニャン子クラブ)、鶴見辰吾、金沢碧、中山仁、吉行和子、近藤洋介、高木美保、おニャン子クラブ(渡辺満里奈、城之内早苗、内海和子、布川智子、永田ルリ子、樹原亜紀、白石麻子、弓岡真美、岡本貴子、立見里歌)ほか[注釈 4]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 『日本電気の総合研究』の第1章(高度情報社会に賭けた男の〈夢〉―「二人のトップ」小林宏治と関本忠弘)と第4章(シリコンバレーに斬り込んだ男たち―長船・常木・八幡のトロイカ)を執筆。他の執筆者は、大前研一、志村幸雄、今岡和彦、佐野真一、鍋田紘亮、マイケル・ポーター、清丸惠三郎。
  2. ^ 『ソニー病』とイントロダクションとチャプター1「ソニー病」を執筆している。他の執筆者は、井上トシユキ、神鳥巽、西和彦、津田大介、藤根靖晃・梶季夫・杉山勝彦。
  3. ^ 『名古屋恋愛物語』は短編小説集。巻頭の「カバと美女」を執筆。他の執筆者は、宮城谷昌光、戸田鎮子、天沼香、天沼登美子、横井淳志、星井洋子。
  4. ^ 木曜ドラマストリート#エピソード」に「『月曜ドラマランド』では、同時期におニャン子クラブ出演作が多数作られた が、『木曜ドラマストリート』では福永恵規主演の『あぶない課外授業』のみ。『月曜ドラマランド』のおニャン子クラブ出演作がほぼ恋愛コメディーであった のに対し、この作品はおニャン子らしいタイトルとは裏腹に父親の突然の失踪とその謎をめぐるサスペンスといったシリアスな内容であった」とある。

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e 城島 明彦”. www.kanzen.jp. 株式会社カンゼン. 2022年4月27日閲覧。
  2. ^ a b c d 「城島 明彦」の記事一覧”. PRESIDENT Online(プレジデントオンライン). 2022年4月27日閲覧。

外部リンク

[編集]