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城戸みつる

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
きど みつる
城戸 みつる
生誕 日本静岡県[1]
職業 漫画家
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城戸 みつる(きど みつる)は、日本の漫画家[2]静岡県出身[1]2019年より『ジャンプスクエア』(集英社)にて、『カワイスギクライシス』を連載している[3]

来歴

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受賞

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2006年8月、『月刊モーニングtwo』(講談社)創刊号に「MANGA OPEN SUPER ROOKIE 2連発」として『城戸みつるのささくれと枝毛』を掲載[4][5][6]。2010年、『Fever!!〜貧乏レイジの同居人〜』が『まんがタイム』(芳文社)新人4コマまんが大賞にて植田まさし賞を受賞[7]。原稿を描きためていたところ、担当編集者から赤塚賞に出してみようかと提案され、サラリーマンをしていた29歳の時に[1]、『別にいいけど』が第76回赤塚賞にて佳作を受賞[8]

単行本化まで

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いろいろな雑誌の漫画賞に投稿するが、なかなか評価を得られず、城戸は途方に暮れていた[9]。インターネットで漫画を公開しようと考えた城戸は、ブログでは面倒そうだが、気軽さを考えてpixivに投稿することにした[9]。城戸は葛飾北斎が好きであったため、「キャラを作って漫画で描いてみよう」と考えた[9]。そこでpixivでの初投稿作品『北斎先生!!』を公開[9]。その当時、ちょうど「講談社×pixivまんがスカウトFes」が開催されていたため、仕事が欲しいという理由で応募する[9]。4コマ漫画の『北斎先生!!』が「講談社×pixivまんがスカウトFes」で話題となり、2013年9月より『ARIA』(講談社)にて連載を開始[10]。同作が初の単行本化作品となる[9]。単行本収録は、雑誌に掲載された話のみとなっている[9]

連載

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2015年8月、『ジャンプスクエア』(集英社)9月号より赤ちゃんを主人公としたギャグ『ハッピィミリィ』の連載を開始[11]。2016年4月、『少年マガジンR』(講談社)3号より「一睡もしていない少女の日常」が登場する4コマ漫画『ふみんなふみな』の連載を開始し[12]、2018年2号で連載を終了[13]。2018年8月、『マガジンポケット』(講談社)にて睡魔のコメディ『少年睡魔と今日も夜ふかし』の連載を開始[14]

2019年11月より『ジャンプスクエア』にて、『カワイスギクライシス』を連載開始[3]。2021年7月からは同社の『少年ジャンプ+』でも並行して火曜日に掲載されている[15]。2023年、同作がテレビアニメ化されている[16]

人物

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尾田栄一郎の『ONE PIECE』のような、「いかにも少年漫画」というような「明るい話や元気の出る話」を好む[9]。「読んでて元気が出るから」だといい、「軽い気持ちで読み始められて、読後にいい気分になる」ような漫画を城戸も描きたいと話している[9]

尊敬する漫画家に秋月りす秋竜山いしいひさいちを挙げている[1]。好きな作品は植田まさしの『コボちゃん』、『かりあげクン[1]。城戸は『ドラゴンクエスト』や『ドラゴンボール』も大好きであったと話している[17]

2015年時点の制作環境は、アナログであった[9]。漫画作品では下書きをせず、ミリペンで描く[9]。彩色はコピックを使用していたが、2015年ごろにComicStudioに変更している[9]。台詞はComicStudioで挿入している[9]

作品リスト

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連載

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読み切り

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  • 城戸みつるのささくれと枝毛(『月刊モーニングtwo』創刊号[4]、Vol.9(2008年6月号)、『モーニング』2008年28号)
  • 4コマ漫画(『まんがタイム』2011年10月号[28]) - 「新人さんいらっしゃ〜い!!」企画作品[28]
  • さとりません〜誘惑の塔子さん〜(『まんがくらぶ』2012年12月号[29]
  • 別にいいけど(『手塚・赤塚賞受賞作品集 平成24年度上期』収録[8]) - 第76回赤塚賞佳作[8]
  • 退学執行官揚羽(『ジャンプSQ.19』2014年5月号) - 『キドミツルクライシス』として『ジャンプ+』に再掲[30]
  • 記念すべき男(『ジャンプSQ.19』2014年5月号) - 『キドミツルクライシス』として『ジャンプ+』に再掲[31]
  • ファラオ不動産(『ジャンプSQ.19』2014年5月号) - 『キドミツルクライシス』として『ジャンプ+』に再掲[32]
  • 時効(『ジャンプSQ.19』2014年8月号) - 『キドミツルクライシス』として『ジャンプ+』に再掲[33]
  • ゲイルナビゲーション(『ジャンプSQ.19』2014年8月号) - 『キドミツルクライシス』として『ジャンプ+』に再掲[34]
  • ニケになる(『ジャンプSQ.19』2014年8月号) - 『キドミツルクライシス』として『ジャンプ+』に再掲[35]
  • 切腹の世界(『ジャンプSQ.19』2014年11月号) - 『キドミツルクライシス』として『ジャンプ+』に再掲[36]
  • つぼ地蔵(『ジャンプSQ.19』2014年11月号) - 『キドミツルクライシス』として『ジャンプ+』に再掲[37]
  • 最強生物(『ジャンプSQ.19』2014年11月号) - 『キドミツルクライシス』として『ジャンプ+』に再掲[38]
  • 初孫 - 『キドミツルクライシス』として『ジャンプ+』に再掲[39]
  • ハチと英二郎 - 『キドミツルクライシス』として『ジャンプ+』に再掲[40]
  • こんな来世はいかがでしょう(『ジャンプSQ.RISE』2018SPRING[41]) - 『キドミツルクライシス』として『ジャンプ+』に再掲[42]
  • なるたま!(『ジャンプSQ.RISE』2018SUMMER[43]) - 『キドミツルクライシス』として『ジャンプ+』に再掲[44]
  • お見合い - 『キドミツルクライシス』として『ジャンプ+』に再掲[45]

その他

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脚注

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  1. ^ a b c d e 週刊少年ジャンプジャンプSQ.編『手塚・赤塚賞受賞作品集 平成24年度上期』集英社、2013年6月、164頁。 
  2. ^ 城戸 みつる(漫画家)”. マンガペディア. 2024年3月30日閲覧。
  3. ^ a b c “宇宙人が地球で出会った“カワイイ”とは?城戸ミツルの新連載がSQ.で”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年10月4日). https://natalie.mu/comic/news/350388 2024年3月30日閲覧。 
  4. ^ a b “表紙はオノ・ナツメ!モーツー創刊号が復刻”. コミックナタリー (ナターシャ). (2014年8月25日). https://natalie.mu/comic/news/124364 2024年3月30日閲覧。 
  5. ^ 「モーニング・ツー」創刊号がデジタル復刊 8年前の中村光、オノ・ナツメ、小山宙哉らが並ぶ”. アニメ!アニメ!. イード (2014年8月25日). 2024年3月26日閲覧。
  6. ^ 「CONTENTS」『月刊モーニングtwo』Vol.1(2006年9月22日号)、講談社、2006年8月。 目次より。
  7. ^ a b 『まんがタイム』2010年5月号、芳文社、2010年4月、142頁。 
  8. ^ a b c 手塚・赤塚賞受賞作品集 平成24年度上期/週刊少年ジャンプ/ジャンプSQ.編 | 集英社 ― SHUEISHA ―”. 集英社 ― SHUEISHA ―. 2024年3月26日閲覧。
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m n pixiv発の作品が連載&コミックス化! 『北斎先生!!』城戸みつる先生インタビュー”. pixivision. pixiv (2015年2月2日). 2024年3月30日閲覧。
  10. ^ a b c “ARIAで「進撃の巨人」外伝、リヴァイとエルヴィンの出会い”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年9月28日). https://natalie.mu/comic/news/100298 2024年3月30日閲覧。 
  11. ^ a b “SQ.でギャグ新連載が2本始動、うまるちゃん&しらたまくんの出張版も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2015年8月4日). https://natalie.mu/comic/news/155962 2024年3月30日閲覧。 
  12. ^ a b c “琴子と九郎の結婚式?「虚構推理」の祝儀袋風掛け替えカバー、マガジンRに”. コミックナタリー (ナターシャ). (2016年4月20日). https://natalie.mu/comic/news/184316 2024年3月30日閲覧。 
  13. ^ a b “SFスポーツアクション&魑魅魍魎ファンタジー、マガジンRでW新連載”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年2月20日). https://natalie.mu/comic/news/270334 2024年3月30日閲覧。 
  14. ^ a b “優等生JKが睡魔に悶絶するコメディ「少年睡魔と今日も夜ふかし」マガポケで”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年8月13日). https://natalie.mu/comic/news/295249 2024年3月30日閲覧。 
  15. ^ #1・2 カワイスギクライシス”. ジャンプ+. 集英社 (2023年1月17日). 2024年3月26日閲覧。
  16. ^ “「カワイスギクライシス」来年4月放送、追加キャストに伊藤彩沙・宮本侑芽・中村悠一ら”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年12月18日). https://natalie.mu/comic/news/505588 2024年3月30日閲覧。 
  17. ^ 「CONTENTS」『ジャンプスクエア』2024年5月号、集英社、2024年4月4日。 目次より。
  18. ^ 城戸みつる「Fever!!〜貧乏レイジの同居人〜」『まんがタイム』2010年6月号、芳文社、2010年5月、113頁。 
  19. ^ 城戸みつる「Fever!!〜貧乏レイジの同居人〜」『まんがタイム』2010年7月号、芳文社、2010年6月、135頁。 
  20. ^ 城戸みつる「Fever!!〜貧乏レイジの同居人〜」『まんがタイム』2010年10月号、芳文社、2010年9月、61頁。 
  21. ^ 城戸みつる「Fever!!〜貧乏レイジの同居人〜」『まんがタイム』2011年7月号、芳文社、2011年6月、180頁。 
  22. ^ 城戸みつる「まだまだ浅野さん」『まんがタイム』2011年8月号、芳文社、2011年7月、105頁。 
  23. ^ 城戸みつる「まだまだ浅野さん」『まんがタイム』2013年5月号、芳文社、2013年3月、75頁。 
  24. ^ 城戸みつる「つくしんぼ」『まんがタイム』2013年4月号、芳文社、2013年3月、139頁。 
  25. ^ 城戸みつる「つくしんぼ」『まんがタイム』2014年8月号、芳文社、2014年7月、147頁。 
  26. ^ ハッピィミリィ”. マンガペディア. 2024年3月30日閲覧。
  27. ^ 【最終話】おやすみ睡魔と夜ふかしJK”. マガジンポケット. 講談社 (2019年4月1日). 2024年3月30日閲覧。
  28. ^ a b “まんがタイム10月号「スキップAD!いろはちゃん」連載化”. コミックナタリー (ナターシャ). (2011年9月7日). https://natalie.mu/comic/news/56143 2024年3月30日閲覧。 
  29. ^ 城戸みつる「さとりません〜誘惑の塔子さん〜」『まんがくらぶ』2012年12月号、竹書房、2012年11月、121頁。 
  30. ^ 退学執行官揚羽”. ジャンプ+. 集英社 (2023年5月23日). 2024年3月30日閲覧。
  31. ^ 記念すべき男”. ジャンプ+. 集英社 (2023年5月9日). 2024年3月30日閲覧。
  32. ^ ファラオ不動産”. ジャンプ+. 集英社 (2023年4月11日). 2024年3月30日閲覧。
  33. ^ 時効”. ジャンプ+. 集英社 (2023年1月31日). 2024年3月30日閲覧。
  34. ^ ゲイルナビゲーション”. ジャンプ+. 集英社 (2023年4月25日). 2024年3月30日閲覧。
  35. ^ ニケになる”. ジャンプ+. 集英社 (2023年6月27日). 2024年3月30日閲覧。
  36. ^ 切腹の世界”. ジャンプ+. 集英社 (2023年3月14日). 2024年3月30日閲覧。
  37. ^ つぼ地蔵”. ジャンプ+. 集英社 (2023年2月14日). 2024年3月30日閲覧。
  38. ^ 最強生物”. ジャンプ+. 集英社 (2023年1月3日). 2024年3月30日閲覧。
  39. ^ 初孫”. ジャンプ+. 集英社 (2023年1月17日). 2024年3月30日閲覧。
  40. ^ ハチと英二郎”. ジャンプ+. 集英社 (2023年2月28日). 2024年3月30日閲覧。
  41. ^ 『こんな来世はいかがでしょう?』城戸みつる”. ジャンプSQ.公式サイト. 集英社. 2024年3月30日閲覧。
  42. ^ こんな来世はいかがでしょう”. ジャンプ+. 集英社 (2023年3月28日). 2024年3月30日閲覧。
  43. ^ 『なるたま!』城戸みつる”. ジャンプSQ.公式サイト. 集英社. 2024年3月30日閲覧。
  44. ^ なるたま!”. ジャンプ+. 集英社 (2023年5月23日). 2024年3月30日閲覧。
  45. ^ お見合い”. ジャンプ+. 集英社 (2023年6月13日). 2024年3月30日閲覧。
  46. ^ a b “まんがタイム創刊400号!植田、むんこ、宮原らコメント”. コミックナタリー (ナターシャ). (2014年1月7日). https://natalie.mu/comic/news/107206 2024年3月30日閲覧。 
  47. ^ “マンガのふきだしに書き初めを!諫山創、真島ヒロら96名の「ふきぞめ」公開”. コミックナタリー (ナターシャ). (2015年1月1日). https://natalie.mu/comic/news/135056 2024年3月30日閲覧。 
  48. ^ a b “「青エク」10周年本にSQ.作家や鳥山明、尾田栄一郎ら70名超える作家が寄稿”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年6月4日). https://natalie.mu/comic/news/381784 2024年3月30日閲覧。 
  49. ^ “「ジャンプフェスタ」専用アプリ本日配信、ステージのスケジュールなども公開”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年12月9日). https://natalie.mu/comic/news/407983 2024年3月30日閲覧。 
  50. ^ “「ヘタリア」初のキャラブック発売、うすた京介・許斐剛・種村有菜らがイラスト寄稿”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年11月4日). https://natalie.mu/comic/news/452064 2024年3月30日閲覧。 

外部リンク

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