塩化トリブチルスズ
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塩化トリブチルスズ | |
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Chlorotri(butyl)stannane | |
別称 Tributylchlorotin TBTC | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 1461-22-9 |
PubChem | 15096 |
ChemSpider | 14368 |
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特性 | |
化学式 | C12H27ClSn |
モル質量 | 325.51 g mol−1 |
外観 | 無色粘稠な液体 |
密度 | 1.20 g·cm−3 (20 °C) |
融点 |
-9°C |
沸点 |
171°C |
危険性 | |
GHSピクトグラム | |
GHSシグナルワード | 危険(DANGER) |
Hフレーズ | H301,H312,H315,H317 H319,H360FD,H372,H410 |
Pフレーズ | P201,P273,P280,P301+310+330 P302+352+312,P305+351+338 |
引火点 | 108 °C (226 °F; 381 K) (closed cup) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
塩化トリブチルスズ(えんかトリブチルスズ、tributyltin chloride)は、化学式 (C4H9)3SnCl で表される有機化合物である。無色の液体で有機溶媒に溶ける。
調製と反応
[編集]この化合物は、塩化スズ(II)とテトラブチルスズ を組み合わせた再分配反応によって調製される。
- 3 (C4H9)4Sn + SnCl4 → 4 (C4H9)3SnCl
塩化トリブチルスズは、加水分解して酸化物 [(C4H9)3Sn]2O になる。
塩化トリブチルスズは、他の有機スズ化合物[1]と、トリブチルスズ のような試薬の前駆体として用いられる。
出典
[編集]- ^ A. F. Renaldo, J. W. Labadie, And J. K. Stille (1989). “Palladium-catalyzed Coupling Of Acid Chlorides With Organotin Reagents: Ethyl (E)-4-(4-nitrophenyl)-4-oxo-2-butenoate”. Org. Synth. 67: 86. doi:10.15227/orgsyn.067.0086.