外国樹種見本林
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外国樹種見本林(がいこくじゅしゅみほんりん)は、北海道旭川市にある国有林。
概要
[編集]明治期の北海道開拓において、木材需要の増加による用材や薪材の不足、河川の氾濫、漁獲高の減少などが生じ、伐採地跡に植林する際に外国樹種の特性を確認するため1898年(明治31年)に造成が開始された[1]。
行政的には嵐山・神居自然休養林を構成する3地区内の1地区であり、北海道森林管理局の上川中部森林管理署が管理する[2]。
旭川市の国道237号に近い美瑛川のほとりに位置する見本林は、総面積約15haで散歩道が整備されており、自由に散策できるようになっている[1]。
三浦綾子の小説『氷点』の舞台として有名で、入口近くに三浦綾子記念文学館がある[1]。
歴史
[編集]- 1898年(明治31年):ストローブマツ、ヨーロッパアカマツ、ヨーロッパカラマツの3種類を植林[1]。
- 1926年(大正15年):トドマツが植樹される。
- 1970年(昭和45年):国有林を市民に開放するレクリエーションの森として整備される[1]。
- 1998年(平成10年):三浦綾子記念文学館建設[1]。
- 2004年(平成16年):台風18号により大きな被害を受ける[1]。
- 2018年(平成30年):三浦綾子記念文学館・別館(分館)建設。
交通
[編集]典拠
[編集]- ^ a b c d e f g “旭川の国有林「外国樹種見本林」を知ろう”. 林野庁. 2024年8月25日閲覧。
- ^ 上川中部森林管理署・レクリエーションの森
外部リンク
[編集]座標: 北緯43度45分10.0秒 東経142度20分50.0秒 / 北緯43.752778度 東経142.347222度