外国語教育メディア学会
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外国語教育メディア学会(英文名称:The Japan Association for Language Education & Technology, LET)は、外国語教育を中心とする言語教育の理論および方法と、それに利用する教育メディアの研究をおこない、その分野の発展に寄与するとともに、会員相互の情報交換をおこなうことを目的として1961年(昭和36年)に創立された学術団体。略称はLET, Let((レット、エルイーティー)。旧名称は語学ラボラトリー学会 (The Language Laboratory Association of Japan, LLA)で、2000年に現在名称へ変更。 2012年3月末時点の会員は約1,500名。2012年現在の会長は竹内理。
機関誌 Language Education & Technology (旧名称は Language Laboratory ) を毎年刊行しているほか、全国規模の年次研究大会、不定期でFLEAT 国際研究大会(米国のIALLTと共催)や WorldCALL (EUROCALL, CALICO, IALLT, ATELL, CERCLES, CCALLと共催) を開催している。また支部活動も盛んで、支部ごとの紀要も発刊されている。その他、研究業績や教材開発に対して LET賞を与えている。
沿革
[編集]- 1961年 - 創立、初代会長は中島文雄
- 1961年 - 関西支部(9月16日)、関東支部(11月25日)をそれぞれ設置
- 1970年 - 九州支部(現在の名称は九州・沖縄支部)を設置
- 1972年 - 中部支部を設置
- 1981年 - 国際研究大会 Foreign Language Education and Technology (FLEAT) I を東京で開催
- 1985年 - 第13期学術会議に会員を選出
- 1992年 - 国際研究大会 Foreign Language Education and Technology (FLEAT) II を名古屋で開催
- 1990年 - 創立30周年記念大会を神戸で開催
- 1997年 - 国際研究大会 Foreign Language Education and Technology (FLEAT) III をカナダ・ビクトリアで開催
- 2000年 - 学会名称を語学ラボラトリー学会 (LLA) から外国語教育メディア学会 (LET) へ改称
- 2000年 - 創立40周年記念国際研究大会 Foreign Language Education and Technology (FLEAT) IV を神戸で開催
- 2005年 - 国際研究大会 Foreign Language Education and Technology (FLEAT) V をアメリカ・ソルトレークで開催
- 2008年 - 国際研究大会 WorldCALL 2009 を福岡で開催
- 2010年 - 創立50周年記念大会(全国大会通算第50回)を横浜で開催
機関誌
[編集]- Language Education & Technology(2012年現在で49号。38号までは Language Laboratory がタイトル)CiNii で本文検索可能
- LET 通信 (Newsletter) (2012年現在で93号)
- LETメールマガジン(2012年現在で89号)
歴代会長
[編集]- 中島文雄(東京大学)[1962-1976]
- 黒田巍(東京教育大学)[1976-1983]
- 天野一夫(千葉大学)[1983-1986]
- 高本捨三郎(明治学院大学)[1986-1988]
- 丹羽義信(名古屋大学)[1988-1994]
- 羽鳥博愛(東京学芸大学)[1994-1998]
- 浅野博(筑波大学)[1998-2002]
- 國吉丈夫(千葉大学)[2002-2004]
- 大八木廣人(拓殖大学)[2004-2006]
- 木下正義(福岡国際大学)[2006-2010]
- 竹内理(関西大学)[2010-2016]
- 柳善和(名古屋学院大学)[2016-]
加盟団体
[編集]参考文献
[編集]- 『外国語教育メディア学会50年の歩みーLLAからLET そして未来へ』(ISBN 978-4-7647-1105-1) 金星堂
- LL歴史資料館(関西外国語大学内)