白丸ダム
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(多摩川第三発電所から転送)
白丸ダム | |
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所在地 |
左岸:東京都西多摩郡奥多摩町白丸字馬沢石 右岸:東京都西多摩郡奥多摩町白丸字上ル瀬 |
位置 | 北緯35度48分40秒 東経139度07分27秒 / 北緯35.81111度 東経139.12417度 |
河川 | 多摩川水系多摩川 |
ダム湖 |
白丸調整池 (通称:白丸湖) |
ダム諸元 | |
ダム型式 | 重力式コンクリートダム |
堤高 | 30.3 m |
堤頂長 | 61.0 m |
堤体積 | 14,161 m3 |
流域面積 | 134.0 km2 |
湛水面積 | 9.0 ha |
総貯水容量 | 893,000 m3 |
有効貯水容量 | 300,000 m3 |
利用目的 | 発電 |
事業主体 | 東京都交通局 |
電気事業者 | 東京都交通局 |
発電所名 (認可出力) |
多摩川第三発電所 (16,400kW) 白丸発電所 (1,100kW) |
施工業者 | 鹿島建設 |
着手年 / 竣工年 | [[1960年(昭和35年)]] / [[1963年(昭和38年)[1]]] |
白丸ダム(しろまるダム)は、多摩川上流部の東京都西多摩郡奥多摩町白丸にある重力式コンクリートダム。堤高は30.3m。東京都交通局が1963年(昭和38年)に完成させ、管理している水力発電用ダムである[1]。正式名称は白丸調整池ダムといい[1]、ダム湖(人造湖)は白丸調整池ダムまたは白丸湖と呼ばれる[2]。
概要
[編集]多摩川を西南西に遡ると、最上流のダムである小河内ダム(奥多摩湖)がある。その主目的は東京都水道局による上水道用水確保であるが、東京都交通局が多摩川第一発電所(最大出力1万9000kW[1])を併設して1957年(昭和32年)から発電を行なっている。その水を下流でも発電に使うため、東京都交通局が白丸狭窄地帯と呼ばれる多摩川断崖の谷に建設した。約5キロメートル下流にある多摩川第三発電所(最大出力1万6400kW)へ送水している[1]ほか、2000年(平成12年)11月には白丸ダム直下に、観光用の放流水を利用する白丸発電所(最大出力1100kW)が建設された[3]。これらの電力を利用することで、交通局が経営する都電荒川線は2024年(令和6年)4月から100%水力発電由来の電力で運行されている[1]。
多摩川に生息する魚類がダムの上流と下流を行き来できるように、国土交通省が魚道を2001年(平成13年)に新設した[4]。この魚道は長さ約330m、高低差約27メートルと日本国内最大級であり、水の流れを緩くして魚が休憩できる箇所を設けており、ヤマメやアユの遡上が確認されている[1]。
アクセス
[編集]JR東日本青梅線の鳩ノ巣駅[1]または白丸駅から徒歩10分。
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白丸湖
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多摩川第三発電所
白丸ダムが登場する作品
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h [探訪 ググっと首都圏]白丸調整池ダム(東京都奥多摩町)東京唯一の発電用 魚道は日本最大級『日本経済新聞』朝刊2024年10月4日(東京・首都圏経済面)
- ^ JR東日本「青梅線・五日市線の旅」サイト内:白丸湖(2024年11月19日閲覧)
- ^ 東京都交通局トピックス「白丸発電所が運転を開始します」(インターネットアーカイブ)
- ^ 多摩川散策マップ 上流編1 国土交通省関東地方整備局