コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

夜の彷徨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『夜の彷徨』
ラリー・カールトンスタジオ・アルバム
リリース
録音 カリフォルニア州ハリウッド ルーム335[1]
ストリングス: ウェスタン・スタジオ#1[1]
ジャンル フュージョン
時間
レーベル ワーナー・ブラザース・レコード
プロデュース ラリー・カールトン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 46位(日本[2]
  • 174位(アメリカ[3]
  • ラリー・カールトン アルバム 年表
    シンギング&プレイング
    (1973年)
    夜の彷徨
    (1978年)
    MR.335 ライヴ・イン・ジャパン
    (1979年)
    テンプレートを表示

    夜の彷徨』(よるのさまよい、原題:Larry Carlton)は、アメリカ合衆国ギタリストラリー・カールトン1978年に発表したスタジオ・アルバム

    背景

    [編集]

    カールトンは1976年にザ・クルセイダーズを脱退し、その後ソロ名義でワーナー・ブラザース・レコードとの契約を得て本作をリリースした[4]。「ナイト・クロウラー」は、ザ・クルセイダーズ名義のアルバム『旋風に舞う英語版』に提供した曲のリメイクで、オリジナル・ヴァージョンではウィルトン・フェルダーのサックスが主旋律を奏でていたが、本作ではカールトンのギターが主旋律を受け持った[5]

    反響・評価

    [編集]

    母国アメリカでは、1978年10月14日付のBillboard 200で174位に達した[3]。日本のオリコンLPチャートでは16週トップ100入りし、最高46位を記録した[2]

    Jason Eliasはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け、収録曲「ルーム335」について「彼の初期のソロ・ワークにおけるスタイルをお膳立てした」、「リオのサンバ」に関して「本アルバムのベスト・トラック」「グレッグ・マティソンのキーボード・ワークに支えられて、カールトンが驚異的なフレーズを弾き、同時期のリー・リトナーの作品よりも逞しい内容となった」と評している[5]

    収録曲

    [編集]

    特記なき楽曲はラリー・カールトン作。2. 6.を除く全曲ともインストゥルメンタル

    1. ルーム335 "Room 335" - 5:39
    2. 彼女はミステリー "Where Did You Come From" (William Smith, Eric Mercury) - 3:33
    3. ナイト・クロウラー "Nite Crawler" - 5:23
    4. ポイント・イット・アップ "Point It Up" - 4:59
    5. リオのサンバ "Rio Samba" - 6:59
    6. 恋のあやまち "I Apologize" (W. Smith, E. Mercury) - 4:19
    7. 希望の光 "Don't Give It Up" - 6:06
    8. 昨日の夢 "(It Was) Only Yesterday" - 4:36

    参加ミュージシャン

    [編集]

    脚注

    [編集]
    1. ^ a b CD英文ブックレット内クレジット
    2. ^ a b 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』オリジナルコンフィデンス、1990年、313頁。ISBN 4-87131-025-6 
    3. ^ a b Larry Carlton Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2020年9月5日閲覧。
    4. ^ Skelly, Richard. “Larry Carlton - Biography”. AllMusic. 2020年9月5日閲覧。
    5. ^ a b Elias, Jason. “Larry Carlton - Larry Carlton”. AllMusic. 2020年9月5日閲覧。

    外部リンク

    [編集]