夜の彷徨
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『夜の彷徨』 | ||||
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ラリー・カールトン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
カリフォルニア州ハリウッド ルーム335[1] ストリングス: ウェスタン・スタジオ#1[1] | |||
ジャンル | フュージョン | |||
時間 | ||||
レーベル | ワーナー・ブラザース・レコード | |||
プロデュース | ラリー・カールトン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ラリー・カールトン アルバム 年表 | ||||
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『夜の彷徨』(よるのさまよい、原題:Larry Carlton)は、アメリカ合衆国のギタリスト、ラリー・カールトンが1978年に発表したスタジオ・アルバム。
背景
[編集]カールトンは1976年にザ・クルセイダーズを脱退し、その後ソロ名義でワーナー・ブラザース・レコードとの契約を得て本作をリリースした[4]。「ナイト・クロウラー」は、ザ・クルセイダーズ名義のアルバム『旋風に舞う』に提供した曲のリメイクで、オリジナル・ヴァージョンではウィルトン・フェルダーのサックスが主旋律を奏でていたが、本作ではカールトンのギターが主旋律を受け持った[5]。
反響・評価
[編集]母国アメリカでは、1978年10月14日付のBillboard 200で174位に達した[3]。日本のオリコンLPチャートでは16週トップ100入りし、最高46位を記録した[2]。
Jason Eliasはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け、収録曲「ルーム335」について「彼の初期のソロ・ワークにおけるスタイルをお膳立てした」、「リオのサンバ」に関して「本アルバムのベスト・トラック」「グレッグ・マティソンのキーボード・ワークに支えられて、カールトンが驚異的なフレーズを弾き、同時期のリー・リトナーの作品よりも逞しい内容となった」と評している[5]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はラリー・カールトン作。2. 6.を除く全曲ともインストゥルメンタル。
- ルーム335 "Room 335" - 5:39
- 彼女はミステリー "Where Did You Come From" (William Smith, Eric Mercury) - 3:33
- ナイト・クロウラー "Nite Crawler" - 5:23
- ポイント・イット・アップ "Point It Up" - 4:59
- リオのサンバ "Rio Samba" - 6:59
- 恋のあやまち "I Apologize" (W. Smith, E. Mercury) - 4:19
- 希望の光 "Don't Give It Up" - 6:06
- 昨日の夢 "(It Was) Only Yesterday" - 4:36
参加ミュージシャン
[編集]- ラリー・カールトン - ギター(all songs)、リード・ボーカル(on #2, #6)
- グレッグ・マティソン - キーボード
- エイブラハム・ラボリエル - エレクトリックベース
- ジェフ・ポーカロ - ドラムス
- パウリーニョ・ダ・コスタ - パーカッション
- ウィリアム・スミス - バックグラウンド・ボーカル
- ジェリー・ヴィンチ - コンサートマスター
脚注
[編集]- ^ a b CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』オリジナルコンフィデンス、1990年、313頁。ISBN 4-87131-025-6。
- ^ a b “Larry Carlton Chart History - Billboard 200”. Billboard. 2020年9月5日閲覧。
- ^ Skelly, Richard. “Larry Carlton - Biography”. AllMusic. 2020年9月5日閲覧。
- ^ a b Elias, Jason. “Larry Carlton - Larry Carlton”. AllMusic. 2020年9月5日閲覧。