夜明けのMEW
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「夜明けのMEW」 | ||||
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小泉今日子 の シングル | ||||
初出アルバム『ザ・ベスト』 | ||||
B面 | Non Non Non | |||
リリース | ||||
ジャンル |
ポップス 歌謡曲 | |||
時間 | ||||
レーベル | ビクター音楽産業 | |||
作詞 | 秋元康 | |||
作曲 | 筒美京平 | |||
チャート最高順位 | ||||
小泉今日子 シングル 年表 | ||||
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「夜明けのMEW」(よあけのミュー)は小泉今日子の19枚目のシングル。1986年7月10日にビクター音楽産業から発売された。
制作
[編集]表題曲「夜明けのMEW」は、小泉のシングルでは珍しいミディアムテンポの楽曲。歌詞はシングルとして初となる ″僕″ の一人称で歌いかける男性目線で書かれており、恋人を ″ミュー″ という子猫に擬えて歌いかける内容になっている[1]。猫を題材として楽曲制作が行われた理由としては、本作のリリースと同時期の7月に公開された畑正憲監督の映画『子猫物語』の劇中で、小泉が声の出演として谷川俊太郎作の詩の朗読をしたことによる[3]。作詞を手掛けた秋元康は、ディレクターの田村充義から「猫でお願いします」とテーマを提示されてまず ″ミュー″ という言葉を思い付き、その語感から来るやわらかさや切なさを意識して詞を書いていったと話している[3]。本作は詞先で書かれているが、秋元は作詞をしながらスローな曲になりそうなイメージがあったといい、上がって来た曲を聴いた時に「僕がこの曲で何をやりたいか(筒美)京平さんはちゃんとトランスレート(翻訳)してくれてると思った」と振り返っている[3]。
小泉は同年末に放送された第37回NHK紅白歌合戦に出場し、本楽曲を歌唱した。
1991年11月には8cmCDがリリースされている(カップリングは「魔女」)。
収録曲
[編集]夜明けのMEW
[編集]- 夜明けのMEW (3分48秒)
- Non Non Non (3分25秒)
夜明けのMEW/魔女
[編集]カバー
[編集]- ノーランズ「DAYBREAK (夜明けのMEW)」(1991年/アルバム『ROCK AND ROLLING IDOL -NANTETTATTE IDOL-』収録。英語詞でのカバー。)
- 岩崎宏美(2019年/アルバム「Dear Friends VIII 筒美京平トリビュート」収録。)
関連項目
[編集]- 1986年の音楽
- 安座間美優(名前の読み仮名「みゅう」は、この曲からつけられた[4])
- クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁(挿入歌として使用された)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b “小泉 今日子「夜明けのMEW」の楽曲(シングル)・歌詞ページ”. レコチョク. 2023年7月29日閲覧。
- ^ a b c d オリコンランキング情報サービス「you大樹」
- ^ a b c 松永 2017, p. 124-128
- ^ 安座間美優、32歳での初写真集「Mew」で向き合った“自分自身” | WEBザテレビジョン
参考資料
[編集]- 松永良平:著『コイズミクロニクル〜コンプリートシングルベスト 1982-2017〜 初回特典「コイズミシングル~小泉今日子と50のシングル物語」』ビクターエンタテインメント、2017年5月17日。