大井川鉄道スロフ1形客車
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大井川鉄道スロフ1形客車 | |
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スロフ2 プラザロコにて | |
基本情報 | |
製造所 | 帝國車輛工業 |
主要諸元 | |
編成 | 1 |
軌間 | 1,067 mm |
車両定員 | 16 |
車両重量 | 6.5 t |
全長 | 7,300 mm |
車体長 | 6,700 mm |
全幅 | 1,830 mm |
全高 | 2,600 mm |
制動装置 | 自動空気ブレーキ |
大井川鉄道スロフ1形客車(おおいがわてつどうスロフ1がたきゃくしゃ)は、かつて大井川鉄道(現・大井川鐵道)が所有していた井川線用の客車。
概要
[編集]中部電力専用鉄道時代に製造された車両である。1953年(昭和28年)に帝國車輛工業で2両が製造され、1954年(昭和29年)年4月に竣工した。来客用として製造され、作業員輸送用のスハフ1形と区別するため、車両称号は一等車扱いで「スロフ」となった。
車体は小窓が7つ並び、乗降用扉は側面向かって右端に折戸が配置されている。両側面とも同じ割付になっているため、点対称の扉配置となる。車内は8人がけのロングシートが通路を挟んで両側にあり、定員は立席なしで16名となっている。全長7,300 mm・全高2,600 mm・車体幅1,830 mm・自重6.5 tという、国鉄の2軸貨車並み[1]の小型車ながら、ボギー車となっている。
定員が少ないため、次第に予備車として使用されるようになり、1990年(平成2年)10月30日付で廃車。廃車後は2両とも新金谷駅前の「プラザロコ」で静態保存されており、車内への立ち入りも可能である。
注記
[編集]- ^ 参考までに、2軸貨車の国鉄ワム80000形貨車は全長9,650 mm・全高3,703 mm・車体幅2,882 mm・自重11.3 t。
参考文献
[編集]- 保育社『私鉄の車両14 大井川鉄道』
- ネコ・パブリッシング『RM LIBRARY 96 大井川鐵道井川線』
- 交通新聞社『私鉄車両編成表 '91年版』
外部リンク
[編集]- ロコミュージアムに行こう(公式サイト)