大塚雅彦
おおつか まさひこ 大塚 雅彦 | |
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生年月日 | 1964年4月14日(60歳) |
出生地 | 日本・福岡県 |
職業 | |
ジャンル | |
事務所 | トリガー(代表取締役社長) |
大塚 雅彦(おおつか まさひこ、1964年4月14日 - )は、日本のアニメ演出家・監督、実業家[1]。福岡県出身[1]。株式会社トリガー代表取締役社長[2]。
経歴
[編集]中学1年のときに第1作が公開された『スター・ウォーズ』がきっかけで実写映画の仕事を志す[1][注 1]。西南学院高等学校在学中は映画研究会で映画を撮ることにのめり込む[1]。映像関係の仕事に直結しそうな専門学校に進むつもりだったが、「大学だけは出てほしい」という両親の説得で、大阪芸術大学芸術学部映像計画学科[注 2]への進学を決める[1]。
大学卒業後、実写映画で助監督をしていた時、「宮崎駿に会ってみたい」「アニメも1本くらいなら」という軽い気持ちで面接を受けたスタジオジブリに入社[2]。『平成狸合戦ぽんぽこ』『耳をすませば』の2作に監督助手として参加し、高畑勲や近藤喜文の下で働く[2]。本来はエンターテインメント性の高い宮崎駿作品が好みだったが、スタジオジブリという作画アニメの頂点のようなスタジオで絵を描かない高畑勲が演出するのを目の当たりにして「こういうやり方なら自分もアニメをやれるかもしれない」と思うようになる[2]。
1995年、テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』に演出助手として参加したのち、ガイナックスに所属[2]。同社作品の演出を手掛けるかたわら、実写映画のキャリアを生かして助監督として参加した『ラブ&ポップ』など、庵野秀明作品に多く携わる[2]。また、庵野の推薦により『ぷちぷり*ユーシィ』で初の監督を務める。その後、庵野が『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』制作のためにガイナックスを去ってしまい、大塚を含む残留組で『天元突破グレンラガン』を制作することになった[2][注 3]。
2011年8月、ガイナックスを退社して元同僚の今石洋之と舛本和也と共にアニメ制作会社トリガーを設立[3]。ウルトラスーパーピクチャーズの子会社となり、ウルトラスーパーピクチャーズ取締役に就任。
2019年1月21日、ウルトラスーパーピクチャーズ取締役を退任。
2021年、『スター・ウォーズ: ビジョンズ』の「The Elder」の監督を最後に、後進の育成やTRIGGERの経営に注力していくことを表明[4][5]。
参加作品
[編集]テレビアニメ
[編集]- 1995年
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- 新世紀エヴァンゲリオン(1995年 - 1996年、演出・演出助手)
- 1998年
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- 彼氏彼女の事情(1998年 - 1999年、絵コンテ・演出)
- 1999年
- 2001年
- 2002年
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- アベノ橋魔法☆商店街(演出)
- ぷちぷり*ユーシィ(2002年 - 2003年、監督)
- 2004年
-
- この醜くも美しい世界(演出)
- 2005年
-
- これが私の御主人様(絵コンテ・演出)
- 2007年
-
- 天元突破グレンラガン(副監督・脚本・絵コンテ・演出・演出補(最終話))
- 電脳コイル(絵コンテ)
- 2008年
-
- 薬師寺涼子の怪奇事件簿(絵コンテ・演出)
- 2010年
-
- パンティ&ストッキングwithガーターベルト(副監督・シナリオ・コンテ・演出)
- 2011年
-
- C(絵コンテ)
- 2013年
-
- キルラキル(アニメーションプロデューサー・OPED演出)
- 2014年
-
- 異能バトルは日常系のなかで(総監督・シリーズ構成・脚本)
- 2016年
-
- キズナイーバー(チーフプロデューサー)
- 2017年
-
- リトルウィッチアカデミア(エグゼクティブプロデューサー・脚本)
- 2018年
-
- ダーリン・イン・ザ・フランキス(制作統括・脚本)
- SSSS.GRIDMAN(企画)
- 2020年
-
- BNA ビー・エヌ・エー(音響監督・絵コンテ)
劇場アニメ
[編集]- 1994年
-
- 平成狸合戦ぽんぽこ(監督助手)
- 1995年
-
- 耳をすませば(監督助手)
- 1997年
-
- 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生(演出助手)
- 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(演出助手)
- 2013年
-
- リトル ウィッチ アカデミア(脚本)
OVA
[編集]- 電脳戦隊ヴギィ'ズ★エンジェル(1997年、演出)
- フリクリ(2000年 - 2001年、演出)
- まかせてイルか!(2004年、演出)
- トップをねらえ2!(2004年 - 2006年、演出)
Webアニメ
[編集]- KY系JCクウキちゃん(2013年、プロデューサー)
- The Elder(『スター・ウォーズ: ビジョンズ』)(2021年、監督)
- サイバーパンク サイバーパンク:エッジランナーズ(2022年、シリーズ構成・脚本)
実写映画
[編集]- ラブ&ポップ(1998年、監督助手)
関連項目
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e “10代の思い出を語る【アニメーションスタジオ・トリガー代表 大塚雅彦】”. 大阪芸術大学 (2021年6月11日). 2023年3月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “話題のアニメ映画『プロメア』を制作したトリガー社長が来阪! トークイベント&マサラ上映、熱い1日をレポート”. Walkerplus. KADOKAWA (2019年9月13日). 2023年3月2日閲覧。
- ^ “アニメスタジオ"TRIGGER"。『グレンラガン』『キルラキル』を生み出した、その成り立ちと作品を語る――舛本和也氏×若林広海氏対談”. ファミ通. KADOKAWA (2019年5月24日). 2023年3月2日閲覧。
- ^ “「スター・ウォーズ:ビジョンズ」TRIGGERが手がける2作品の場面カット公開”. コミックナタリー. 株式会社ナターシャ (2021年9月14日). 2023年3月4日閲覧。
- ^ “『The Elder』でアニメ制作業に"一区切りつける"―TRIGGER・大塚雅彦監督インタビュー【スター・ウォーズ:ビジョンズ】”. アニメ!アニメ!. イード (2021年10月16日). 2023年3月4日閲覧。
外部リンク
[編集]- 大塚雅彦 (@tuka_trg) - X(旧Twitter)