大月短期大学附属高等学校
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大月短期大学附属高等学校 | |
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大月短期大学附属高等学校(2013年9月) | |
北緯35度36分46.6秒 東経138度56分49.7秒 / 北緯35.612944度 東経138.947139度 | |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 大月市 |
学区 | 山梨県全域 |
設立年月日 | 1956年2月14日 |
創立記念日 | 4月14日[1] |
閉校年月日 | 2014年3月31日 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 単位制 |
設置学科 |
普通科 商業科 |
学期 | 3学期制 |
高校コード | 19134F |
校地面積 |
17,062m2 (大月短期大学との共有) |
校舎面積 | 5,459m2 [2] |
所在地 | 〒401-0012 |
山梨県大月市御太刀1丁目16番2号 | |
外部リンク |
www |
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大月短期大学附属高等学校(おおつきたんきだいがくふぞくこうとうがっこう、英語: Ohtsuki High School)は、かつて山梨県大月市御太刀1丁目に所在した市立の高等学校。大月短期大学の附属学校。通称は「大月高校」もしくは「月短」。
概要
[編集]1956年4月の開校から2014年3月の閉校まで58年にわたる歴史があり、その間、13,394人[3]の出身者を世に送り出してきた。
2005年5月1日時点の在校生数は、1年 147人、2年 184人、3年 190人、計 521人であり、また、2011年5月1日時点の在校生数は、1年 110人、2年 137人、3年 136人、計 383人であった[4]。教員数は2005年ないし2010年の平均値で42.3人であった[5]。
設置学科
[編集]進路状況
[編集]最終年度にあたる2013年度の進路状況は進学51.6%・就職32.8%であり、卒業年度によって変動幅は見られるが、全体の概ね5割ないし6割にあたる進学者の方が多い[6]。進学先の4年制大学・短期大学等と専修学校等の割合は4:6ないし3:7の比率であった。また、就職先は県内が7~8割を占め、県外就職に比べ地元志向が強い。
沿革
[編集]- 1955年 - 12月 北都留地区市町村教育委員会連絡協議会長他7人を発起人とする市立大月短期大学附属商業高校早期設置の陳情書が山梨県知事、山梨県会議長あてに提出される。
- 1956年 -
- 2月14日 市立大月短期大学内に附属高等学校開設。普通科・商業科を設置。
- 4月14日 開校式挙行。
- 1958年 -
- 4月1日 普通科募集定員1学級増加。
- 10月1日 校旗および学園歌制定。
- 1959年 - 3月1日 第1回卒業式挙行。
- 1960年 - 4月1日 普通教室8教室増加。
- 1963年 - 4月1日 商業科募集定員1学級増加。
- 1965年 - 4月1日 商業科特別教室6教室増加。募集定員、商業科2学級、普通科1学級増加。
- 1966年 - 4月14日 創立10周年記念式典挙行。
- 1968年 -
- 4月1日 普通科募集定員1学級増加。
- 11月27日 4階建新校舎落成。
- 1970年 - 4月1日 商業科募集定員1学級増加。
- 1971年 - 4月1日 商業科募集定員1学級増加。
- 1972年 -
- 2月10日 屋内体育館竣工祝賀会挙行。
- 4月1日 商業科募集定員7学級とし、普通科生徒募集停止。
- 1973年 -
- 1974年 -
- 2月19日 岩殿ホール竣工祝賀会挙行。
- 4月1日 全学級商業科に移行。
- 1976年 - 11月18日 創立20周年式典挙行。
- 1979年 - 4月21日 テニスコート竣工式挙行。
- 1980年 - 10月23日 学園歌碑建立。
- 1985年 -
- 10月 大月市長から大月短期大学及び附属高等学校運営委員会への「大月市立大月短期大学及び同附属高等学校の将来構想」にかかる諮問(同年6月)に対して、短期大学との分離および同一敷地からの移転が答申される[注釈 2]。
- 11月27日 創立30周年記念式典挙行。
- 1991年 - 4月1日 募集定員6学級となる。短大校舎増築に伴い短大棟移管。
- 1992年 - 4月1日 普通科2学級復活、商業科4学級と併設。
- 1995年 - 8月22日 オーストラリアのハービー・ベイ市へ親善交流生派遣。
- 1996年 - 11月14日 創立40周年記念式典挙行。
- 2003年 - 4月 大月短期大学との高大連携により、特別聴講生としての短大受講を開始[注釈 3]。
- 2005年 - 9月 急激な少子化の影響などを背景に、市から「大月市立大月短期大学附属高等学校基本問題審議会」に対し(1)附属高校の存続、(2)附属高校の発展、活性化策に関する事項が諮問される。以降6回にわたって開催され、2006年3月に答申される(当面存続の結論としつつ「存続困難な場合」を言及)[8]。
- 2009年 - 7月 「大月市立大月短期大学附属高等学校基本問題審議会」に対し、大月短期大学附属高等学校存続の是非について諮問される。以降6回にわたって開催され、同年12月に答申があり「閉校はやむなし」との結論に至る[8]。
- 2012年 - 4月 生徒募集停止。
- 2013年 -
- 2014年 - 3月31日 閉校。
- 2016年 - 5月 本校校舎(「高校棟」[9])の解体工事が完了[10]。翌2017年3月、その跡地[11][12]に大月短期大学の新校舎(木造校舎「L号館」[13])が竣工。
- 2018年 - 1月 岩殿ホールの解体工事が完了[14][10]。
基礎データ
[編集]所在地
[編集]- 〒401-0012 山梨県大月市御太刀1丁目16番2号
通学区域
[編集]制服
[編集]1994年(平成6年)に制服が変わった。女子用の冬服は森英恵のデザインによるもの[要出典]。
部活動
[編集]※ 主に2004年頃のもの[16]。珠算や簿記のように商業科に関わるクラブも見られる。
運動部
[編集]- 野球部
- サッカー部(男)
- ハンドボール部(男)
- 卓球部(男・女)
- 陸上部(男・女)
- 剣道部(男・女)
- バスケット部(男・女)
- バレー部(女)
- ソフトボール部(女)
- ソフトテニス部(女)
文化部
[編集]- 茶道部
- 箏曲部
- 華道部
- 陶芸部
- 時局問題部
- 演劇部
- 文芸部
- 美術部
- 書道部
- 写真部
- 吹奏楽部
- 珠算部
- 簿記部
- ワープロ部
- パソコン部
- 英会話部
- インターアクト部
高校関係者と組織
[編集]著名な卒業生
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 商業高等学校における類型制の導入は、当時の産業界からの職業専門教育に対する要請に応じ、1959年9月29日の中央教育審議会建議「高等学校における産業教育の改善について」[7]の中で求められたもの(第4「商業教育について」に記載)。一般的に、初年次は共通基礎科目を学習し、進級とともにより会計や簿記など専門教育に特化した類型に分かれて学習することが考えられるが、本校で実際に導入された類型については不詳。
- ^ のち、分離移転の早期実施は困難として、1987年にそのための教育施設整備基金(2004年度末時点の積立額は9億3千600万円)が設置され、将来に向けての財源確保が図られたが、分離移転の実現には至らなかった。
- ^ 実績は2003年度5人、2004年度9人、2005年度11人など。
出典
[編集]- ^ 大月短期大学附属高等学校学則(2013年11月11日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ 「学校別校舎及び屋内運動場、プール保有状況」『大月市統計書(平成25年度版)』(PDF)大月市、2016年3月、115頁 。
- ^ 『閉校記念碑』に記された「校蹟」より引用。
- ^ 「校種及び学校別園児・児童・生徒・学生数の推移」『大月市統計書(平成23年度版)』(PDF)大月市、2012年6月、109頁 。
- ^ 「校種・学校別教員(本務者)・職員・学級数の推移」『大月市統計書(平成23年度版)』(PDF)大月市、2012年6月、113頁 。
- ^ 「進路別卒業者数の推移」『大月市統計書(平成23年度版)』(PDF)大月市、2018年3月、119頁 。
- ^ 平原春好、土屋基規「戦後日本の教育関係審議会答申年表」『教育学研究』第44巻第4号、一般社団法人 日本教育学会、1977年12月、5頁、doi:10.11555/kyoiku1932.44.4_348。
- ^ a b 大月市立大月短期大学附属高等学校基本問題審議会(2015年5月12日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ 大月短期大学管理棟・高校棟解体工事「一般競争入札」公告 - ウェイバックマシン(2023年5月7日アーカイブ分)
- ^ a b 大月市立大月短期大学の沿革(2023年3月9日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ 「大月短期大C号棟残し全て解体」『山梨建設新聞』日本工業経済新聞社、2013年5月28日。オリジナルの2023年5月7日時点におけるアーカイブ。
- ^ 「大月市短期大学 5月頃までに実施設計」『山梨建設新聞』日本工業経済新聞社、2014年3月20日。オリジナルの2023年5月7日時点におけるアーカイブ。
- ^ 新校舎(L号館)建設の様子(2023年3月9日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ 大月短期大学S号館・岩殿ホール解体及び外構工事「一般競争入札」公告 - ウェイバックマシン(2023年5月7日アーカイブ分)
- ^ 大月短期大学附属高等学校の通学区域を定める規則(2013年11月11日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ 大月短期大学附属高等学校 部活紹介 - ウェイバックマシン(2004年6月7日アーカイブ分)
参考文献
[編集]- 創立40周年記念誌. 大月短期大学附属高等学校40周年記念事業実行委員会. (1996年11月)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 大月短期大学附属高等学校 公式ホームページ - ウェイバックマシン(2004年6月15日アーカイブ分)